Q&A’04e・「ガイア・アセンション」シリーズ
頂いたメールへの応答の中から、共通の関心事と思われるものを抜粋して掲載しています。
原文のまま掲載していますが、固有名詞はアルファベットなどに置き換えてあります。
また、冒頭・末尾の挨拶やテーマに直接関係ない部分は省略してあります。
【目次】
(04/11)ウイルス対策ソフト事業者による情報操作の危険
(04/10)からだが電気に苦しめられる
(04/10)人間関係が希薄になっている
(04/09)生活がアセンションへの軌道に乗っていないように思う
(04/09)迷路への誘い
(04/09)2人目の子供を切望しているが
(04/09)気功を受けているが、セラピーにも関心が向いた
(04/09)田舎に移って農業をやりたいが
(04/09)いま保険への加入は意味のあることか
(04/11)ウイルス対策ソフト事業者による情報操作の危険
(Q)昨日シマンテックのインターネットセキュリティを更新しましたところ、小松様のサイトが「オカルト&ニューエイジ」のサイトとして勝手に遮断されるようになってしまいました。
「カテゴリーが正しくない場合はセンターに」というところをクリックしても英語で、その上専門用語が分からず回復の方法が分かりません。
こんな酷いことが平気で行われていいものでしょうか。
いったい誰がカテゴリーを決めているのでしょう。
ちなみにシンガポールでは、私が活動している「祈りによる平和運動」関係の封書はみな開封されています。
多分、多くの方が小松様のサイトが見られなくなったのではないかと懸念いたしております。
(追伸)Norton Internet Securityの保護者機能をオフにすれば小松様のサイトが見られますが、これを個別に許可設定しようとすると、ドメイン名に許可されない文字が含まれているということで許可設定が出来なくなっています。
(A)連絡をありがとうございます。
コンピュータ・ウイルス対策ソフトの本来の目的は「ウイルス退治」なので、ウイルスと全く関係がないサイトまで情報操作の対象にしている場合は、そのことを予め利用者に明確に伝え、その機能は、利用者が選択した範囲においてのみ有効になるようにしておくべきです。
シマンテック(ノートン)は、その努力が充分でないかもしれません。
“Norton Internet Security”の「保護者機能」は、子供に不適切と思われる Web サイトやニュースグループへのアクセスを遮断するものですが、遮断するカテゴリーや「不適切な」サイトを選定する基準は明確でありません。
下記を参考にして、「保護者機能」を無効にすることをお勧めします。
http://service1.symantec.com/SUPPORT/INTER/nisjapanesekb.nsf/jp_docid/20030227125505947
そもそもパソコンを使える子供なら、すぐにウイルス対策ソフトの操作画面から自分がアクセスしようとする情報の範囲を自在に設定するようになるでしょうから、こうした機能の意義は限定的です。
しかし最近は、どのウイルス対策ソフト事業者も、こうした機能を附加する傾向にあります。
マカフィーには「プライバシーサービス」があり、ウイルスバスターには「URLフィルタ」があります。
ちなみに、私が利用しているウイルスバスターの2005年版では、操作画面の「ネットワーク管理」のなかに「URLフィルタ」を有効にするかどうかの選択があり、有効にした場合には、アクセスを禁止するカテゴリー(アダルト/成人向け、ギャンブルなど)を選べるようになっています。
けれども、先進の「サービス」をアピールする、こうした機能の裏に深甚な危険があります。
問題は、情報遮断するカテゴリーの設定(野放図に拡張していないかどうか)に加えて、各社が独自に、または連携して構築する「有害な」サイトのデータベースです。
子供たちの将来に不安を抱く母親たちの心情に付け込んで、母親たちがアクセスできる情報そのものまで制限してしまう---何やら、「9.11」以降アメリカで多数を占めるようになった「セキュリティー・ママ」たちに「テロへの恐怖心」を煽って、選挙を有利に進めた手法とダブって見えてこないでしょうか。
ご存知のように、ウイルス対策ソフトの業界は、極度に寡占化しています。
これらの企業が恣意的に、または意図的に情報を操作することを許すことは、資本によるマインドコントロールを社会が認めることに通じます。
その行き着く先は、限られた情報だけに依存する、狭隘で画一的な世界観を持つ子供や大人たちの「大量生産」でしょう。
これに加えて、ウイルス対策ソフトは、私たちのコンピュータのすべてのプログラムやファイルそしてメール情報の中に「常駐」しているので、事業者自身が情報の改変や盗用を簡単に行うことが出来るという危険性を秘めています。
ウイルス対策ソフト(事業者)は、現実のウイルス以上に危険な凶器になりうるのです。
シマンテック(ノートン)は、既にその片鱗を見せているといえるでしょう。
ご存知のようなマスメディアの現状のもとで、事実上インターネットだけが、「支配されていない」情報伝達ツールです。
いまや私たちの社会が、インターネットという社会システム自体に、防火壁(ファイアウォール)を築く必要が出てきました。
そのためには、広く世論を喚起して法的な手段によって、ウイルス対策ソフト事業者が持つデータベースなどの情報公開や禁止行為などを明確にする必要があります。
とりあえず私たちは、個々の業者の資質や挙動また情報公開の程度(そして附加サービスについての姿勢)などについて、真剣に注視して行こうではありませんか。
(04/10)からだが電気に苦しめられる
(Q)わたしは今、電家製品会社に勤めていて、IPカメラというものを作っています。そこでは、静電気によって、製品が壊れるのを防ぐため、静電気を除去するための導線に繋がったボディーアースというものを腕に巻きます。そこで問題なのが、他の人は何ともないのに、私だけ、ここ2、3日前から腕に巻いている部分の、導線と繋がっている金属の部分が時々、ビリビリッとくるのです。これは、何かエネルギーの状態と関係していますか?とにかく痛いので、ほんとは着けたくないのです。
ちなみに私は、一年と少し前から、ヒーリングで動物や人の病気や心を癒し、アニマルコミュニケーションと言って、動物とエネルギーコミュニケーションを交わす、獣医師のもとで、アニマルコミュニケーションと、ヒーリングを習っています。そして、8月ごろから、先生から頂いた、宇宙の神聖なエネルギーが込められた、エネルギーカードを毎日首からさげています。この会社に入ったのは、7月です。
それと、やはり電気製品というのは、エネルギーを下げてしまうのでしょうか?
私としては、最近特に、人とのコミュニケーションがうまくいくようになり、オーラも前より見えるようになってきているので、あまり支障は感じていないのですが・・・。それと、今の会社は、派遣会社から派遣されていて、12月で終了の予定で、いい会社なので、それまでは続けたいとは思っていますが、自分のエネルギー状態に支障が出たり、ボディーアースの問題が解決しないのであれば、去らざるをえないのかもしれないと思っています・・・。
ボディーアースのビリビリは、ほんとにつらいです。
(A)その現象は、あなたの体質や服装、そして静電気が起きやすい季節になってきたことと関係していると思います。
少なくとも最初にチェックするべきことは、あなたの衣類が、合成繊維など静電気が起きやすいものになっていないかどうかということです。もしそうなら、全面的に綿製品など天然繊維のものに変えた方がいいでしょう。
また、「宇宙の神聖なエネルギーが込められた、エネルギーカード」(たぶんプラスティック製品)など、余計なものを(特に仕事中は)身につけないことです。それは、《先生の商売の小道具》以上の意味はないと思います(自分の「意識=波動レベル」を上げる以外に、前進する手段は無いと知ってください)。
更に、(あなたの身体の静電気だけでなく)組み立て装置や部品に帯電した静電気を、あなたの腕につけたボディーアースを通して逃がしているのかもしれません。
まず、装置自体が十分にアースされているかどうかを確かめた方がいいでしょう。
あなたのボディーアースのリード線と装置との間を結ぶ回路を構成して、両者の間に電気的な導通が可能なようにすれば、事態が改善するかもしれません。
個人的にこれをやるには、腕に巻いた金属の環に銅線を結んでおいて、時々(ピリッと来る間隔より短いインターバルで)その先端を装置に触れさせて電気を逃がしてやるという手段があります(例えば、からだが帯電している時、指でクルマのドアに触れるとピッリと来ますが、指に持ったキーの先端で放電してやれば指は何も感じません)が、職場の責任者の了解を得ておく必要があるでしょうね。
あなたの今の仕事の期間が12月までということであれば、何とか頑張ってみたいところです。
基本的に電気や情報通信に関わることは、携帯電話が典型的な例ですが、多かれ少なかれ電磁波の悪影響を避けることは出来ません。
俗に「電磁波過敏症」と言われる人がいますが、本当はこういう人が正常なのです。
ただ、現実に今の社会で生きていくには、何かと不便があることは事実です。
電磁波を正面から防御することは難しくても、それによって損傷を受けた身体を修復する手段はあります。
その1つは、陰イオンを身体に取り入れることです。
陰イオンについて戦前の日本では、ドイツ医学の流れを汲んで、精力的な研究が行われ素晴らしい業績が残っています。
残された膨大な臨床データでは、ほとんどあらゆる病気に有効といっても過言ではないようにみえます。
しかし戦後は、人を健康にするよりは、増えた病人を「高度医療」にかけて稼ぐことを主眼とするアメリカ医学の影響が強くなって、全ておかしくなりました。
いわゆる健康不安・健康ブームに乗じた、一部の業者の手になるいいかげんな商品や過剰広告が叩かれたこともあって、日本では、陰イオンの全てが「深く傷ついている」のが現状だとみています。陰イオン製品などの攻撃に熱中している東大のセンセイもいます。
原子力潜水艦や宇宙ステーションでは、不可欠の装備になっていることを知らないのでしょう。
ちなみに、現時点で陰イオンを家庭で手軽に利用する手段は、「マイナスイオン(和製英語)扇風機」だと思います。
現状では、「マイナスイオン扇風機」についての各メーカーの説明は(イオンの放出量の表示など)決して十分とは言えません。
ファンを止めて「マイナスイオン単独運転」にすると、イオン放出口の近くの濃度は高くなっても、部屋全体への拡散が十分でないようです。
そこで冬場でも、最弱風やリズム風のモードにして、ファンを回すことをお勧めします。
ファンを上方に向けておけば、問題ないでしょう。
また、パイロットランプが明るすぎる場合は、睡眠時に使用するには、放出口以外の部分を黒いビニールテープで塞ぐか、アイマスクなどを付けて寝るなどの対応が必要です。また、なるべく静かな(騒音のデシベルが低い)ものを選ぶ必要があります。
これを夜間使用すると、朝になって目覚めたときに、睡眠の深さに驚くでしょう。
(04/10)人間関係が希薄になっている
(Q)前回質問させていただいた「生活がアセンションへの軌道に乗っていないように思う」については、実生活にどっぷりつかりながら「瞑想的に」「スティル・ライフ」を目指すことをアドバイスいただきました。
「瞑想的」というのは、望む物ごとをイメージし、障害となることについては拒否せず、認識はしても振り回されずに受け流し、自分の軸をもってアセンションに進む・・・という感じなのかなと解釈しています。
一方、「アセンション・パッケージ」の(2)では、《私は、私のアセンションの目標に寄与しないすべてのカルマを、どんな事どんな人との関係であっても、いま解き放ちます。・・・略・・・》
とありますが、実生活では、自分のカルマを解き放ちたくても、会社や家族など、解き放てない間柄もあり、その部分を「受け流す」ようにしなくてはいけないと自分には言い聞かせています。ここは試練でもあります。
自分のアセンションの目標というのを今一度考えると、地球とともに進化すること、今までの自分の生き方を変えて素直にオープンに生きることです。
周りも自分も霊性があがっていることを想像しますと、実り豊かなコミュニティが地球上にたくさん誕生する・・・と信じております。
ですが、現実に戻りますと、私はもともと人間関係が希薄で、あまり周りに左右されたり周りに影響を与えたりしないたちに加え、このところ、人間関係がより希薄になり、孤独感を感じているのですが、それに不安を感じてうわべで仲間を求める回数が増えました。
うわべはうわべなので、うまくいかず、自分はかなり揺れているのです。
アセンションに向けては、物や人への執着もなくしていったほうが賢明・・・と頂いてもいますが、実際のところ、執着が別の方向に向いてしまい、孤独が残って心も不安定です。
でも、努力しても、うまく人間関係が築けない現実が大きくなっています。
どのようなに現実と理想像を混在させながら、瞑想的に過ごしてアセンションを意図していけばスムーズにいけるか目下考えては迷い、の繰り返しです。
この状態に対して何かアドバイスを頂けましたら幸いです。
(A)あなたが抱いてきた思いとして、「私が感じることや目指すものは他の人とは違う。だからどのみち分かってもらうことは出来ない」というものがあったのではないでしょうか。
それが他者との間に壁を作り、他者はそれを感じて近づくことができない。あるいは、あなた自身が「世俗にまみれて」停滞することを意識的に拒絶して心を開かない---というような関係です。
しかしいま、ひとは想像を絶するスピードで変わりつつあります。
日に日に、昔の「そのひと」ではなくなりつつあります。
かつては、とても話題に出来なかったような事に、いつの間にか相手の関心が向いていたりします。
志向する方向や内容は、みんな同じだと思って接すると、意外な発見があるものです。
昔の交友を、「アウフヘーベン(止揚)」した形で、復活させることが可能な時代になってきています。
切ったはずの縁を復活させたり、新たな連帯を積極的に求めて、連帯の環を広げていくわけです。連帯は、「解き放つべきカルマ」とは別物です。
「執着なしの交流」は可能なはずです。
「静」と「動」の、両方が必要です。
対機説法や臨機応変の姿勢も重要です。
最終的には、みんなが繋がるわけですが、とりあえず、繋げられるところから繋げていくという姿勢が大切だと思います。
(04/09)生活がアセンションへの軌道に乗っていないように思う
(Q)現在、制作会社に勤めています。
チャネリングを8年くらい前に知り、それをきっかけにレイキやヒーリング、透視など本やネットで探す日々がある時期続きました。
いまは、それが依存を目的としていたことに気付き、また特別なことではないことだと分かり、今はそれらに執着することをやめました。
ご連絡いただいた情報をはじめ、小松様には数々の、マスメディアでは捻じ曲げられたり伏せられた真実をお教えいただき、また、古代からの宇宙の殺戮の繰り返しや歴史の歪曲についても教えていただきました。
結果、今は報道されたことが素直に真実であるかどうかをいったん疑い、自分なりに考える癖をつけられたように思います。
一方的な正義など世界中どこにもないはずですよね。アメリカの自己正当化は目に余るものがあります。真実がより多くの人に伝えられて、操られていたことから解放されますように、と祈るばかりです。
今回、教えていただいたサイトをじっくり見て聞いて、911の真実をその時点に戻って考え直したいと思います。
この場で、質問させていただくことも、申し訳ないのですが、1つ私は心が晴れない問題をかかえています。
会社とのかかわりについてです。できましたら、小松さまのご意見をお聞きできましたら幸いです。
アセンションに向けて、自給自足の生活に近づくべく、行動することはたくさんあります。
ですが、気付いていながら、現在の会社を辞めることを決断しきれていません。矛盾した気持ちを抱えながら出勤しています。
人間関係の難しさや自分の気持ちのコントロールもままならないまま、不完全燃焼をしたままで一日の8時間以上を会社で過ごし、通勤時間に2時間以上をかけ、朝と夜は家事と子供の世話に追われる、そんな一日が自分の今の学びなのです。
しかし、そこに、自給自足の試みや環境問題への配慮、原発に反対するなら電気も徹底して使わないようにするなどの行動をとる---などいろいろ考えますと、自分がへとへとになって、アセンションへの意図が薄れてきてしまいます。
もっとシンプルで執着を捨てたゆとりのある時間が必要だと思います。
私のように、頭ではアセンションを理解しながらも、現実ではいろいろなことに直面している方が多いと思うのですが、心構えとしては、どのように現実からアセンションに移行していったらよいのでしょうか。
会社にいるままでのアセンションは、今の時点では重過ぎると感じていますが、意識を変えることにより---、アドバイスいただけましたら幸いです。
(A)拝見しました。
今の状態で、必ずしも悪い環境ではないと思いますよ。
とりあえず、家庭にも仕事にも恵まれているわけですね。
あまり性急に事態が転換することを望まずに、しかし目標はしっかり心に描いて、チャンスがやって来るのを待つのがいいと思います。何事にも、「懐妊期間」があるわけですから。
基本的に、この時代のこの地球で普通の生活をすることが、宝の山の中に身を置いているようなものです。
様々な宇宙の多くの魂たちが、現在の地球に転生してきている理由の1つがそれです(もう1つは地球のアセンションをサポートすること)。
あなたは既に、この宇宙でのベストの時空(今というタイミングと地球という場所、そして普通の生活)に身を置いているわけです。
表面的には「夜明け前の闇の深さ」がみえるとしても、地球は、人類が体験したことのない《ヤミとの永久決別》に向けて、着実に前進しています。
(あなたは既にお気付きのようですが)個人として早く前進しようとして、あるいは地球の波動上昇に早くキャッチアップしようとして、スーパーナチュラルな体験を求めたり、ヒーリングやセラピーのようなものを受けようとする人が少なくないようですが、それが近道になるケースは希です。
雑誌やインターネットのサイトには、甘言に満ちた誘いがいくらでもありますが、それに嵌まる場合のほとんどは、元々持っている「他力に頼って楽をしたい」という気持ちが触発されたケースのようにみえます。注意しましょう。
これについては、下記を参考にしてください。
・Q&A'04d《あるサイトについて》
・同《あるサイトについて(続)》
・同《DNAを活性化してもらえる》
・Q&A'04e《気功を受けているが、セラピーにも関心が向いた》
また、瞑想や座禅も悪いとは言いませんが、それよりも日常の生活そのものを「瞑想的に」生きるように努力することがお勧めです。
現実逃避でなく、現実の社会にどっぷり浸りながら、「スティル・ライフ(Still Life)」を目標にするわけです(ちなみに、池澤夏樹さんの同名の小説があります)。
そして、出来るだけ自然に浸る機会を持つようにすること。
あとは宇宙を信頼することです。
地球が、そして時代のエネルギーが、あなたを上昇させてくれます。
(04/09)迷路への誘い
(Q)このビデオ(http://www21.0038.net/~gaia-as1/current4b.html
参照)を始めとした有志の方々による努力によって、9.11に関する現在の作られた『既成事実』が崩壊する事を望みます。
微力ながら、私もこのような真実を見抜く方々に触発されながら、現実を生きて行きたいと思います。
ところで、マイケル・ムーアの「華氏911」に関して、興味深い記事を見つけました。
この書き手の主張が正しいかどうかは分かりませんが、小松様が「華氏911」について肯定的な紹介をした事で、読者の方々がこの映画を文字通りの真実として盲目的に信じ込んで、自分自身の判断の機会を放棄してしまう事もあるのではないか、と少々以前から気になっておりました。
この書き手のWebサイトは他にも、イラク戦争を中心として世界の政治情勢をマクロ的視点で分析しておられます。
良い機会ですので、小松様に紹介してみます。
(A)この著者の手法については、以前から知っています。
本を、部分的に読んだこともあります。
昔も今も、変わっていないようですね。
例えて言えば、大河の一部分を小船で下りながら、付近で拾い集めた情報をレポートしているようなものです。
大河の一部には、急流があり淵もあります。また、滝や滝壷もあるでしょう。淵や滝壷では、水が渦を巻いたり逆流していることもあるでしょう。
しかし、それらの細かい現象に囚われるよりは、源流を知り河口を知り、全体の地形と全長や流量を知ることが、もっと大切だと思いませんか。
(この著者のように)思想または大局的な時代認識を持たずに、「Webの海」を渉猟することはたいへん危険です。
特に、新奇な「石ころ」を拾ってやろうと鵜の目鷹の目で探していると、情報操作のプロがWebの海にバラ撒いた「毒石」を、簡単に拾ってしまいます。
一貫した思想を持たない者は、(石の外見は見えても)石に染み込んでいる毒を見破ることが出来ないのです。
想像してみてください。1年間このサイトにじっくり付き合った結果がどうなるか。
日々の行程では、確かに歩いている(つまり時間を費やしている)という認識はあるでしょう。
しかし、1年後に振り返ったとき、どこをどう歩いて現在の「あなた」に至ったか、ほとんど思い出すことができないでしょう。
つまり、「迷路への誘い」なのです。
情報のほとんどが、2,3か月で陳腐化するような、(思想や大局観の裏付けがない)ガラクタで構成されているので、あなたが振り返ったとき、そこには廃墟しか見えないのです。
そして、この時代を生きていく糧になったものが、何ひとつ無いことに気付くでしょう。
アセンションを目指して前進するには、「時代の大河」の流れを信頼さえしていれば、その途中の雑多な情報は全く必要でありません。
それらは、実益はほとんど無く、実害が圧倒的に多いのです。
『華氏911』に関しては、「読者の方々がこの映画を文字通りの真実と
して盲目的に信じ込んで、自分自身の判断の機会を放棄してしまう事」を、あなたが心配する必要はないでしょう。
そもそもマイケル・ムーアは、誰でも知ることができる《事実》を提示しているだけで、何が《真実》であるなどとは、ひとことも言っていませんよ。
この点は、デーヴ・ヴォンクライストの『911 In Plane Site』も同じです。
これらについて、あなたが健全な判断をすることが出来るなら、たぶん他の人も大丈夫でしょう。
他人のことを心配するより、あなたにはもっと大切なことがあるのではないですか。
私が頂くメールから判断すると、あなただけでなく少なからぬ人が、インターネットの利用を通じで、それと知らずにマインドコントロールされているようです。
あなたが能動的に選択する個別の情報以外のものから一切影響を受けないように、“Internet Explorer”を開いたとき最初に現れる画面を、「空白」に設定することをお勧めします。
その方法はご存知と思いますが、念のために書いておきます。
“Internet Explorer”の画面で、[ツール]−[インターネットオプション]と開いて、
[全般]のタブ(ラベル)で、[ホームページ]の欄にある[空白を使用]のボタンをクリックして、OKする。
(04/09)2人目の子供を切望しているが
(Q)今回お尋ねしたいことは不妊についてです。
1人子供がおりますが、2人目を切望しながら思いがかないません。
初期の不妊治療にはかかりましたが、○○受精というところまで進むことには気が進まず今に至っています。
気が進まないと言うのは、出産するには年齢が高くなっていること、胎児へのリスク、ホルモン治療の副作用の懸念、治療を続ける心理的負担などです。
環境のせいと思いますが、不妊で悩む人は増えていると思います。
今後、この問題をどのように考えたらよいのでしょうか。
(A)あなたのケースに該当するかどうか分かりませんが、一般論の話をしましょう。
少子化の原因として、この社会の子育て支援体制の不備が言われていますが、それだけではありません。
仕事の影響を、ウイークデーを通じて、下手をすると週末にさえ、家庭に持ち込むという状況があります。
そして、「職場がすべて」そして「職場しかない」人生になっている方が少なくないでしょう。
職場と家庭との切り分けは、「制度」の問題というより、意識の問題です。
多くの場合、職場や社会の雰囲気に本人の意識が影響され、無意識にその中に浸っているに過ぎないのですが、渦中にいるとそれがよく見えないのです。
近年の「職場離れ」、「会社離れ」のトレンドは、こうした影響を緩和する要素になります。しかし一方では、売り上げの増大が望めない中、いわゆる合理化によって利益を生み出そうとする企業の姿勢が、従業員への様々な形の「締め付け」の強化となっている傾向もあります。
こうした状況では、家庭で「生産にいそしむ」ゆとりも少なくなるでしょう。
もちろん、個別の問題として、不妊やそれに近い状態のカップルもいるでしょう。
けれども、あなたが言う「初期の不妊治療」を超えて、人工授精に頼ることはお勧めできません。
受精(受胎)については、愛の行為によって実現するかどうかが重要で、人工授精の技法は、そうした事情を知らない医者などの「発明」でしょう。
また、ホルモンを使用することは、(これは医者も知っていることですが)それ自体の母体や受精卵に対する問題があります。
肉体に宿ろうとする魂は、予め全貌が「見えて」いるので、人工授精の受精卵に宿るべきかどうかについて、戸惑いがあるでしょう。
中には、極めて挑戦的な魂が入るケースもあるでしょうが、多くの場合、心身の成長にとって、最初からハンディを背負い込むことになります。
肉体を持った瞬間に、事前に持っていた情報はすべて忘れてしまい、ゼロからスタートすることになるので、このハンディは大きいでしょう。
魂自体の問題というより、魂が背負うハンディの問題が大きいかもしれません。
意識の持ち方として、「子供は何人が望ましい」というような、世間の「基準」にとらわれないことが大切です。
けっきょく、あなたのご家族にとって、いま必要な状況が現実化しているのでしょう。
すべて自然の流れに任せるのがベストだと思います。
(04/09)気功を受けているが、セラピーにも関心が向いた
(Q)ひとつ、教えて戴きたいのですが、セラピーについてのお考えをきかせていただけますでしょうか?
気功については、精神の安定のためにときどき呼吸法を教えていただいたりしておりますが、最近興味をもっているのがセラピーです。
体がつらいのがとれて、心身快調になるというお話しなのですが、アセンションに沿ったものなのかどうか教えて戴きたくここにメールさせて戴きました。
(A)気功もセラピーも、使っているエネルギーは同じですよ。
クスリに、化学構造に関係する「一般名」と、医薬品メーカーが自分の商品に付ける「商品名」があるようなものです。
例えば、非ステロイド系抗炎症剤のベンダザック(一般名)には、パップ剤として10以上の商品があり、夫々にゼノール、パップサロン、ヘルペックス、シンパスなどの「商品名」がついています。
すべての医者は、それらが本質的に同じものであることを完全に知っており、一般の人も、どれもこれも似たようなものであると薄々承知しているのではないでしょうか(ちなみに、新潟大学医学部の安保
徹教授は著書『免疫革命』のなかで、抗炎鎮痛剤の使用を強く戒めています。人体の自然な防御反応を抑制するものだからです)。
気功、セラピー、レイキ、ヒーリング、波動**、**エネルギー、オーラ**、等々---手順や技法は違っても、すべて同じエネルギーを使っています(補助的なシンボルの利用や細部の違いは本質ではありません)。
薬剤の化学構造式のような目に見えるものがないから、施術者自身も独自のものと信じており、(「商品名」とともに)それをウリにしているようです。
その意味では、むしろ宗教に近いかもしれません。
どれも本質は同じ「宇宙原理」を説いているのに、布教者自身が、他とは違う独自のものだと信じている。
それらのエネルギーが目に見えないといっても、誰でも簡単に感じることはできます。
例えば、何人かが車座になって、中心に座った人を癒すことに、皆が無心で意識を集中させれば(できれば快癒した状態をリアルにイメージすれば)必ずよい結果が出ます。
これは、エネルギーというより、「意識の作用力」ともいうべきもので、誰でも本来的に持っているものです。多数でなく1人でも、また自分自身に対してもできます。
したがって、私たちは誰でも、施術者になることができます。誰でも身近に、たくさんの施術者がいます。そして誰でも、自分で自分を「施術」することができるのです。
これは、私たちが、自分の現実を思う通りに創造することができるように創られていることの、一部分に過ぎません。
必要なことは、それが可能だと信じることだけです。
本質はあくまでも当事者の意識です。信頼の深さと意識のレベルに応じて、思い(意図)が結果を創ります。
私が分からないのは、あなたの動機です。
何かのキッカケを得たいということであれば、せいぜい1、2回にとどめるべきです。
そうでないと、あなたは「漂流モード」に入る可能性があります。
ネットサーフィンなどで調べたら、心地よさそうな言葉がいくらでも並んでいるでしょう。目を見張るような成功物語が書かれているでしょう(それらは錯覚のオンパレードで、本当は、本人の意識が変わったことで、たまたま成功したものですが---)。
そこで、「これも良さそうだ」「あれもいいかもしれない」と、次々とハシゴをして「食い散らかし」をするが、どこまで行っても満足することがない。
あるいは、1個所にトリコになって、ここが安住の地だと思い込み、定期的にそこへ「通院」しないと生きていけなくなる---。
どちらも「外に答を求める」点は同じで、いつまでも自立できないことになります。
あなたが上昇を望んでいるなら、あなたの意識がすべてです。
それは、あなた自身でやることです。
そしてもし、体のどこかに物理的な不具合があれば、(状態に応じて)例えば、医者にかかるとか整体を受ければいいでしょう。
(04/09)田舎に移って農業をやりたいが 【公開回答】
―(アドレスの入力ミスがあるのか)こちらからの返信メールが届かないので、ここに公開します―
(Q)「地球の魂が語る」を読んで、最初に思ったことが自然と関わりたいという思いでした。
何ヶ月か前から、田舎に住みたいと思って意図していたところ、思いがけずそのような話が入ってきました。
それは山村留学という制度がある町で、子供がいる人が対象ということでした。
幸い私には妻と子供3人(6才から1才まで)がいますので、ちょうどいいなと思いそちらの小学校へ話を伺いに行きました。
私も妻も、学校の雰囲気や校長先生の考え方、教育方針など気に入ってしまい子供も行きたいと言っています。
自然もいっぱいで、子供を育てるにはうってつけの環境だと思っています。
そこで問題なのが私の仕事のことです。今はある店の従業員として働いておりますが、最近ここはもう私のいる場所ではないと感じるようになってきました。
これは私の逃げなのかはわかりませんが、今は農業がやってみたいと思っています。
そこで小学校の近くで探してみたところ、雇ってくれそうなところがありました。
しかし給料が今のところよりもだいぶ下がってしまいます。
それでも私はやってみたいと思うのですが、生活がやっていけるかいけないかぐらいなのです。
やはり妻は農業では心配なようで、どうしたらいいのか思案しています。
もしよろしければ、アセンションの観点から小松様のご意見をお聞かせください。
あと、これから農業はどうなっていくのでしょうか?(農業は主にお米作りです)農薬の問題や動物の被害などもあるようです。
(A)大筋で、いい話だと思います。
しかし農業だけで身を立てることは、将来の課題としてはともかく、最初からはとても無理でしょう。
したがって、どこかで働きながら、初めは家庭菜園のような形で、自分たちが食べるものを栽培することにチャレンジするといいでしょう。
そうすればかなり家計の助けになるし、いざという時に大きい力になります。
農地は、タダで借りられるところが、いくらでもあるでしょう。
また、お金の使い方は、現在のあり方を基準にする必要はありません。
考え方次第で、相当フレキシブルに対応できるものです。
そして一番下のお子さんが保育園などに入れるようになれば、奥さんもどこか職を探して、多少なりとも家計の足しにすることができるでしょう。
将来の展望を得るために、(学校だけでなく)役場や農業委員会に出向いて、よく話を聞くことをお勧めします。
なお、農業者のひとつの姿として、次のHPが参考になるでしょう。
(04/09)いま保険への加入は意味のあることか
(Q)今回の質問・・・といいますか、考え方をどのようにしたらよいか教えていただきたいのです。
それは「保険」や「ローン」といったお金に関してです。
私は基本的に「現実逃避」的な考えは持たないように心がけています。
ちゃんと地に足の着いた生活をしながらアセンションに向かうべきと考えています。
ただ、ここのところ、ちょっと迷ってしまうのが「保険」に関してなんです。特に学資保険。
息子はまだ小学校1年生なので、いわゆるお金のかかる高校や大学までまだ10年近くあります。
しかしながら、アセンションを心待ちにしている私にとって、その10年は恐らく激動の10年。よって、そういった保険はすべて不要に感じてしまうのです。
いくらなんでも、このまま10年も持たないと思うので、そういったお金を使うのならば、郊外の自然に触れ合うべくお金を使った方が彼の為になるのではないかとも、ふと考えてしまいます。
また、「住宅ローン」も然り。
現在、毎月多額の住宅ローンを抱えていますが、これを何とか夫の定年まで支払い期間を延長してもらい、少しでも毎月の返済を楽にしようと考えています。
「結果」として完済は無理でしょうが(途中でアセンションしてしまうので)無理して短期で払い込むという事は「その時」が来ると知っている故に、余計馬鹿なように思えしまいます。
結局は「年金」もそうです(とはいえ、しっかり払っていますが)。
「保険」や「年金」、または「ローン」といったお金というのは、この際、深く考えないほうがいいのではないでしょうか。
ひとまず、払えたら払っておく位で・・・。
そもそも、こんな考え方自体が変なのでしょうか。
私はよく「意図のパッケージ」を唱えています。
アセンションに必要なお金以外、本当に巡って来ていないように思います。
蓄えすぎず、不足しすぎず・・・。
何とか毎月収支を合わせていますが、もしそんな家計で保険を払うとなるとかなり苦しいのは明らかです。
お忙しい中、恐縮ですが、この考え方についてどのように感じられるか、是非とも教えてください。
(A)保険のことは、保険会社が集めたお金をどう運用するかを考えると分かり易いでしょう。
細かい話は省力しますが、(「景気対策」と「金融システムの安定化」を名目にして)政府、日銀そして金融機関が「三者一体」で推進した超低金利政策の結果として、金融システムが(自縄自縛の)機能不全状態に陥っている日本の現状では、お金を運用する手段が事実上なくなっているのです。
株式投資や海外投資は、株価下落や為替差損が恐くて、運用の主体にはなり得ません。
企業への貸し付けも、不良債権を更に増やすことになる危険が多分にあります(トヨタのような安全な企業は、自己金融機能があるので借り入れを必要としていません)。
住宅ローンなど個人への貸し付けも同じことです。
そこで仕方なく、額面に対する利子額が固定している国債を運用の主体にすることになります。
今や、銀行(郵便貯金を含む)と保険・年金基金は、国債の最大の保有者です。
しかしその国債も、もし金利が常識的な水準になれば、市場価格(つまり銀行などの資産価額)が暴落することは明白なのです。
公的年金でさえ、同じ状態です。
こうした状況でも、公的年金だけは加入して保険料を納めることをお勧めします---自分のためというより、みんなのために。
それ以外の生命保険や類似の保険は、とりあえず敬遠した方がいいでしょう。
もし今お金に余裕があるなら、(1年分の利息が1回の出し入れの手数料でフッ飛ぶような)銀行預金でもなく、将来のための確かな投資に回すことをお勧めします。
例えば、休耕田や耕作放棄地を借りて、「自給的消費者」に少しでも近づくことなど。
ローンの支払い期間延長は、金利と支払い期間との兼ね合いなどを、慎重に検討する必要があります。
お子さんが「いわゆるお金のかかる高校や大学」の頃に、依然としてローンを支払っているのがいいのかどうか。
逆に考えると、早期の返済は貯蓄になるという面もあります。
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