県内ニュースモンテ改称、賛否分かれる 臨時理事会、来年5月めど結論
2008年12月18日 23:10
J1昇格を決めたサッカーJ2のモンテディオ山形を運営する県スポーツ振興21世紀協会(海保宣生理事長)は18日、天童市の県総合運動公園内会議室で臨時理事会を開き、チーム名などを変更する「フルモデルチェンジ構想」について検討した。協会側は新名称として「月山山形」(がっさんやまがた)を提案、新たなユニホームデザインなども紹介したが賛否が分かれ、今後は新たにプロジェクトチームを組織し、来年5月をめどに結論を出す方針を決めた。理事会は非公開。理事18人中、この日は代理を含めて13人が出席。構想に携わった中山ダイスケ東北芸術工科大デザイン工学部教授が概要を説明した。予定を大幅に上回る約2時間半の議論の末、記者会見に臨んだ海保理事長は「悪くはないという意見が約半分。ただ総じてネーミングについては、今、変えるのはまずいという意見が多かった」と話した。 今後、同協会の理事、公募によるサポーター、中山教授らで構成するプロジェクトチームを来年1月にも発足し、方向性を話し合う。海保理事長は「(メンバーは)10人以内としたい。場合によっては月山山形というチーム名を変えることもある」と話した。Jリーグの手続き上、来年5月まで結論を出しリーグに申請する方針。 海保理事長は今シーズン開幕当初から構想を検討していたと言い、9月にはサポーター約40人と意見を交換したと説明。チームが昇格争いを演じながら観客動員が不調だったことを理由に挙げ、「1人でも多くが(モンテディオ山形に)関心を持ち、支えてくれるための一つの方策。この構想だけに頼っているわけでない」と強調した。
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