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2008/12/19

乾杯の約束

始発の新幹線で大阪から帰ってきて、本日最初の仕事まで少し時間が空いたので、自宅にて30分の仮眠。我が家には目覚まし時計がなく、携帯電話のアラームをその代わりにしているのだが、目覚ましのアラーム音を曲にしてしまうと、「これは目覚ましだ」と判断してボクは起きないので、目覚ましのアラーム音を普段の着信音「プルル・・」というやつに設定してある。これだと着信と間違えて飛び起きるはず・・・効果があったのは最初だけ。最近は「プルル・・」にも慣れてきてしまい、「これも目覚ましだ」と判断してしまうようになってきた。だから、いつかやってしまうだろうと思っていた・・それが今日。

目覚ましを設定したぐらいの時刻にタモリさんからの電話。「これも目覚ましだ」と判断してしまい、間違って切ってしまった。大失態。タモリさんの人生で着信拒否をくらったのはおそらく初めてだろう。本当にすみませんでした。

慌ててかけ直して、「どうしました?」と聞く。来月発売になる絵本を全部読んでくれたのだと。ここでは言えないけれど、本当に嬉しい言葉をいただいた。そしてタモリさんも嬉しいと言ってくれた。「ようやく出来上がったね」と二人で喜んだ。話の続きは来週、呑みに行く約束をしたのでそこで。「絵描けよ」「はい」・・何年か前に自由が丘の酒場で二人で話した話の締めくくりが来週。しかし時間がかかったなぁ。

第二部のステージは街。タモリさんが「街が観たい」と言ったので、そこから話を作った。第三部のステージは森。「描く前に一度ちゃんとした森を観よう」と計画していたボクに、屋久島行きの飛行機のチケットと宿を取ってくれた。「勉強になれば」と、曾我蕭白の絵を現場に持ってきてくれた。この何年間、他にもここには書ききれないほど支えてくれた。

これで世間様が驚いて、その様子を見ながら一緒にニヤニヤできたら楽しいだろう。来週はそんな話でもしよう。

2人で呑むのは久しぶり。旨い酒になりそうだ。