火の鳥---フェニックス舞う
|
|
1円玉と5円玉の壁画 2年4組企画 |
|
| 2002年9月27日・28日に行われた菖高祭(文化祭)において、校舎南側の壁に「火の鳥---フェニックス」の大きな壁画が飾られました。 これは2年4組がクラス企画として製作したものです。完成まで3ヶ月もの長い製作期間を要した大作で、翼など、全ての模様が、たくさんの1円玉と5円玉を糊付けして作られています。クラスの生徒によると、準備は夏休み前から始めたそうで、夏休みも登校し、頑張ったそうです。色々な困難もあったでしょう。しかし、チームワークと根気強さでそれを克服し、気の遠くなるような作業をねばり強く続けてこれたから完成できたのだと思います。 壁に舞う「火の鳥」----2年4組の汗の結晶----が、見る人に大きな夢と希望を与えてくれました。 |
||
| 2年4組の生徒達(役場庁舎の中で) | 「火の鳥---フェニックス」 菖蒲町役場で再び舞う |
|
| フェニックスに貼った1円玉の金額 32,074円 (募金の総額 計 53,213円 ) 寄せられた募金を福祉関係に寄付 点字セット(8セット)を菖蒲町社会福祉協議会へ寄付 |
菖蒲町の協力により、町役場庁舎1階エントランスホール正面の壁に、 「火の鳥----フェニックス」が再び舞い、息を吹き返しました。(写真)
|
製作風景
「火の鳥」を製作・解体して 2年4組生徒の感想 ・立体的にできてよかった。
・できあがった時の達成感が強くて、その後は、気が抜けて、「ほわあん」とした感じだった。何かが心の中から抜けてしまったというか・・・ なので、解体作業では、気力がダウンしてしまって、作る時ほどやる気がわかなかった。
・文化祭の前日、夜空に掲げられたフェニックスが、作業のためのライトに照らされて、 浮かびあがった時には、本当に感動した。それを、解体するときには、すごく寂しかった。 (解体作業がはじまった時寂しかった・・・数名)
・お金が思ったより集まって、感謝・感激!
・なんといっても一枚ずつ、壁画に使ったお金をキレイにする作業には、苦労した。 (大勢) 爪が割れたり、次の日まで爪や、手が痛くて、大変だったが、みんながんばった。
・雨よけの接着剤をはがすのに、鍋で煮込んだが、かえってそれがあだになって、他のものとくっついてしまったり、きたなくなってしまい、大変だった。
・後処理に5ヶ月を要した。LHRや、担任の英語の授業をもらったり、他の先生 に頼んで昼、みんなでやり、放課後は残れる人がやったりした。いろんな先生や ほかのクラスの人も手伝ってくれた。小袋に分けて、1人1人のノルマをつくっ たりもした。結局みんな、共同で作業を集中してがんばった。もし、また一円玉 壁画をつくることがあれば、 接着方法や雨よけを、開発・工夫したい。
・一円玉をきれいにしながら、友だちと話をたくさんできた。その話が、一生忘れられない楽しい思い出になった!!!
・作る時も、解体するときも、パ−ツをつなげるのに、針金をつかったのが、大変 だった。手に刺さっていたい思いをしたし、解体の時、ダンボールと針金を分別す るのが一苦労!もっといい方法はないのかな?・・と思った。
・夕方になるとゴキブリと格闘しなければならなくて、苦労。
・2年連続で、一円玉壁画を作って、大変だった。でも、過程は大変でも、「終わりよければすべてよし」だ!!!
ながーい、ながーい(長い)文化祭が実質終わり、ほっとしています。製作に妥協を許さない執念で取り組んだ生徒達に、よい思い出をつくってもらってありがとうと言いたい気持ちです。あしかけ5ヶ月にわたる解体作業の時にも、クラスの生徒は文句一つ言わず、一生懸命集中してやりました。本当に素晴らしい生徒達です。生徒のコメントにもありますが、役場の方や、社協の方々が、喜んでくださるお顔を拝見した時には、いままでの苦労が吹き飛んだ感じがしました。協力して下さった多くの方々に心から感謝いたします。また、、”町ぐるみで行った文化祭”が実現でき、町の教育力を生かす学校づくりの一助になったのでは・・と思っています。色々と、ご協力・お心遣い等本当にありがとうございました。
(平成14年度 2−4 担任)