(CNN) サウジアラビアで8歳の少女が47歳の男性と結婚させられ、少女の母親が婚姻の無効確認を求める裁判を起こしたが、このほど訴えを退ける判決が言い渡された。
母親側の弁護士によると、少女の父親は親友の男性に借金があり、借金のかたに娘をこの男性と結婚させたらしい。このため少女の母親が、婚姻は無効だと主張して提訴した。
しかし20日に言い渡された判決では、母親はこの少女の法的な保護者ではなく、少女に代わって裁判を起こすことはできないとして訴えを退けた。弁護士によれば、少女の父母は離婚しているという。
裁判官は夫となる男性に対し、少女が年頃になるまでは婚姻関係を結ばないよう求めたという。少女が年頃になれば、自分で裁判所に離婚の申し立てができるようになると判断した。