社会
西脇病院、小児科医が増員へ 招致活動実る
常勤の小児科医が一人だけになっている西脇市立西脇病院(同市下戸田)に来年四月、医師が一人増えることが二十三日までに決まった。西脇市では、病院の状況に危機感を募らせた母親たちが地域医療を守る活動を展開しており、活動が実を結んだ形だ。(篠原佳也)
西脇病院は昨年七月、二人いた小児科医の一人が退職して入院診療が休止された。これを受け今年一月、幼い子を持つ母親約五十人が「市立西脇病院小児科を守る会」を結成。小児科医増員を求める約六万五千人分の署名を集めて医師を派遣する神戸大に提出したほか、安易な受診を控えるよう市民に呼び掛けるなど、医師会と連携して医師の負担減に向けた活動を続けている。
関係者によると、赴任する小児科医は民間の医師バンクを通じて紹介された。医師は複数病院から打診を受けていたが、守る会の活動を知ったことが西脇病院を選んだ理由の一つだったという。
守る会の村井さおり代表(33)は「普通の母親たちが起こした行動が医師増員につながりうれしい」と歓迎する一方で「二人に増えても過酷な勤務に変わりはない。医師の負担を減らす運動を続けたい」と話している。
(12/24 09:03)
・【おでかけQ&Aサイト】「おしえて 神戸」
社会
- 左手のピアニスト、カナダから 子らが演奏で歓迎(12/24 09:09)
- 売れるXマスケーキ 「おうちで少し豪華に」(12/24 08:59)
- 西脇病院、小児科医が増員へ 招致活動実る (12/24 09:03)
- 被生活保護者、2年ぶり増加 神戸・9月(12/24 08:34)
- 信号故障で運休 高架化翌日、4時間半 JR播但線(12/23 21:40)
- 「実態は偽装請負」派遣社員、三菱重工高砂を提訴へ(12/23 11:55)
- グーグルマップ 個人情報管理は「自己責任」?(12/23 10:50)
- 中国残留孤児、学習支援のカレンダー発売(12/23 16:05)
- 公立小に教科担任制 高学年の算数と国語 兵庫県教委 (12/23 15:05)
- 甲南大の西宮キャンパス完成 学内開放し見学会(12/23 09:17)