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転入学や補償などを希望/神田高校の不適正入試問題で県教委が11人と面会
- 子育て・教育
- 2008/12/22
県立神田高校(平塚市)の不適正入試問題で、県教育委員会の山本正人教育長は二十二日、合格基準を満たしながら入試日の服装の乱れなどを理由に不合格となった元受験生二十二人のうち十一人との面会を終えたことを明らかにした。複数の元受験生が神田高校への転入学を希望しており、県教委は無試験で受け入れる方針。
また、不本意な形で別の私立高校などに進学したため学費の一部負担を県教委に求める声や、進路変更によって生じた精神的苦痛に対する補償を訴えるケースも出ているという。
山本教育長は「二十二人全員に対し、私が直接出向いて謝罪したい」とした上で、「神田高校への転入学を希望する方には来年四月から、自然な形で通えるよう配慮する。経済的な負担に関しても誠実に話し合いに応じたい」などとしている。
元受験生や家族の多くは、問題発覚後に解任された同校の前校長に対して「責任がある」という厳しい意見を寄せているという。県教委は二十二人全員の考えを聴取した上で、来年一月にも前校長への処分を決定する方針。
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