えびの高原では、たくさんの家族連れなどが、アイススケートを楽しみました。標高約1200メートルにある、えびの高原アイススケート場では、23日朝の最低気温が、氷点下9度まで下がり、厳しい寒さとなりました。午前中も、気温は零度を下回りましたが、子供たちは、元気いっぱい、アイススケートを楽しんでいました。えびの高原では、23日に、約300人が、スケートを楽しんだということです。
宮崎市の宮交シティでは、高校生が、合唱や吹奏楽で、クリスマス気分を盛り上げました。このコンサートは、県高校文化連盟が、毎年開いているもので、各地から参加した生徒たちは、クリスマスにちなんだ曲で、部活動の成果を披露しました。23日は、クリスマスイブの前日とあって、会場では、大勢の買い物客が足を止め、生徒たちの心あたたまる演奏や歌声に、聞き入っていました。
宮崎市フェニックス自然動物園では、サンタクロースに連れられて、アジアゾウのみどりちゃんが登場しました。人気を集めるみどりちゃん、記念撮影会では、たくさんの家族連れが、カメラにおさまっていました。記念撮影を終えると、子供たちには、動物の写真入りのクリスマスカードが贈られ、一足早いクリスマスプレゼントに、子供たちは大喜びでした。
宮崎市の一番街商店街では、恒例の「ウェストサンクスカーニバル」が始まりました。会場では、景品の当たる抽選会や、クリスマスソングのコンサートなどが開かれ、買い物客たちで賑わいをみせています。景気の低迷で、一番街の人出も、例年より少なめだということですが、主催した商店街では、歳末商戦に弾みを付けたいと、意気込んでいました。このウエストサンクスカーニバルは、宮崎市の一番街商店街で、24日まで行われ、24日午後2時からは、ポインセチアが、無料でプレゼントされるということです。
日南市の小学校に勤める男性教諭が、自分のクラスの複数の女子児童の胸などを、触っていたことが分かりました。日南市教育委員会によりますと、日南市内の小学校で、3年生の学級担任をつとめる33歳の男性教諭が、11月22日、自宅を訪れた、クラスの複数の女子児童に対し、胸などを触ったということです。さらに、この男性教諭は、別の日の昼休みにも、教室内で、女子児童の下着をデジタルカメラで撮影し、体を触ったということです。学校側が、12月4日に、保護者から連絡を受け、調査したところ、複数の女子児童が、「体を触られた」と報告したということです。このため、学校側は、12月16日に、保護者への説明会を開き、翌17日から、男性教諭を自宅待機としています。男性教諭は、女子児童の体を触ったことに対し、「たまたま手が当たった」と話しているということですが、市教育委員会では、事実関係を詳しく調査し、今後の処分を決めたいとしています。
年末の交通安全運動期間中に死亡事故です。23日未明、宮崎市で、道路を歩いて渡っていた男性が、軽乗用車にはねられ、死亡しました。事故があったのは、宮崎市下北方町の県道で、23日午前1時すぎ、道路を歩いて渡っていた宮崎市花ヶ島町の会社員、尾方治さん41歳が、横から走ってきた軽乗用車にはねられました。この事故で、尾方さんは、頭などを強く打ち、近くの病院に運ばれましたが、5時間半後に亡くなりました。現場は、片側2車線の直線道路で、横断歩道はありませんでした。県内では、12月20日から年末の交通安全運動が展開されていますが、今回の事故が、期間中、初めての死亡事故となりました。
高千穂鉄道が、12月28日に全線廃止を迎えます。23日は、沿線の住民たちが、車両を磨くなどして、生活を支えてくれた列車に感謝の気持ちを込めました。この催しは、12月28日の全線廃止を迎える、高千穂鉄道に感謝の気持ちを表そうと、沿線住民の有志でつくる地元グループが開いたものです。廃止前の住民イベントとしては、最後となる催しには、県内外から、約50人が参加しました。23日は、冷たい風の吹く寒い一日となりましたが、参加者は、それぞれ、「ありがとう」の気持ちを込めながら、これまで頑張ってきた列車をきれいに磨き上げていきました。(参加者は)「本当に長い間ご苦労さまでした、という感じ」「乗りたかったが一回も来れなかったので、列車とか駅とか見に来れて良かった」「これで終わりじゃないと自分の中では思っている。新たな一歩と思って、またいつか動く日が来ると信じている」(メッセージボードに感謝の気持ちを書き込む参加者)(ありがとう!高千穂線実行委員会・佐藤美樹さん)「さよならよりも、ありがとうという感謝を伝えたいという思いで今回開催した。遠い遠い未来でも構わないので、実現できるようであれば、いつかまた列車が走るような高千穂にしていきたい」列車を囲んで、温かい気持ちに包まれた参加者たち。その走る姿を思い起こしながら、暮らしとともにあった高千穂鉄道を、いつまでも懐かしんでいました。
日南市では、空手道場の子供たちが、拳による、もちつき大会を開き、今年1年のけいこ納めをしました。拳によるもちつき大会をしたのは、日南市に本部を持つ日本空手道場敬武会で、16年前から毎年行っているものです。23日は、道場に通う5歳から中学生までの子供たちを中心に、約80人が参加。もち米、約20キロが持ち込まれ、その場で蒸したあと石うすに入れられ、もちつきが始まりました。そして、子どもたちは、2人一組で交互に威勢のよい掛け声をあげながら、杵の代わりに自分の拳を次々と振り下ろして、もちをつきました。(子どもは)「熱くて手について面白かった」「もちもちしてつくのが面白かった」参加者は、つきあがったばかりの餅を、おいしそうに口にしながら、けいこ納めを楽しんでいました。餅の一部は、鏡餅にして道場に飾られるほか、市内の福祉施設に贈られることになっています。
年末年始の交通事故や、事件を防止しようと、22日夜、県下一斉に検問が行われました。(事故防止を呼びかける警察官)「年末は車が多いので、運転にはくれぐれも気をつけてください」これは、12月1日からの年末年始特別警戒にあわせて実施されたもので、22日夜は、警察官300人余りを動員して、県内15か所の国道や県道で、検問が行われました。このうち、宮崎市新別府町の県道では、宮崎北警察署の警察官、約40人が、通行中の車を停めて、運転免許証を携帯しているかなどを確認しながら、事件、事故への注意を呼びかけました。年末年始の特別警戒は、来年1月3日まで行われ、飲酒運転や交通事故などの未然防止へ向けて、警察で、さらに取り締まりを強化することにしています。
宮崎空港を発着するANA全日空と、JAC日本エアコミューターの機体に、相次いで不具合が見つかり、あわせて4便が欠航となりました。全日空では、23日、午前8時の宮崎空港発伊丹行きの便と、8時20分の中部国際空港発宮崎行きの便が、いずれも機体の不具合のため、欠航となりました。また、日本エアコミューターでも、機体の不具合により、機材繰りがつかなくなり、宮崎〜伊丹線の上下2便が、欠航、または欠航予定となりました。この欠航により、あわせて、約220人の乗客に影響が出ました。