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大和総合病院の存続求めて署名開始 光の住民ら '08/12/21

 ▽5000人目標 市長に陳情へ

 再編問題が浮上している光市立大和総合病院の存続と機能拡充を求め、地元住民や市議らが二十日から署名運動を始めた。来年一月末までに五千人を目標に署名を集め、市川熙市長に陳情する予定だ。

 大和公民館でこの日、「大和病院の存続・充実を願う会」の設立総会があり、約二百人の市民が集まった。呼び掛け人の旧大和町地区の市議五人全員が「命のとりでとして守らなくてはならない」と呼び掛けた。

 会場からは「住民からの盛り上がりがもっと必要」「田布施町や柳井市なども含めた地域医療全体の問題。署名の輪を広げてはどうか」など活発に意見が交わされた。

 市議からは「市川市長は二病院を残すと明言する一方で、民間への売却も視野に入れる発言もし、考えがぶれているのでは」との指摘も。「住民の気持ちを伝え、市長の気持ちを大きく変えよう」と訴えた。

 会の副代表になった同市三輪の無職小川泰治さん(77)は「旧光市と合併した後になって、赤字だから駄目だと言われ始め、機能も弱められてきた」と憤慨。病院の存廃だけではなく、「残す中味が問題。しっかり訴えていきたい」と強調した。(鴻池尚)

【写真説明】大和総合病院存続へ活発な意見が交わされた「願う会」の設立総会




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