岡山放送局

2008年12月25日 10時49分更新

二酸化炭素減らす発電機試運転


中国電力では、倉敷市の水島発電所に二酸化炭素の排出量が少ない発電機を新たに導入し、24日から試運転を始めました。

この発電機は、老朽化した石炭火力の発電機に替わるものとして中国電力が建設を進めてきたもので、24日、倉敷市の水島発電所の新しい発電機の前では、試運転に先立って安全な運転を祈る神事が行われました。

続いて、制御室のコンピューターに発電開始の信号が入力されると、さっそく発電が始まり、発電機の出力の数値がゆっくりと上昇すると、関係者の間から拍手がわき起こりました。

新しい発電機は、天然ガスを燃焼させるタービンに加え、さらに排熱で蒸気を発生させて、発電する方式をとっています。

このため発電の効率が良く、排出する二酸化炭素はこれまでの石炭を利用した発電機の40%ほどに抑えられるということです。

発電機は最大で、一般家庭の70万世帯分に相当する285メガワットを発電できるということで、試験運転を経て、来年4月から本格的な発電を始めるということです。