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2008/12/14

作品で返す

今年最後の『ろくでもない夜』が終わった。えらいもんでただいま声がまったく出ない。ラスト30分くらいで一気に酷い声になってしまったけれど、それでもどうにかこうにか乗り切れて、舞台を降りればまったく声が出なくなった。アドレナリン恐るべし。

ライブ終わり、劇場を出るお客さんに話しかけられ少し話す。この時間がかなり好き。当然ながら自分のライブに来てくれているお客さんは、他の場所に比べ自分が手掛けたモノを観てくれている割合が多い。今年で言えば、KING KONG LIVEや独演会、『日の出アパートの青春』と『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』に『グッド・コマーシャル!』、それらの感想を少ない時間だけど直接聞けたり、そして手紙に書いてくれたりする。そしてボクはまたモノを作ろうと思う。これは毎日言っていることだけれど、本当にそう思う。

ライブの合間に堤下(先輩)と話し込む。彼はボクが高校生に毛が生えたぐらいの頃から知っていて、他の芸人の誰よりも客観的にボクの事を話す。ボクはかなり変わったんだと。いろいろ話を聞いていたら確かにムチャクチャだった。弱っちいクセにすぐ喧嘩した。それは喧嘩している自分が好きだとか、きっとそれぐらい本当にくだらない理由だったと思う。そしてHも大好きだった。「カワイイ女の子とHをしたい」そんな事を毎日思っていた。今でも根本ではあまり変わっていない部分はある。ボクに何かを言ってくる奴がいたら、そこはやっぱり腹が立ったりもするし、「Hに興味がない」というのは絶対的に嘘だ。だけど、そういった事にあまり興味がなくなったのは本当。毎日ブログをやっているから、もしかしたらこのブログを昔から読まれている方がいたら、その辺の変化にも気がついかれているかもしれない。最近は「モノを作る」「モノを作る」・・そればかり。そう思うと、あまり面白がれるブログじゃなくなったかも。だけどボクの人生はブログじゃないから、ブログを面白くする為に自分に嘘をついて生きるのは嫌だ。嘘クサイのは嫌いなんだ。

今はモノを作る事に圧倒的に興味がある。他の事はあまり。自然とブログの内容も偏ってしまう。夏の終わりに趣味で音楽を始めたのが唯一の救いか。申し訳ないとも少し思うが、その分は作品で返す。ボクはそこにエネルギーを使う。約束します。

「今年最後」という舞台が続いて、こちらは最後の「今年最後」になる明後日の月曜日にある『第31回 西野亮廣独演会in茨城』。とりあえずそれまでに声を直さなきゃ。ちゃんと届く、ちゃんと届く、ちゃんと届くライブをしよう。

昨日来てくれたお客様、どうもありがとうございました。そして今年一年『ろくでもない夜』をどうもありがとうございました。ライブの中で約束をした、そんな生き方をします。