転び公妨vs.プロ市民
転び公妨vs.プロ市民というと、なんだかゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪みたいな騒ぎなんだが、まぁ、世の中には他人から見ると詰まらない事に身体を張っている人たちがいるわけです。つうか、一般的にはオウム事件で有名になったんだが、転び公妨ってのは昔からいるわけです。公務執行妨害略して「公妨」かね? おいらが学生時分にも聞いたような気がする。古典的手口なんだが、
Wikipediaにもそう出ているんだが、なんせ証拠が「転んだ当事者と、そのお仲間」たちの証言だけなので、起訴にまで至らないケースが多いわけだ。起訴しなくてもどうせ嫌がらせでやってるんだからそれで役目は果たせるんだが、名称の由来は、警察官が嫌疑対象者に突き飛ばされたふりをし、自ら転倒して対象者に公務執行妨害罪を適用することからきている。特に第三者から見られないような状況を選んで、触れてもいないのに暴行を受けたと言いがかりを付けて無理に逮捕するなどの事例が存在する。
これは警察官が不審と感じたにもかかわらず逮捕・勾留するためには証拠に欠ける嫌疑対象者を、警察官自らの演技・虚言によって罪状をでっち上げ、恣意的に逮捕・勾留するための口実とするものである。
主に公安警察が用い、不当逮捕・冤罪の温床になっていると法曹関係者からも批判されている。
麻生宅訪問ツアー。前回の公務執行妨害の逮捕をyoutubeにあげられ真っ青だった公安二課長。国会に質問趣意書がバンバンでたあのザマは、まさに失敗。ただし、ツアーを行った人物、というか、逮捕された人物は「完全黙秘」を貫いたとか。ただのフリーターが警察の追及に完全黙秘は貫けない。そりゃ、やっぱりプロだろう。二階堂.comでも書かれているように、相手はプロなので、プロ対プロの、ある意味、息詰まる戦いなんだがね。息詰まるというより行き詰まるという感もなきにしもあらず、なんだが、
この事件、その結果、10月26日の麻生太郎首相の東京・渋谷の60億円とも言われる私邸見学ツアーは中止を余儀なくされたため、再度、本日正午から行うという。というわけで、アクセスジャーナルにもあるように、23日にも再度、見学ツアーがあったらしい。というので探してみたらこんなのが出てきた。
この逮捕、余りにデタラメだったため、国会議員によって4回にわたって国会質問がされ、鈴木宗男(10月30日)、阿部知子(11月6日)、近藤正道(11月13日)、河村たかし(11月14日)各議員が「質問趣意書」を出している。さらに、亀井静香議員も鈴木議員らと会見し、疑問を呈している。
2カ月前、麻生総理大臣の自宅を見に行くとして集まったグループのうち3人が公務執行妨害の容疑などで逮捕されましたが、同じグループが23日に再び参加者を募り、総理の自宅を目指しました。公安が何を恐れているのかよく判らないんだが、支持率も低迷する中、渋谷みたいな繁華街でそんな目立つ事されたらギリシャの暴動みたいなハメになるやも知れぬというので心配でもしてるのかね?
正午過ぎ、警察が警戒するなか、JR渋谷駅前にインターネットなどでの呼びかけに応じ、数十人の参加者が集まりました。
しかし、出発直後に主催者は「警察に囲まれ、参加者の安全が確保できない」などとして、麻生総理の自宅に向かうことを中止すると宣言。グループはまもなく解散しました。
とてつもない日本 (新潮新書) 価格:¥ 714(税込) 発売日:2007-06-06 |
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