岡山放送局

2008年12月25日 10時49分更新

派遣社員”契約解除撤回を”


高梁市にある金属部品メーカーの工場で働いている派遣社員たちが、派遣会社から契約の途中で雇用の打ち切りを告げられたとして、24日、工場に対し契約解除を撤回してほしいと申し入れました。

申し入れをしたのは、高梁市にある金属部品メーカー、住友電工焼結合金の工場で働いている派遣社員です。

派遣社員が所属する労働組合によりますと、この工場では、あわせて9人の派遣社員が、雇用の契約期間が来年春まで残っているのに、派遣会社から今月末で打ち切りを告げられたということで、24日、工場を訪れ、契約解除を撤回してほしいと述べました。

工場によりますと、景気の後退に伴う生産調整で、ことし9月末からおよそ200人いる派遣社員について、契約の更新をしない形で削減を進めているということですが、訪れた派遣社員に対し、「契約の途中での解除は行っていない。」と説明したということです。

また工場側は、NHKの取材に対して「派遣社員は派遣会社と雇用契約を結んでおり、工場とは直接の雇用関係にないためコメントできない。」としています。

派遣社員の所属する労働組合では24日、雇用契約の途中解除が行われていないかどうか岡山労働局に調査するよう申し入れました。