政府は精度の高い衛星画像を活用した鉱物資源探査の国際協力に乗り出す。人工衛星に搭載した光学センサーで地表画像を解析し、油田や希少金属などの埋蔵の可能性が高い区域を特定。アフリカなど資源国との協力により日本の資源外交の強化につなげる。今年発足した政府の宇宙開発戦略本部を核に各省庁が連携し、2012年度の実現を目指す。
政府は09年度予算案に関連予算を盛り込んだうえで11年度までに鉱物を特定する高精度光学センサー「ハイパースペクトルセンサー」を開発し、衛星に搭載する計画。開発費用は計85億円を見込む。(16:00)