【社会】血液から4種の細菌検出 京都の腐敗水混入事件2008年12月25日 06時18分 入院中の5女(1)の点滴に腐敗水を混入したとして、殺人未遂容疑で母親の高木香織容疑者(35)=岐阜県関市=が逮捕された事件で、京都大病院に転院直後の検査で、5女の血液から少なくとも4種類の細菌が検出されていたことが25日、分かった。 京都府警は、転院前から同様の混入を繰り返していた可能性があるとみており、病院関係者らからも事情を聴き詳しい経緯を調べる。 病院によると、菌の種類は、入院してから4日後に判明。カンジダ菌や緑膿菌属など、身の回りに存在する常在菌だが、血液から同時に複数の種類が検出されることは、通常あり得ないという。 病院は人為的な混入を疑い、看護師らから5女に必要以上に接触するなどの不審な行動の報告もあったため府警に相談。5女が治療を受けている集中治療室(ICU)のビデオモニターを利用、録画しながら行動を観察し始めたという。 5女は11月27日、岐阜県の病院に入院し胃腸炎と診断された。その後、重症感染症が疑われ、今月2日に京大病院に転院した。 (共同)
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