minyu-net

ホーム県内ニューススポーツ連載社説イベント観光グルメ健康・医療購読申込 
 
 

「経営者失格」と共同アピール 期間従業員ら企業責任追及
(12/24 19:49)


 期間従業員や派遣社員の削減と闘う7労組のメンバーが24日、「期間従業員らのおかげで空前の利益を上げた大企業は、わたしたちをモノ扱いして使い捨てしようとしている」として、企業の雇用責任を追及する共同アピールを発表。「キミたち、経営者失格」と記した紙とレッドカードを掲げて抗議した。

 日野自動車やいすゞ自動車など大手メーカーに勤務していたメンバーらが同日、厚生労働省で記者会見。アピールで、企業に対し雇用の継続と住まいの保障を要求し、政府にも労働者派遣法の改正などを求めた。

 日野自動車ユニオンの小谷誠さん(48)は同社から年内いっぱいでの契約解除を通告され、寮の退去も命じられた。「解雇撤廃を求め、寮には定年まで住み続ける」と決意を示した上で「正社員は非正社員に目も向けない。残念だ」と語った。

 「正社員になり生活を安定させようと思っていた。この先が不安」と漏らしたのは、いすゞ自動車で働く三浦慶範さん(27)。同社は期間従業員を契約満了時まで雇用することを明らかにしたが、同じ労組の男性(46)は「一歩前進だが、正社員になるまで頑張る」と話した。

 日産ディーゼルで働く派遣労働者の清水昭太さん(25)は派遣元の日研総業(東京)に契約打ち切りを撤回させた。「あきらめず闘うことが大事だ」と呼び掛けた。

 

 民友携帯サイト
   みんゆう愛モード

右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。

QRコード
 

福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29

個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN