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韓国人の「非文解率」は1.7%

 現在、韓国人成人の非文解率(以前の非識字率と似た概念)は1.7%で、先進国並みであることが分かった。

 これは、国立国語院(イ・サンギュ院長)が今年9月から11月まで行った基礎文解力(文解力=文を理解できる能力。リテラシー。以前は識字と概念が重なっていた)調査で明らかになった数字で、22日に発表された。同様の調査は、1970年に統計庁が最後に非識字率を把握したのが最後で、今回は38年ぶりに国レベルで実施されたものだ。

 国立国語院によると、今回の調査は、全国16市・道の19歳から79歳までの韓国人5212世帯・1万2000人を性別・年齢別・職業別にサンプル抽出した後、訪問・面接する方式で行われた。全人口で見ると、該当年齢のうち約62万人が文を理解できないことになる。韓国の非識字率は日本の植民地から開放された1945年に77.8%だったが、54年から58年までの全国識字運動を経て、66年に8.9%、70年には7.0%まで減少した。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の統計によると、2007年現在、15歳以上の成人の非文解率はトルコ11.3%、ブラジル9.5%、メキシコ7.6%、シンガポール5.6%、スペイン2.6%などとなっている。国立国語院関係者は、「現在の先進国の非文解率は平均2.3%なので、韓国は基礎文解力において、既に先進国並みであると見なすことができる」と述べた。

 今回の調査では、文解力は読書量が多いほど高い一方、テレビ視聴時間が長いほど低いことも分かった。韓国人の国語辞典所持率は83.4%だった。

兪碩在(ユ・ソクジェ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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