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連続企業爆破・死刑囚側の特別抗告を棄却 最高裁
このニュースのトピックス:刑事裁判
昭和49年の「三菱重工ビル爆破」などの連続企業爆破事件で、殺人罪などに問われ、死刑が確定した「東アジア反日武装戦線」の大道寺将司死刑囚(60)と益永利明死刑囚(60)の第2次再審請求の特別抗告審で、最高裁第3小法廷(堀籠幸男裁判長)は、両死刑囚側の特別抗告を棄却する決定をした。再審が開かれないことが確定した。決定は17日付。
両死刑囚側は「爆破装置についての正確な知識や威力についての認識はなく、殺意はなかった」などと主張。東京地裁は両死刑囚側が提出した証拠について「再審を開始すべき新たな証拠ではない」と判断して再審請求を棄却。両被告側は即時抗告したが、東京高裁は棄却していた。