津和野町議会が22日開会し、町は津和野共存病院などを運営していた石西厚生農業協同組合連合会(石西厚生連)の破産を受けて、町内の債権者の資金繰りを支援するための緊急支援融資利子補給金を盛り込んだ4億4004万円の今年度一般会計補正予算案などを提案した。会期は26日まで。
町内の約30業者で約700万円の未払い金などが見込まれていることから、緊急支援を決めたもの。JA西いわみから融資を受けた際に年利4%の利子を町と同JAが折半して負担。期間は今後3年間で、今回は来年3月まで4カ月分の利子補給金(4万7000円)を計上している。
町はまた、日原診療所の指定管理者に医療法人「橘井堂(きっせいどう)」を指定する議案も提案した。指定管理の期間は来年1月1日から2014年3月末まで。当初指定管理者となるのは同診療所だけの計画だったが、石西厚生連が破産したため、来年4月1日から津和野共存病院など3施設についても同医療法人が指定管理者に指定される予定。【児子勉】
毎日新聞 2008年12月23日 地方版