岡山放送局

2008年12月23日 2時17分更新

三菱水島FCに支援続行を


サッカーJFL、三菱水島FCの地元、岡山県笠岡市は、三菱自動車工業に対し、景気悪化で販売不振が続くなかでも、チームへの支援を続けるよう申し入れました。

22日は、市内にホームグラウンドがある笠岡市の高木直矢市長が倉敷市の三菱自動車水島製作所を訪れ、販売不振で経営が悪化する中でも、三菱水島FCへの支援を続けるよう求める要請書を手渡しました。

高木市長は、「三菱水島FCは笠岡のまちづくりやスポーツ振興に欠かせないチームで、会社の支援を継続してほしい。」と述べました。

三菱水島FCでは、選手は社員として働いているため、会社側がチームのために新たな人件費を出す必要はありませんが、JFLの年会費1000万円や遠征などの費用を負担しています。

水島製作所の加藤英治所長は、「社内のあらゆる部門で経費削減が求められるなか、三菱水島FCについても休部を含めてあらゆる検討が求められることになるだろう。」と答えました。

三菱自動車水島製作所は、販売不振のため、すでに派遣社員と期間従業員合わせて250人を年内に削減することを決めています。