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2008/12/24

フィクサーの幼名は「便利屋」

防衛疑獄 防衛疑獄
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-09-17

連載だそうなんだが、マツナガさんちで「ネットでビビるな!ネット音痴の業界人へ」の二回目が公開されてます。1000円払うと、一ヶ月間、おいらの記事も含めて有料記事が読み放題だとか。おいらの記事は、「ネットで儲けよう」という主旨に尽きるんだが、まぁ、マスコミ関係者だったらカネ払って読んでも得るところがあるかも知れない。そうじゃない人はあまり役に立たないかもです。で、そのマツナガさんちでやってるんだが、懐かしの「防衛疑獄」事件について、あの秋山氏が釈放されたという事で、上のAmazonリンクなんだが、なんでも「逮捕される数時間前に書きあげた」本だそうで、



「フィクサー」独占手記。暴露された日米同盟利権の闇!

日米同盟の闇を知り尽くす男が完全告白。すべては金丸信が防衛族のドンになったことから始まった。日米軍需産業と政界を結ぶ黒幕と呼ばれた男が、逮捕数時間前に書き上げた震撼の日本の暗部!

著者は脱税容疑で2008年7月に逮捕、8月に起訴された前安全保障議員協議会事務局長です。守屋前防衛次官と防衛商社「山田洋行」の宮崎元専務の贈収賄事件に関わることになった自らの事情を端緒に、日本の防衛の暗部を語ったものです。日米の防衛関係者のあいだに網の目のように張り巡らされた非公式ルートが次々と明らかにされていきます。今まで語られてこなかった、あるいは噂ベースでしか語られてこなかった、驚異的事実の連続です。
というような事が書いてあるらしい。で、秋山氏はマツナガ氏のゴルフ友だちだそうで、事情はよく判っているらしい。で、エントリで取りあげてます。
「最後の武器商人」といったのはうちのボスだけど、収賄とか贈賄でなくて、脱税です。つまり、
収賄や贈賄に関してはゲロしなかった

「日教組教育下ででるべきしてでた人材が秋山氏。彼がやらなければ、オレがやったかもしれない。つまり、馬鹿なマスコミではわからんが、単なる利権話ではない。そりゃ少しは囓ったかもしれないが、たいした話ではない。これがわからんから、日本はダメだし、秋山はもっとダメ」(当方ボス談)

 うん?よーわからんが・・・。
そして本から引用しているんだが、
〈防衛装備の調達に関してまず一番に問題にすべき人物は、金額から考えても、癒着の度合いから考えても、航空自衛隊出身の参議院議員、田村秀昭(故人)以外にない。(中略)守屋の口からは田村の田の字も出なかった。出てきた政治家の名前が額賀、久間の二人で(中略)おそらくそれは守屋が意図的にやったことなのだ。(中略)守屋には田村以上に守るべき政治家がいた。その一人は、民主党代表の小沢一郎だと私は考えている。

防衛省からすれば、小沢一郎は神様である。小沢は自分の長男を防衛大学校に入学させ、海上自衛隊に勤務させている。息子の防大の卒業式にも出席している。そこまでやってくれた人を裏切れない。実際、現役の自衛官や防衛官僚の口から私は何度もそう聞いてきた。「あれほど大物の政治家の先生が自分の子供を自衛隊に入れ、親身になっておれたちの話しを聞いてくれる。そんな応援をしてくれる先生が他にどこにいるんだ。だからおれたちはついていくんだ」と〉
ところで、世の中には
フィクサーという人種がいるわけです。人種といっても、フィクサーとして生まれ落ちるわけではなくて、フィクサーとして「育つ」ものなんだがね。どうやって育つのかというと、最初は誰しも「便利屋」なわけです。あるいは、大物便利屋を人はフィクサーと呼ぶのかも知れない。で、駆け出しの便利屋が何らかの事情でパクられた時に、ソイツの運命が決まるわけだ。もちろん、口をつぐんで全てを自分一人でひっかぶり、他人を、特に政治家を巻きこまないのが良い便利屋です。で、そこで実績をあげると、ホンモノの大物フィクサーになれる。どっかの誰かについて言えば、ここが正念場だったわけだ。で、おいら事件当時書いたんだが、再録しておきます。
秋山という人の評判について、
まっとうとは言えない永田町の資金を扱う仲間だという証言が、なんかの裁判でも出ているようで、こういうのはフィクサーと呼んでもいいのかも知れないが、便利屋とも言うな。

政治絡みのカネの受け渡しというのは、なかなか難しいわけだ。たとえばおいらが何か便宜を図って貰いたくて、とても偉い人、たとえばナントカ大臣にカネを渡すとする。現金抱えて大臣室に行くわけにも行かず、といって顔の割れている秘書に大金渡すというのもアシがつきやすい。そこで誰かを経由して渡したりするんだが、カネというのは人から人に渡るたびに減るものだ。といって、信用の置ける偉い人を経由しようとすると、誰だって捕まるのはイヤなので、ヤバげなカネは動かしにくい。そこでフィクサーだ。まぁ、フィクサーというと偉そうだが、実は、そういう意味での便利屋だと言ってもいい。
というわけで、口を割らないまま出てきた「便利屋」は「フィクサー」に昇格したのかも知れないです、というような話だ。

コメント

秋山の隠し金はどこにあるだろうか。J-CIAが”本場”から得た情報を元にお届けする
http://www.j-cia.com/
タイムリーにも、J-CIAでそんな記事が出て居るんだが、リンク先を読んでいただくとして、昔話。


むかし、フィクサーと呼ばれる男がおりまして。
ヤツの得意技は、ダイヤモンドだったな。それも、裸石で、大粒のダイヤ。今なら数千万円クラスのダイヤをたくさん抱えていた。隠し資産をすべてダイヤに替えて隠していたんだが、そのために宝石の勉強をし、ついには「宝石入門」なんて本まで書いてしまったw なので、秋山氏もアレの評論家にでもなるといいです。

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