浦和、シーズン終了後に解任監督交え反省会
解任が決まったエンゲルス監督(中央)=さいたま市内のクラブハウス
J1浦和の藤口光紀社長(59)は27日、シーズン中にもかかわらずエンゲルス監督に解任を通告したことを会見で説明。さらに今季終了後にエンゲルス監督を交え、今季の敗因分析を究明するための“反省会”を開く考えを明かした。
全日程終了前の解任通告について藤口社長は「これまで(5年間)コーチをやってもらい、今季も途中から指揮を執ってもらい感謝している。だが、ゲルト(監督)と話していて空気が重かった。スッキリさせた方がお互いのためだと思った」。解任通告前に次期監督候補・フィンケ氏の来日を許すなど、後任人事の手順に問題を残しただけに、苦しい言い分だった。
同社長は「終わってゲルトとから話し合う。ねぎらいもあるし、反省すべき点は反省して来季につなげたい」と“反省会”の計画も明かしたが、解任後の指揮官から有効な意見を聞き出せるかは疑問符が付くところだ。
さらに報道陣からは藤口社長自らの責任を問う声も上がったが「クラブを預かる者として、毎日が責任だが、今はまだシーズン中」とだけ話し、口をつぐんだ。