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相馬ロシア移籍も!名門クラブ獲得に興味

エンゲルス監督(右)と談笑する相馬
エンゲルス監督(右)と談笑する相馬
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 浦和の左MF相馬崇人(26)が今オフ、ロシアへ移籍する可能性が出てきた。30日にロシアの大物代理人、ヴィクトル・ハラプルディン氏と移籍を見据えた提携関係を結んだことが明らかになった。不動の左サイドに成長した今季は、既に田辺伸明氏とも代理人契約を締結。早くもCSKAモスクワ、スパルタク・モスクワなどが獲得に興味を示しているという。 【レッズiPodケース

 浦和で不動の左サイドに成長した相馬が、躍進著しいロシアサッカー界の大物代理人の目に留まった。既に今季途中から田辺氏と代理人契約。同時に、ロシアで3大代理人の一人と呼ばれるハラプルディン氏と移籍を前提とした提携を結んだことが判明した。持ち前の突破力に加え、得点力も身につけた今季。注目度は海を越え、日本人初のロシア移籍が実現する可能性も出てきた。

 ハラプルディン氏は、ロシア代表の左サイドバックでバロンドール(世界最優秀選手)候補にも挙がるDFユーリ・ジルコフ(CSKAモスクワ)の代理人を兼務。初めて相馬のプレー映像を見た際は「まるでユーリだ!」と絶賛。同氏によれば、ジルコフは今後、イタリアなどへの移籍が確実で、その後継者として相馬をリストアップ。同氏が太いパイプを持つ名門スパルタク・モスクワも興味を示している。

 浦和への愛着が強い相馬だが、自他ともに認める欧州サッカー通で欧州志向も強い。浦和との契約も今季で満了。「将来も見据えて」田辺氏と契約すると同時に、ロシアとのパイプも築いた。将来的には国士舘大時代にも留学経験のあるスペイン移籍が夢。関係者によれば、今回のロシア移籍も「今後のステップアップになれば、と考えている」という。

 ロシアサッカーは現在、空前のバブル状態。代表に名将ヒディンク監督を招いた欧州選手権で4強入りし、昨季UEFA杯はゼニトが初制覇した。要因には潤沢なオイルマネーが挙げられており、移籍金など資金面も問題ない。相馬は左太腿腱の負傷でリーグ戦2試合を欠場したが、31日から練習に合流。早ければ8日の札幌戦で復帰の見込みだ。その活躍には、ロシアからも熱視線が注がれている。

 ◆相馬 崇人(そうま・たかひと)1981年(昭56)12月10日、川崎市生まれの26歳。国士舘大から03年に東京V入り。06年、浦和に移籍。07年にはオシム監督の下で日本代表候補にも選出された。昨季から左サイドのスペシャリストとして頭角を現し、クラブW杯で2アシストの活躍。今季は24試合3得点。J1通算95試合6得点。1メートル76、74キロ。

 ◆ロシアリーグ リーグ戦は16チームによる2回戦総当たり。冬季は雪が多いため、日本と同じ春秋制。91年のソ連崩壊とともに国内リーグが誕生し、02年からロシア・プレミアリーグに名称変更した。スパルタク・モスクワ、CSKAモスクワなどのモスクワ勢が名門。昨季はゼニトが躍進し、UEFA杯を制覇した。オイルマネーなど経済が潤沢で、近年はブラジル代表クラスの加入も増えている。

[ 2008年10月31日 ]

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