【2008年12月23日06時14分 更新】


1.県が経済・雇用緊急対策本部を設置
 (12/23 06:08)

雇用情勢が一段と厳しさを増す中、県は、22日、東国原知事を本部長とする経済・雇用緊急対策本部を設置しました。県は、今後、雇い止めにあった労働者を、県職員として、臨時雇用するなどの対策に乗り出します。(東国原知事)「財政健全化を進めている中で、たいへん厳しい選択ではありますが、県民生活を守るという視点に立ち返って、いま、県として何をすべきなのか、予算対応も含めて、検討しなければならないと考えている。各部局でしっかりとした対応をしていただくようによろしくお願いします」県庁で開かれた対策本部の第1回会議には、本部長を務める東国原知事と、県の各部局長が出席し、県内の雇用情勢や、今後の対策などについて協議しました。そして、年末年始の対策として、県の各担当課や出先機関に、12月27日から30日まで、臨時の相談窓口を設けたり、失業によって、住宅を失った人に対し、県営住宅を提供することなどを決めました。また、人数はまだ未定ですが、派遣切りなど、雇い止めになった人を、県職員として、臨時的に雇用する支援策にも、取り組むということです。県では、雇用の創出といった、予算措置を伴う対策などについては、12月26日に、発表することにしています。


2.都城で事業拡大に伴い新規雇用50人!
 (12/23 06:09)

東京に本社をもち、都城市でソフトウエア開発会社を営む「シーイーシー」が、事業拡大に伴って、地元、都城市から、50人を新規採用する計画です。「シーイーシー」では、都城市中町のIT産業ビルに、事業所を移し、来年2月から、家電製品などに組み込まれるプログラムの検証サービスで事業を拡大します。


3.財務省原案 知事が交付税増額を評価
 (12/23 06:09)

新年度予算の財務省原案の内示を受け、東国原知事は、地方交付税が、前の年度を上回ったことについて、「地方の声に、一定の配慮をいただいた」と評価しました。財務省原案の歳出のうち、地方交付税は、15兆8000億円と、前の年度に比べ、2.7%増加しました。これに対し、東国原知事は、「地方の声に、一定の配慮をいただいた」と評価しました。一方、道路関係予算は、総額で、1割近く減少していることなどから、東国原知事は、「東九州自動車道の整備への影響が危惧される」としています。また、県の重点要望項目のうち、子育て支援対策への内示額は、前の年度を上回っていますが、地域医療対策のうち、医師などの人材確保対策は、7%減額されました。


4.井上康生さんが柔道着を贈呈
 (12/23 06:09)

シドニーオリンピック柔道の金メダリスト、井上康生さんから、夢ふくらむ贈り物です。未来を担う子供たちの励みにと、井上さんが世界を戦った「日の丸」入りの柔道着が、宮崎市総合体育館に贈られました。シドニーオリンピックで、金メダルを獲得するなど、柔道界で活躍し、今年、選手生活を引退した井上康生さん。22日は、小中学生のころ、柔道の試合などで通った、思い出深い宮崎市総合体育館を訪れました。贈呈式では、井上さんから、市体育協会の中村紘二会長に、世界大会で着用した「日の丸」入りの柔道着や、今年の全日本体重別選手権で、優勝した時の写真などが手渡されました。(井上康生さん)「(宮崎市総合体育館で)成長させてもらって、オリンピックで金メダル、その他記録をつくれたと思う。この日の丸の道着を飾ることによって、子供たちに夢を与えたり、刺激になっていただければうれしい」贈られた柔道着などは、体育館内に展示されることになっています。この後、井上さんは、県障害者スポーツ協会も訪れ、アスリートの競技力向上に役立ててほしいと、寄付金を贈呈しました。井上康生さんは、指導者としての研修のため、来年の1月11日に、亜希夫人とともに、イギリスに出発することになっています。


5.宮崎海岸浸食問題・試験養浜始まる
 (12/23 06:08)

国は、海岸浸食の対策として、砂浜に別の場所から砂を運び込む「養浜」を、22日から、試験的に始めました。試験養浜が始まったのは、宮崎市フェニックス自然動物園付近の海岸です。この海岸を含む、宮崎港の北側から一ツ瀬川河口付近までは、砂浜の浸食が深刻化していて、国が対策の検討を進めています。試験養浜は、浸食の進む砂浜に、現地の砂より粒の大きい直径3センチ以下の土砂、約1万5千立方メートルを運び込むもので、この土砂が、波の作用によって、どのような動きをするのかが調査されます。(国交省宮崎河川国道事務所海岸課・杉山光徳課長)「将来の浸食対策として、養浜を行なうわけですけど、その材料として(粒の大きい砂が)使えるか、考えられるかを調べたいと思ってます」宮崎河川国道事務所では、定期的に地形の測量などを行ない、養浜がもたらす効果や影響を調べることにしています。


6.エコクリーン問題で知事と2市長が会談
 (12/23 06:09)

「エコクリーンプラザみやざき」の問題では、22日も、動きがありました。補修費用の負担割合について協議するため、東国原知事と宮崎市の津村市長などによる、異例のトップ会談が開かれました。「エコクリーンプラザみやざき」の補修工事は、来年2月の着工が予定されていますが、約14億円に上る費用負担を巡って、県や関係11市町村の間で調整が難航しています。このため、22日は、宮崎市の津村市長と、西都市の橋田市長が県庁を訪れ、東国原知事と補修工事の費用負担について協議しました。会談は、非公開で、11市町村に費用負担への理解を求める知事に対し、2人の市長は、「欠陥工事に対する負担は納得できない」と答えたということです。県と11市町村の負担割合については、外部調査委員会の最終報告をもとに、協議されることになっています。


7.感染症対策審議会
 (12/23 06:10)

新型インフルエンザの発生に備えようと、県の感染症対策審議会が開かれました。22日は、自治体の関係者や医師ら約30人が、これまであった、県の「新型インフルエンザ対応指針」を、「新型インフルエンザ対策行動計画」として、改訂することなどが話し合われました。行動計画では、重度の新型インフルエンザが発生した場合、県内で、約5800人が、死亡する場合もあると予測されていて、委員からは、「パニックに備え、案内窓口が必要」といった意見も出されていました。この「行動計画」案は、審議会の意見などをもとに、年内に正式決定されることになっています。


8.県境で合同交通安全キャンペーン
 (12/23 06:10)

年末の交通安全運動期間中の22日、串間市の国道では、宮崎・鹿児島両県の警察官ら、約160人による合同キャンペーンがありました。警察官らは、宮崎と鹿児島を行き来する車のドライバーに、飲酒運転防止やシートベルト着用を訴えるチラシとともに、交通安全のお守りを手渡し、注意を呼びかけていました。串間警察署管内では、22日午後6時現在で、700日間、死亡事故ゼロの日が続いていて、12月31日までの運動期間中、交通量の多い県境付近などで、取り締まりを強化することにしています。


9.日向高校ラグビー部・全国を前に壮行会
 (12/23 06:10)

全国高校ラグビー大会に、県代表として出場する、日向高校ラグビー部の壮行会が開かれました。悲願の花園初出場を決めた、日向高校ラグビー部。22日は、日向高校で壮行会が開かれ、市原哲郎校長が、「目標に向かって、最後まであきらめない気持ちで戦ってください」と、選手たちを激励しました。このあと、児玉大輔主将が、全校生徒の前で、全力プレーを誓いました。(日向高校ラグビー部・児玉大輔主将)「(対戦相手は)かなりの強敵ですが、自分たちの力を信じ、仲間を信じ、今までやってきた事を、精一杯その試合に出していきたいと思います」日向高校ラグビー部は、23日、大阪に向けて出発し、28日に行われる石川県代表・日本航空第二高校との初戦にのぞみます。MRTテレビでは、日向高校の初戦の模様を、12月28日の深夜1時30分から放送します。