ワイセツ(猥褻、わいせつ)な医師への
行政処分は厳しい!!



時々ですが、美容外科医にワイセツ(猥褻、わいせつ)なことをされるのではないかと心配する女性の患者さまがいます。
残念ですが、これは100%否定できません。
万一ですが、おかしいと思ったら、すぐに警察に訴えてください。



当クリニックでは絶対にありませんので、ご安心ください。
お体の視診、触診を行う時は、かならず女性スタッフが付き添いします。


ワイセツ事件をおこしやすい医師 ベスト3

@産婦人科医

A精神科医

B美容外科医



ワイセツな医師(元医師)を実名で紹介!!

浜田雄志 ハマダ美容外科

宮本克 レインボークリニック

中田守 日美整形外科(大阪) 日美クリニック(札幌)



浜田雄志


美容外科医師を逮捕 準強制わいせつ容疑/那覇市

那覇署は二十八日、沖縄県北谷町桑江、美容外科医院長浜田雄志容疑者(37)を準強制わいせつ容疑で逮捕した。
調べによると、浜田容疑者は二十七日午前十時ごろ、那覇市久茂地三の医院事務室で、職員採用の面接に訪れた同市の女子専門学校生(19)に睡眠薬とみられる薬物を混ぜたジュースを飲ませ、わいせつな行為をした疑い。
女性の家族が通報した。
浜田容疑者は容疑を認めているという。

(2000年10月29日の読売新聞より)


職員採用の面接時、採用したばかりの新人スタッフに対して、ワイセツ行為が行われる場合があります。

このようなクリニックでは、採用後すぐに退職する若い女性スタッフが続出するのが特徴です。


元美容外科院長を追起訴 那覇地検

那覇地検は四日、沖縄県北谷(ちゃたん)町桑江、元美容外科医院長浜田雄志被告(38)=準強制わいせつの罪で公判中=を業務上過失傷害罪で追起訴した。
浜田被告は起訴事実を否認している、という。
起訴状によると、浜田被告は昨年八月三十日午前、那覇市内の美容外科医院処置室で、豊胸手術中だった三十歳代の女性患者に対し、局所麻酔薬の塩酸リドカインを基準最高量(五百ミリ・グラム)を超える六百三十六ミリ・グラムを短時間で投与、麻酔薬中毒による呼吸停止状態に陥らせて、低酸素脳症の障害を負わせた、とされる。

(2001年9月5日の読売新聞より)


局所麻酔中毒によるショックと思われます。
ショックになった後の救急救命処置にも問題があったと思われます。



犯罪・不正医師33人処分 医道審の答申を受け/坂口厚労相

坂口厚生労働相は三十日、医道審議会の答申を受け、犯罪や不正行為を行った医師や歯科医師計三十三人の行政処分・指導を決めた。
厚労省は二〇〇二年末、それまで処分の対象外だった民事上の医療事故についても過失が明確な場合は関係者を処分する方針を打ち出したが、今回も民事案件の処分は見送られた。
業務停止一年以上の処分を受ける医師、歯科医師は次の通り
(敬称略。カッコ内は事件当時に所属していた医療機関と所在地)。

【医師免許取り消し】

渡辺智幸(医療法人鉄蕉会亀田総合病院、千葉県鴨川市)
浜田雄志(ハマダ美容外科、那覇市)

(2004年7月30日の読売新聞より)


2004年、医師免許取り消しとなりました。



宮本克


1億脱税で院長在宅起訴  美容治療の収入隠す

保険が適用されない美容治療の収入を隠すなどの手口で三年間に約一億円を脱税したとして、さいたま地検は二十八日までに、所得税法違反の罪で形成外科医院「レインボー・クリニック」経営、宮本克院長(44)=埼玉県上尾市=を在宅起訴した。
起訴状などによると、宮本院長は仙台、東京、名古屋、大阪の四カ所で診療所を経営。
一九九八−二○○○年の所得計約三億五百五十万円を隠して上尾税務署に過少申告し、約一億五百八十万円を脱税した。
九八年と二○○○年については、赤字経営だったと確定申告して源泉徴収税を還付請求し、計約百八十八万円の還付を受けていた。
同クリニックはわきが治療や育毛など男性の美容整形が専門で、保険適用外の手術が多いことを悪用し現金収入を隠していた。
関東信越国税局は昨年六月、所得税法違反容疑で宮本院長を同地検に告発。院長は既に修正申告し、全額を納付している。

(2003年1月28日の共同通信より)


宮本医師は、2003年、約1億円の脱税をしたとして起訴されました。



美容形成外科院長が患者にわいせつ行為、容疑で逮捕/警視庁・上野署

◆「証拠ビデオ」で脅され、警察に相談

東京都台東区の美容形成外科医院「レインボー・クリニック」院長が、全身麻酔で治療中の女性患者にわいせつな行為をしていた疑いが強まり、警視庁捜査一課と上野署は十五日、院長宮本克容疑者(44)(埼玉県上尾市柏座三)を準強制わいせつ容疑で逮捕した。
調べによると、宮本容疑者は一昨年四月ごろ、自ら経営する病院の手術室で、美容形成の治療に訪れた女性患者に全身麻酔をかけて意識を失わせ、わいせつな行為をした疑い。
宮本容疑者は、女性患者の治療時は他のスタッフを手術室に入れず、部分麻酔で可能な治療でも全身麻酔をかけて犯行に及び、その様子をビデオ撮影していたといい、捜査一課では医院や自宅などを捜索し、余罪なども追及する。
医院を辞めた職員が、ビデオの一部を持ち出し、宮本容疑者に対し、現金数千万円で買い取りを要求。
同容疑者が上野署に相談し、犯行が発覚。
捜査一課などは今年二月中旬、元職員を恐喝未遂容疑で逮捕後、宮本容疑者による犯行についても裏付けを進めていた。
医院のホームページなどによると、宮本容疑者は一九九七年に東京で開業。
名古屋、大阪、仙台に分院を持ち、「総院長」として、治療方法の指導や各院の運営など病院経営全般を取り仕切っていた。


〈準強制わいせつ〉
泥酔、薬物、こん睡などで、被害者が正常な判断ができなかったり、拒否できなかったりした状態で、わいせつ行為をする罪。
強制わいせつと同じ六月以上七年以下の懲役。

(2003年4月15日の読売新聞より)


レインボークリニックの総院長であった宮本医師。
若い女性患者に対して、居所麻酔でもできる手術なのに全身麻酔をかけて、ワイセツ行為をしていました。
また、その様子をビデオ撮影していました。

退職したスタッフ(男性)が証拠のビデオを持ち出し、宮本医師を恐喝しました。
困った宮本医師は警察に相談、そこから自分の犯罪が発覚してしまいました。



手術中にわいせつ行為  形成外科院長を逮捕

警視庁捜査一課は十五日、手術中の女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつの疑いで東京都台東区上野四ノ八ノ八、形成外科「レインボークリニック」院長、宮本克容疑者(44)=埼玉県上尾市柏座三ノ一ノ四八=を逮捕した。
調べでは、宮本容疑者は二○○一年四月十日、わきがの治療で診療所を訪れた東京都立川市の女性(23)に対し全身麻酔を実施。
女性の意識がもうろうとなった状態でわいせつ行為をした疑い。
宮本容疑者は「正当な医療行為だった」と容疑を否認しているが、捜査一課は局部麻酔で手術できるのに全身麻酔をした上、女性を裸にしてビデオ撮影していたことから、手術とは無関係の行為と判断した。
宮本容疑者は昨年十一月、自分が撮影したわいせつなビデオテープが原因で現金を要求され警視庁に相談。
警視庁が宮本容疑者の保管していたテープを調べたところ、わいせつ行為が発覚した。
女性患者を手術する際には助手の立ち会いを認めなかったといい、捜査一課は診療所などを家宅捜索し、余罪も追及する。
宮本容疑者は東京・上野のほか大阪や名古屋、仙台でも診療所を開業している。

(2003年4月15日の共同通信より)


被害者の女性は23才、手術は「わきが」でした。
宮本医師は、女性に全身麻酔を実施してから、裸にしてビデオ撮影していました。

犯行日は2001年4月10日です。


美容形成外科院長を再逮捕 準強制わいせつ容疑/警視庁

上野の美容形成外科「レインボークリニック」の院長が全身麻酔をかけて女性患者にわいせつな行為をしていた事件で、警視庁捜査一課などは六日、埼玉県上尾市柏座三、同院院長宮本克被告(44)を準強制わいせつ容疑で再逮捕した。
調べによると、宮本被告は二〇〇一年四月十日夜、院内の処置室で、二十歳代の女性に全身麻酔をかけ、わいせつな行為をした疑い。
宮本被告は容疑を認めている。

(2003年5月7日の読売新聞より)


患者2人にわいせつ行為  犯行日同じ、院長再逮捕

警視庁捜査一課は六日、手術中の女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつの疑いで東京都台東区上野四丁目の形成外科「レインボークリニック」院長、宮本克容疑者(44)=埼玉県上尾市柏座三丁目=を再逮捕した。
宮本容疑者は再逮捕容疑となった犯行日に、別の女性患者にわいせつ行為をしたとして四月十五日、同容疑で逮捕されており、被害者は二人目。
調べでは、宮本容疑者は二○○一年四月十日夜、わきがの治療を受けにきた都内に住む当時十九歳の女性患者に全身麻酔を実施し、意識がもうろうとなった状態でわいせつな行為をした疑い。
調べに対して容疑を認めているという。
宮本容疑者は東京・上野のほか大阪、名古屋、仙台でも診療所を開業しており、捜査一課は余罪を追及している。

(2003年5月6日の共同通信より)


他に、19才の女性も同様の被害にあっていました。
犯行日は同じ2001年4月10日です。



わいせつ医師3度目の逮捕

警視庁捜査一課は二十七日、手術中の女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつの疑いで、東京都台東区上野四丁目の形成外科「レインボークリニック」院長、宮本克容疑者(44)=埼玉県上尾市柏座三丁目=を再逮捕した。
同容疑による宮本容疑者の逮捕は三度目。
調べでは、宮本容疑者は二○○○年十一月二十四日午後六時から八時ごろにかけ、わきがの手術を受けに来た都内の女性会社員(29)に全身麻酔をして意識をもうろうとさせ、わいせつ行為をした疑い。
宮本容疑者は、その様子をビデオに撮影しており「将来は女性の美容整形もやりたかったので、その資料を収集するためにやった」と容疑を否認しているという。

(2003年5月27日の共同通信)


余罪を追及したところ、29才の女性も同様の被害にあっていました。
犯行日は2000年11月24日です。



東京・上野の美容形成外科院長を再逮捕 準強制わいせつ容疑

台東区上野の美容形成外科「レインボークリニック」院長による準強制わいせつ事件で、警視庁捜査一課などは二十七日、埼玉県上尾市柏座三、同院院長宮本克被告(44)(準強制わいせつ罪で起訴済み)を準強制わいせつ容疑で再逮捕した。
調べによると、宮本被告は二〇〇〇年十一月二十四日、院内で、治療に来ていた都内の二十歳代女性会社員に全身麻酔をかけ、わいせつな行為をした疑い。
宮本被告は同様のわいせつ行為をしたとして、先月十五日と今月六日、逮捕、再逮捕され、それぞれ起訴されている。

(2003年5月28日の読売新聞より)


手術で麻酔かけ、わいせつ行為 元院長に懲役5年/東京地裁

手術で麻酔をかけた女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた東京都台東区の美容形成外科医院「レインボークリニック」(閉院)の元院長・宮本克(すぐる)被告(46)に対し、東京地裁は21日、懲役5年(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。
三好幹夫裁判官は「医師に対する信頼を利用した卑劣な行為で、患者に与えた精神的衝撃も大きい」と述べた。
判決によると、宮本被告は2000年11月〜01年4月、多汗症などの治療に訪れた女性患者3人(当時19〜26歳)に対し、手術で麻酔をかけて意識を失わせ、体を触ったり、その様子をビデオ撮影したりして、わいせつな行為をした。

(2005年9月21日の読売新聞より)


東京地裁の一審では、懲役5年の実刑判決が出ました。



わいせつ医師に懲役5年 東京地裁「卑劣な犯行」

手術中の女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつの罪に問われた形成外科「レインボークリニック」(東京、廃業)の元院長で医師の宮本克(みやもと・すぐる)被告(46)に東京地裁は二十一日、懲役五年(求刑懲役六年)の判決を言い渡した。
判決理由で三好幹夫(みよし・みきお)裁判官は「患者の信頼を利用した卑劣な犯行。反省の様子もなく刑事責任は重い」と述べた。
弁護側は「麻酔管理の必要性や資料収集のためで性的意図はなかった」と無罪を主張したが、三好裁判官は「医師の正当な行為でないことは明らかで、弁解は信用できない」と退けた。
判決によると、宮本被告は二〇〇〇年十一月−〇一年四月、東京都台東区上野四丁目で開業していた診療所で、麻酔をかけ手術中の女性患者三人に対し、下半身をビデオで撮影するなどのわいせつな行為をした。

(2005年9月21日の共同通信より)


医師の実刑確定へ

最高裁第二小法廷(津野修(つの・おさむ)裁判長)は十一日までに、準強制わいせつの罪に問われた東京都台東区の形成外科「レインボークリニック」(廃業)元院長の医師宮本克(みやもと・すぐる)被告(47)の上告を棄却する決定をした。
懲役四年の二審判決が確定する。
決定は十日付。
今年六月の二審東京高裁判決によると、宮本被告は二〇〇〇年十一月から〇一年四月にかけて、同クリニックで、麻酔をかけて手術中の女性患者三人の下半身をビデオで撮影するなどした。
一審東京地裁は昨年九月、懲役五年の判決を言い渡したが、二審はその後に成立した被害者二人との示談を考慮し、刑を減軽した。
(2006年10月11日の共同通信より)


東京高裁の二審では、懲役4年の実刑判決が出ました。
これは示談で多額のお金を払ったための減刑と思われます。

最高裁が上告を棄却したので、懲役4年の実刑が確定しました。
今後は医師免許取り消しになるものと思われます。



中田守


日美クリニックオーナー、4億円脱税容疑で逮捕/札幌地検

美容整形外科「日美クリニック」を舞台に多額の所得を隠したとされる事件で、札幌地検は三日午前、札幌国税局に出頭したオーナーの元医師、中田守容疑者(52)(大阪府豊中市本町)を所得税法違反(脱税)の疑いで逮捕し、自宅など三か所を捜索した。
同容疑者は一九九六年までの過去四年間に総所得が九億四千七百万円余だったのに、実際には八千五百七十万円余しかないように過少申告し、四億二千六百万円の所得税を免れていた疑い。
札幌国税局は近く、追徴課税(更正処分)を行う方針。
同地検などの調べによると、同容疑者は、札幌市中央区のススキノ近くで「日美クリニック」、大阪市北区西天満で「日美整形外科」など、札幌市と大阪府で計五つの整形外科医院やエステティックサロンなどを経営していた。
診療はすべて健康保険のきかない自由診療で、診療収入の一部を所得から除外して過少申告していた。
同容疑者は約十年前からテレビCMを使った派手な宣伝で人気を集め、美容アドバイザーとしてテレビ番組にも出演していた。
税務調査の始まった昨年五月、医院などすべての関係施設が突然、閉鎖されたため、手術後の抜糸ができないなど患者らの間に混乱が生じていた。

◆別荘に5億円金塊山積み

輝く金塊、散乱する千円札――。
札幌地検や札幌国税局のこれまでの調べで、中田容疑者は大津市雄琴の建物に厳重なカギのかかった「金庫部屋」を作り、金塊や現金を保管していたことが確認されている。
この建物は同容疑者の別荘で、琵琶湖に面しており、民間警備会社のセキュリティーシステムに守られた鉄筋コンクリート造り三階建て。
美容整形クリニックで生み出された巨額の不正蓄財を隠した金庫部屋は、建物の二階の一室にあった。
同国税局が昨年六月上旬、強制調査(査察)で発見したが、いくつものチェックを経ないと開けられない特殊なカギで厳重に施錠されていた、という。
このため同国税局は専門業者を呼び、部屋のカギを開けさせたが、業者の手でも開けるまでかなりの時間がかかった。
室内には、一つずつビニールカバーで包んだ、かまぼこ形の金塊三百九十キロ(五億円相当)が積み重ねられていた。
さらに、千円札が部屋中に散乱、段ボール箱や茶封筒、袋などにも押し込まれていた。
その総額は約一億五千万円にも達した。
同容疑者は、この別荘を事実上の住居にしており、大型クルーザーを所有していた。
同国税局の任意の税務調査が始まった直後の昨年五月二十日未明、同居女性とともに水上バイクで琵琶湖から逃走した。
同地検では、慌てたためかさばる金塊や千円札は残し、一万円札だけをとりあえず持ち出したのではないか、と見ている。

写真=中田容疑者が金塊などを隠していた別荘(奥)と所有の大型クルーザー(大津市雄琴で、昨年7月11日撮影)

(1998年3月3日の読売新聞より)


患者軽視、暴行疑惑も  「美」求める女性食い物

脱税容疑で札幌地検に三日逮捕された元医師中田守容疑者(52)は、派手な宣伝で業績を伸ばす一方で患者軽視の治療実態が批判されていた。
押収されたビデオの録画映像から女性患者への暴行疑惑も浮上、「美」を求める女性を食い物にした悪徳ぶりだった。
中田容疑者はもともと内科医だったが、北海道小樽市での勤務医を経て一九七七年、札幌に「中田形成外科」を開設。
その後「日美」に名称を変えて大阪でも開院した。
バブル期には「二十一世紀の美しさ」をキャッチフレーズにしたテレビCMで急速に業績を伸ばしたが、同業者によると「二重まぶたにしたのに元に戻った」などのトラブルも多かったという。
経営実態はまさに「医は算術」の乱脈ぶり。
医療過誤で示談金を支払いながら帳簿に載せていないものもあるらしく、取り調べの中で「額がこんなに多かったかな」と答える場面もあるという。
昨年六月の札幌国税局の強制調査(査察)では大津市の邸宅から、全身麻酔で意識のない女性患者へのわいせつ行為を録画したらしいビデオテープ数十本が押収され、想像を超えた患者暴行疑惑も。
関西の女性が多く、北海道警は大阪府警と連携して準婦女暴行容疑で裏付けを進めてきたが「撮影時期が古い上、被害意識がなく手術後に結婚したケースも多いことから、被害届が出ていない」(道警幹部)といい、捜査が及ぶかどうかは微妙だ。

(1998年3月3日の共同通信より)


もともとは脱税で調査が入ったのですが、全身麻酔で意識のない女性患者へのワイセツ行為を録画したビデオテープが数十本見つかったところから大騒ぎになりました。

ただ、ワイセツ事件については、全身麻酔のために被害者自身が気がついていないようで、結局うやむやになっています。


「日美」経営の元医師逮捕  4億円脱税容疑、札幌地検 本記

札幌地検は三日、約四億円に上る所得税法違反(脱税)の疑いで、美容整形外科医院「日美クリニック」などを経営していた大阪府豊中市本町九ノ一○ノ三四、元医師中田守容疑者(52)を逮捕、札幌国税局と合同で自宅など三カ所を家宅捜索した。
調べによると、中田容疑者は札幌市中央区で「日美クリニック」、大阪市で「日美整形外科」など五つの医院やエステティックサロンを経営。
医療保険のきかない自由診療だけを行い、一九九三年から九六年までの四年間で手術料などの収入が実際には約九億四千七百万円あったのに、約八億六千二百万円の所得を隠して過少申告、約四億二千六百万円を脱税した疑い。
昨年五月、札幌国税局の事情聴取を拒否して姿を消していたが、札幌地検は三日、大阪府豊中市の愛人宅に居住していた同容疑者に任意出頭を求め、札幌国税局で事情聴取した上で逮捕した。
札幌国税局は昨年六月、大津市内の自宅などの強制捜査(査察)を実施。
金塊約四百個(一個一キロ)入りの段ボール箱と千円札中心に現金約一億四千万円が見つかり、患者に麻酔をかけて暴行したとみられるビデオ録画テープも押収された。
北海道警や大阪府警が準婦女暴行容疑で調べているが、時効や被害届の問題が立件の障害になっている。
中田容疑者は七七年、札幌で日美の前身を開設し八六年には大阪でも開院。
派手なテレビCMや雑誌の広告などで急成長させたが、札幌などの医院は札幌国税局が調査を始めた昨年五月休業し、その後廃止届が出た。

(1998年3月3日の共同通信より)


「日美」経営の医師起訴  国税は10億円追徴課税へ

美容整形外科医院「日美クリニック」などを経営していた医師の巨額脱税事件で、札幌地検は二十三日、約四億円に上る所得税法違反(脱税)の罪で住所不定、医師中田守容疑者(52)を起訴した。
札幌国税局は、起訴事実の四年分を含め一九九○年から九六年までの七年間について十五億円の申告漏れがあったと認定し、重加算税を含めて総額約十億円の追徴課税をする方針を固めている。
起訴状などによると、中田被告は札幌市で「日美クリニック」、大阪市で「日美整形外科」など五つの医院やエステティックサロンを経営。
医療保険のきかない自由診療だけを行い、九三年から九六年までの四年間で手術料などの収入が実際には約九億三千万円あったのに約八千六百万円と過少申告し、約四億二千万円の所得税を脱税した。
同地検は今月三日、大阪府豊中市の愛人宅に居住していた同被告に任意出頭を求めて逮捕。
二十日に札幌国税局の告発を受けた上で起訴した。
調べに対し起訴事実を認めているという。

(1998年3月23日の共同通信より)


美容整形の「日美」オーナーを巨額脱税で起訴/札幌地検

美容整形外科「日美グループ」オーナーの巨額脱税事件で、札幌地検は二十三日、オーナーの医師、中田守容疑者(52)(大阪府豊中市)を所得税法違反の罪で札幌地裁に起訴した。
起訴状によると、中田容疑者は、九六年までの四年間に総所得が約九億三千二百万円あったにもかかわらず、約八千五百七十四万円しかないように過少申告し、約四億一千二百五十四万円を脱税した。
また、札幌国税局は同日までに、起訴事実のほか、九〇年から九二年までの三年間についても、計六億五千万円(本税額三億二千万円、重加算税額一億一千二百万円)の所得を隠したと認定、合わせて追徴課税した。
所得隠しの総額は、七年間で十五億円に上り、追徴課税総額は、重加算税を含め十億円とみられる。

(1998年3月24日の読売新聞より)


「日美」脱税ほぼ認める  札幌地裁で初公判

美容整形外科医院「日美クリニック」などを経営していた医師による約四億二千万円の脱税事件で、所得税法違反罪に問われた住所不定、医師中田守被告(52)の初公判が八日、札幌地裁(長島孝太郎裁判長)で開かれた。
罪状認否で中田被告は脱税行為自体はほぼ認めたが、金額など一部について認否を留保した。
検察側は冒頭陳述で脱税の手口について「実際の入金額が記された伝票を被告自ら書き直したり、医師の名義を必要とする別の病院から依頼を受け、自分の病院に勤務している医師を派遣したように装い、その病院から報酬を受け取りながら申告しなかった」などと述べた。
起訴状などによると、中田被告は札幌市で「日美クリニック」、大阪市で「日美整形外科」など五つの医院やエステティックサロンを経営。
医療保険のきかない自由診療だけを行い、一九九三年から九六年までの四年間で収入が約九億三千万円あったのに収入金額を操作したり架空経費などを計上して約八千六百万円と過少申告し、約四億二千万円を脱税した。
中田被告は七七年に札幌で「日美」の前身を開設、派手なテレビCMや雑誌の広告などで急成長させた。
札幌国税局が昨年六月に実施した強制調査(査察)で大津市の事実上の自宅から金塊や現金などを押収され、今年三月、札幌地検に逮捕、起訴された。
査察では患者に麻酔をかけて暴行したとみられるビデオ録画テープも押収され、北海道警や大阪府警が準婦女暴行容疑で調べているが、時効や被害届の問題が立件の障害になっている。

(1998年5月8日の共同通信より)


日美事件初公判 「苦労したので、もうけたかった」 医師、脱税を認める

美容整形外科「日美グループ」の巨額脱税事件で、所得税法違反(脱税)の罪に問われたオーナーの医師中田守被告(52)(大津市雄琴五)の初公判が八日、札幌地裁(長島孝太郎裁判長)で開かれた。
中田被告は罪状認否で、脱税事実について大筋認めたが、脱税期間や脱税額については「後日改めて申し上げたい」として認否を留保した。
起訴状によると、中田被告は九三―九六年の四年間、手術料収入を除外するなどして計四億一千八百五十五万円の所得税を脱税した。
脱税の動機について、中田被告は「家庭が貧しく医師になるまで苦労したので、少しでも多くもうけて金を残したかった」「病院を売り渡し、静かに療養生活を送りたかった」などと述べた。
検察側は冒頭陳述で、
〈1〉中田被告は神戸大医学部在学中に知り合った大阪府阪南市の病院院長から「医療法上必要な常勤医師や看護婦数が足りないため、名義上、籍を置いてくれる医師や看護婦はいないか」と持ちかけられ、自分や勤務医、看護婦などの名義を貸し、報酬を得ていた
〈2〉中田被告が経営していた「日美クリニック」(札幌市)と「日美整形外科」(大阪市)の勤務医に対し、給料とは別に報酬を支払い、同医師名義で二病院の収入などを確定申告させ、中田被告は自分の収入がないように偽装して確定申告した――ことなどを明らかにした。

(1998年5月9日の朝日新聞より)


「日美」脱税で一部否認

美容整形外科医院「日美クリニック」などを経営し、所得税法違反(脱税)の罪に問われた医師中田守被告(52)の公判が十二日、札幌地裁(長島孝太郎裁判長)で開かれ、同被告は初公判で認否を留保していた起訴事実の一部について否認した。
同被告は脱税したとされる四年間分のうち認否留保した一九九三年分について、既に医院の営業権を別の医師に譲渡しており、納税義務がなかったとして起訴事実を否認。
また、初公判で脱税の事実を大筋で認めた残り三年分についても、手術代のキャンセル分などを売上金額から差し引いていないなどとして所得額の一部を否認した。

(1998年6月12日の共同通信より)


医師に懲役3年を求刑      「日美」の脱税事件

美容整形外科医院「日美クリニック」などを経営していた医師による約四億二千万円の脱税事件で、所得税法違反の罪に問われた住所不定、医師中田守被告(54)の論告求刑公判が二十一日、札幌地裁(佐藤学裁判長)で開かれ、検察側は「脱税は計画的かつ巧妙」として懲役三年、罰金一億四千万円を求刑した。
起訴状などによると、中田被告は札幌市で「日美クリニック」、大阪市で「日美整形外科」など五つの医院やエステティックサロンを経営。
医療保険のきかない自由診療だけを行い、一九九三年から九六年までの四年間で収入が約九億三千万円あったのに、収入金額を操作したり架空経費などを計上して、約八千六百万円と過少申告し、約四億二千万円を脱税した。
中田被告は、九三年分については「病院経営をしていなかったので納税義務者は別」として無罪を主張しているほか、九四−九六年分については脱税額を争っている。

(2000年3月21日の共同通信より)


巨額脱税の医師に有罪判決  犯情悪質、と札幌地裁

美容整形外科医院「日美クリニック」などを経営していた医師をめぐる巨額脱税事件で、所得税法違反の罪に問われた住所不定、医師中田守被告(54)の判決が十九日、札幌地裁であった。
佐藤学裁判長は「元従業員に口止め工作をするなど、順法精神に欠け犯情は悪質」として中田被告に懲役二年六月、執行猶予四年、罰金九千万円(求刑懲役三年、罰金一億四千万円)を言い渡した。
判決によると、中田被告は札幌市で「日美クリニック」、大阪市で「日美整形外科」など五つの医院などを経営。
一九九三年から九六年までの収入が約八億九千万円あったのに、雇用していた医師名義で申告したり架空経費を計上するなどして、約三億九千九百万円を脱税した。
佐藤裁判長は「健康状態の不安から、稼げるうちにできるだけ多く蓄えようとした犯行で、動機は自己中心的」と指摘。
判決言い渡し後には「俗に『医は算術』というが、それを地でいくような事件だ。
『医は仁術なり』が本来の意味で、赤ひげ先生を目指し再出発してほしい」と述べた。

(2000年5月19日の共同通信より)


医師28人の処分を答申/医道審

犯罪や不正行為をした医師や歯科医師の行政処分を決める厚生労働省の医道審議会が三十日開かれ、二十八人の処分を坂口厚生労働相に答申した。
最も重い免許取り消しは、殺人事件を起こした歯科医師の一人。
東京都渋谷区の広尾病院で一九九九年、点滴ミスで患者が死亡した事件で、届け出を遅らせた当時の主治医、坪田邦男医師(42)(医師法違反で罰金二万円が確定)については、医業停止三か月の処分となった。
免許取り消しになったのは、殺人罪で懲役八年の判決(一審確定)を受けた杉浦康之歯科医師(47)(横浜市)。
このほか、診療報酬の不正請求十人、買春などわいせつ関連四人、脱税三人、医療事故二人、薬物事犯二人などだった。
審議の対象となったのは、九五年十月から昨年七月にかけて有罪判決が確定したり、保険医取り消しの処分を受けた三十三人。
このうち、四人は行政指導の戒告、一人については刑の確定から五年以上経過し、刑法上は刑が消滅していることから、保留とされた。

その他の処分
(カッコ内は、当時所属した医療機関と、その所在地)

【医業停止三年】
伊藤圭一(41)(神奈川県川崎市、小田6内科医院)
▽頴原寛(73)(群馬県太田市、頴原病院)

【同二年六月】
石谷邦彦(56)(札幌市、東札幌病院)

【同一年六月】
広瀬伸次(34)(仙台市、恵比寿ガーデンクリニック)

【同一年】
池浦達雄(63)(大阪府羽曳野市、城山病院)
▽中田守(55)(札幌市、日美クリニック・大阪市、日美整形外科)

(2001年5月31日の読売新聞より)


中田医師の医業停止一年は、すでに終了しています。

ただ、現在、美容外科の診療は行っていないようです。


アロマ美容外科クリニック

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