(CNN) アフリカ西部ギニアのコンテ大統領の死去後にクーデターを起こし、憲法停止と政府機関解散を発表した同国軍のカマラ大尉は24日、国営ラジオで同国の新たな指導者に就任したことを宣言した。
カマラ氏は、民政移管を監督する国家民主評議会の議長を名乗り、事実上の大統領となった。同氏はまた、午後8時から午前6時半までの夜間外出禁止令を出した。
現地記者によると、ギニア議会は軍部と交渉中。路上では車の往来が途絶え、住民は自宅からの外出を控えており、騒乱などは発生していない。
国家民主評議会は軍人26人と文民6人で構成し、民族構成を反映した連立政権の樹立に向けて交渉を行っている。ただ、軍の一部はカマラ氏の実権掌握を支持していない。
アフリカ連合(AU)など国際機関は、クーデターの動きを非難している。