岩手県立病院無床化撤回を知事に要求 地元住民団体

 岩手県医療局が来年4月スタートを目指す6カ所の県立病院・地域診療センターの無床化計画で、地元の住民団体が24日、達増拓也知事に対し、無床化撤回を求める計4万2653人の署名簿を提出した。

 県庁を訪れたのは無床化対象の病院を抱える6市町村の住民団体。署名は花巻市5331人、一関市1496人、岩手町1万6551人、紫波町8247人、住田町5041人、九戸村5987人に上った。

 それぞれの代表から署名簿を受け取った達増知事は「わたしも医療局も皆さんと(地域医療を守るという)考えは同じ。皆さんのご意見を伺いながら、責任ある対応を取っていく」と述べ、説明を重ね無床化に理解を求めていく方針を伝えた。

 紫波地域の医療と福祉を守る連絡会代表の及川剛さん(73)は、医療局が1月9日から行う地元説明会に触れ「知事にも出席してほしい」と求めた。及川さんは取材に「住民は入院ベッドがなくなったらどうしたらいいか不安でいっぱい。県民の意思を尊重し、計画を見直してほしい」と話した。
2008年12月25日木曜日

岩手

社会



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