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2008/12/20

生まれる喜び

幽霊に追いかけられる夢を見て、それが尋常じゃなく怖くい内容で、恥ずかしながら飛び起きる。早朝も早朝だったが、息が切れるほどの恐怖で再び眠る気にはなれず、ポツポツと作業を始める。絵本制作も控えているが、目の前にパソコンがあったので、パソコンを開き漫才を一本書く。「こんな漫才はどうかね?」と昨日の仕事終わりの楽屋で梶原に設定だけをぶつけてみてアドリブで遊び半分でやってみたら、これがやっている本人側もかなり楽しい内容で、「これで一本書こう」と思い、今朝。

まさかまさかのこのタイミングで、今年書いたネタの中で一番良い出来のものが書きあがり笑ってしまう。とはいってもまだまだ台本レベルの話なので、明後日の大会で披露できる代物ではないが、とにもかくにも明後日の大会でボクの好きなネタとはお別れしなくちゃいけなくなるから、そいつの後釜を担ってくれる奴が生まれてきてくれて嬉しい。「一体どのタイミングで生まれてくれるんだ」と一度は思ってはみたが、よくよく考えてみると、『グッド・コマーシャル!』をやってなきゃ生まれなかった漫才だなぁ、と納得。舞台のおかげで、いつの間にやらいろんな本の書き方を覚えている。これは本当に良いフィードバックだ。ありがたや、ありがたや。

これで年明けからのKING KONG LIVEが俄然楽しみになってきた。初回は2月8日の名古屋公演。今年とはまた違った内容になりそうなので刺激があって良い。梶原と衝突するとしたら漫才ぐらいだし、そういった意味で誰が何と言おうとKING KONG LIVEがボクらの仕事の中心だ。また全国を回ろう。

漫才を書き上げ梶原に送り、そのままの勢いで再来年のクリスマスを発売の目標としている絵本『Zip&Candy』の制作。少し前に描き始めて毎日描いてはいるが、ハッキリいってまだ1ページの3分の1にもなっていない。こいつは途方もない作業になりそうだ。だけどきっと大丈夫、ボクには5年をかけて一つのモノを作った経験がある。

その5年をかけて作った絵本の色校のチェックが昨日あって、同時に表紙に使われる題字のサイズだとか、帯とのバランスだとかのチェックも行い、次回に残すのはそれらを直したモノの最終チェック、これで本当の本当に出来上がる。その本は来月の末に店頭に並ぶ。いよいよだ。

今日は夕方から、その絵本関係の動きの打ち合わせ。これは舘野さんと袖山さんが提案してくれたもので、どこまで形になるかはまだ分からないが実現できれば面白い。形になる事が決まったら、その段階でココでもお知らせしようと思う。

なんだか楽しくなってきた。