韓国の1時間当たりの労働生産性が経済協力開発機構(OECD)加盟国平均値の40%にもならないことが調査で分かった。 1時間当たりの労働生産性は、国内総生産(GDP)を、就業者数と平均勤労時間をかけた数値で割って算出される。
大韓商工会議所がOECD資料を分析して13日発表した報告書「生産性向上のための7大課題」によると、2000年代(00-04年)に入って韓国勤労者の1時間当たりの労働生産性は10.4ドルで、OECD加盟国の平均値(27ドル)の38.6%にすぎなかった。
特に米国(40ドル)、日本(39.9ドル)、フランス(35.6ドル)、ドイツ(34ドル)、英国(32.1ドル)など先進国との格差は大きい。 韓国の労働者が1時間働いて生産する価値を米国や日本の労働者は15分程度で作り出すということだ。
大韓商工会議所のソン・ヨンギ経済調査チーム長は「1人当たりの国民所得2万ドル時代への到達を早めるには、労働生産性の向上に努力する必要がある」と述べた。