天皇陛下は12月23日、75歳の誕生日を迎えられ、皇居では恒例の一般参賀が行われました。体調不良を訴えていた陛下ですが、23日は元気なお姿をみせました。
「健康に不調をきたし、皆さんに心配をかけましたが、次第に快復していくものと思っています」「厳しい経済情勢のなかにあって、厳しい年の瀬を迎えている人々も多いのではないかと案じています」
一般参賀には、天皇皇后両陛下をはじめ、皇太子ご夫妻らが出席しました。陛下は体調不良のため恒例の記者会見を取りやめていましたが、元気なご様子でしっかりとした声で挨拶されました。
一般参賀は例年通り3回行われ、皇居には天皇誕生日としては平成に入って最高となる2万2655人が訪れました。
「いつも元気なお姿を拝見して、喜んでいます」(皇居を訪れた人)
「国民のことを心配して下さっていることが伝わって、すごく感動しました」(皇居を訪れた人)
午後には麻生総理らおよそ460人が出席して、誕生日を祝う「宴会の儀」が催され、皇太子妃雅子さまも6年ぶりに出席しました。ただ、陛下に風邪の症状がみられることから、いくつかの祝賀行事は取りやめや変更になっています。(23日16:36)