細貝が代理人契約…浦和の柱へ北京からステップ

　Ｕ―２３日本代表候補に選出されたＭＦ細貝萌（２２）＝浦和＝がＦＩＦＡ代理人でアスリートプラス社の大野祐介氏（３４）と代理人契約を結んだことが３０日、明らかになった。

　カメルーン代表戦前日の６月１１日、非公開練習中に左足首をねんざし、現在リハビリ中の細貝だが、１対１の対応力など絶大な守備力と豊富な運動量は北京世代随一。五輪代表では最終ラインでの選出となったが、今季浦和では念願だった本職のボランチで定位置をつかみ、昨季の世界クラブ選手権では右サイドバックで先発。ＡＣミランのチェコ代表ＤＦマレク・ヤンクロフスキを体当たりで吹っ飛ばした戦術的な柔軟性も兼ね備える。

　「細貝はあの年代で一番（才能を）持っている」と、故障離脱までレッズで中盤の底をともに支えた日本代表ＤＦ田中マルクス闘莉王（２７）も珍しく絶賛する実力者だ。

　ＤＦ宮本恒靖（ザルツブルク）、ＧＫ山岸範宏（浦和）とも契約を結ぶ大野代理人は「細貝選手には北京五輪出場をステップに、レッズの将来を支える存在に成長してほしい」と期待。「ツネ様」と呼ばれる宮本同様、端正なマスクとキャプテンシーを兼ね備える「もえ様」が北京五輪をステップに、飛躍を目指す。

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（2008年7月1日06時01分  スポーツ報知）