俺の地元のキャバで、機嫌良く飲んでた、ある日曜の夜のコト。
キンキラ輝いている、イルミネーションの入り口の向こうから
やったら、ボーイ達がヘコヘコして、上客扱いをしている
ガラの悪り~野郎達が店内に現れた・・・
塚、!TVや任侠モンのVシネマに出てくる
キャラそのモノの!【本職】降臨。つ~の!?
で、ソイツらが店内に降臨し、VIP席を占領しはじめた時
俺の横に座っていた女が、VIP席に来るように、ボーイに耳元で囁かれる。
「え~。私、あの席行きたくない!だって、怖いんだもん・・・」
「織姫ちゃん。そんなコト言わずに、頼みますよ~。場内指名なんだし。」
ボーイが宥めるように、女の肩を叩きながら、苦笑いをする。
「え~。だって、本職の893じゃん。あの人達って・・・
ね~、忍~。今ソッコ~、私を場内指名から本指名に変えてよ~。」
「塚よ、俺、本指名ってめったなコトじゃ入れね~主義なんだけどよ・・・
ほら、後々、指名変えした時、女同士でトラブルになんべ?!」
「お願い~。もう、超~怖いし、忍が、本指名入れてくれれば、
向こうは場内だから、15分でこっちに戻ってこれるし~。そしたら
アフターも今日はOKだからさw」
「アフターOKwって言われても、俺、今日は全然その気もね~し、
明日から出張で忙しいんだよなぁ~。」
「お願い・お願い・お願い!今だけお願い~!」
「塚、俺も、893に、絡まれんのマジビビるし、イヤなんだけどよ・・・」
「え~。忍~、男でしょう?!か弱い乙女を守ってくれないの??」
「オマエの!どこが、か弱いんだよ!ついでに、25過ぎて乙女は止めろ!
ったく、しょうがね~な・・・今だけだぞ!指名すんのは!」
そんな、やり取りを5分程していた俺らに、本職達はシビレを切らしたのか?!
兄貴分を取り囲む、ド・ヤンキーみて~な野郎達が、俺にガン飛ばしまくりで
斜め45度から感じる殺気に、俺、ガクガク・ブルブル・・・。
「おっ!織姫ちゃん。頼みますから、早く向こうの席に移動して下さい!」
ただ事じゃ~なくなる、雰囲気を察したのか、ボーイが焦りながら、声を荒げて女を煽る!
「ほんじゃよ、コイツ、今、本指名にしてくれやw」
さらに、俺からの追い討ちを掛けられ、ボーイ、瀕死状態・・・
「え~?!忍さん、別に今、本指名にしなくても~。」
嬉しくなさそ~!な顔をしたボーイは、涙声になりながら、伝票に本指名のサインをする。
「とっ!とにかく!織姫ちゃん!早く、VIP席に移動して!」
マジでイヤそ~な、面持ちで女は腰を上げ、VIP席に移動をはじめた。
その後姿・・・まるで【死刑執行】される囚人みて~に見えたのは俺だけか?!
俺の新しいビールが、テーブルの上に届き、グラスに、注がれた無数の泡が弾け飛ぶ。
さっき、本指名に切り替えた、織姫が青い顔して俺の真横に戻ってきた。
「ただいま~。あ~怖いよ~。怖いよ~。」
「まあ、本職だからな~、塚、気遣いが大変だろう?!」
「うん。一人の人なんて、左手の皮がケロイドみたいになってた・・・」
「へ~最近は、小指飛ばし、じゃね~んだ・・・?!」
「みたいよ・・・昔気質っていうのは無くなっているみたい・・・」
「ふ~ん、で、アイツらは、この辺の一家の舎弟か?!」
「あっ、若頭の本拠地は、赤坂あたりだって・・・」
「なんで、赤坂の若がこっちにくんだべさ?」
「さあ、なんかあるんじゃないの?最近この辺の店、入れ替わり激しいし。」
「あ~。男の店、絡みかもしんね~なw」
そんな会話を10分程している内に、また女がVIP席に呼ばれた・・・
半泣きの顔をしながら、席を移動する・・・
女がVIP席に戻って、3分もしね~内に、血相を変えて俺の席に駆け寄ってきた。
「しっ忍~!!忍って昭和何年生まれ?!」
「あ~?!何でイチイチ俺の生年月日なんざ聞いてくんだべさ?!」
「だって、向こうの本職さんが、聞いてコイって言うのよ!」
「ふ~ん。そ、俺、○○年生まれ。」
「うん。わかった・・・」
一発で覚えた表情をして、VIP席に走って戻る女。
ビールグラスを口に付け、チラチラとVIP席の様子を伺った俺・・・
すると、また!女が、今度は鼻水垂らした泣き顔で、俺の席に駆け寄ってきた・・・
「忍~、ごめんなさい・・・VIP席の本職さんが、忍を呼んでる・・・。」
ありえね~展開に、思いっきり!ビール噴いた俺!
口の周りを、左手で拭い、心臓がバクバク音を立てて鳴り始め
深く沈めて座っていた、ソファーを立つ足が、ガクガク・ブルブルに震え始めた・・・
が!?そんな、「俺、超~、マジ、ビビってガクブルなんすけど!!」
みて~な、姿を人に見られんのは、男がすたる!
俺も出来る限り、粋がった振りをして、両ポケットに手を入れ、
め~イッパイの虚勢を張り、VIP席へと闊歩をした・・・
BOX席の中央の上座で、真っ黒のスーツを着て、サングラスを掛けた男が、
偉そう~に!足を組んで、座っている丸いテーブルの席の前に、仁王立ちした俺。
その偉そう~に!ド・真中に座ってる、兄貴分が昭和初期のオサーン達みて~に、
ブランデーグラスを、右手でユラユラ揺らしながら、薄い、サングラス越しから、
俺の目を睨みながら、呟いた・・・
「あのさ、アンタどこの中学だった?」
中坊のガキの喧嘩が、始まる訳じゃ~ね~のに、この年になってよ、
「俺はドコドコ中学の!ナニナニだ!どうだ!スゴイだろうwビビったかw」
なんつ~会話を交わすのかと、思った俺は一瞬拍子抜けしたが
ビビってんのもあって、即答しちまった俺も、俺・・・
「塚、○○○中学だけどよ・・・」
ボソっと呟いた俺に、ヤンキーずらした舎弟分が
「あ~!?聞こえね~よ!!」
スンゲ~ドスが効いた声で、俺を怒鳴り突けた!
が!俺よか、ゼッテ~年下に見える20ソコソコの厨に!なめられた口を聞かれ、
さすがに俺もムカツいてきた!
「だからよ!○○○中学出身だっつてんだよ!塚よ20過ぎて出身中学聞いて!
喧嘩吹っかけんなよな、この厨が!」
一瞬、シーンと静まり返った店内とVIP席・・・
ニキビの後が残る、厨が俺の胸ぐらを鷲掴みしやがった!
「なんだと、テメ~。兄貴が、聞いてんだから、大人しく答えればいんだよ!名前はなんだよ!」
俺も頭に血が昇り、本職ヤクザ相手でも構わやしね~や!
と!後先考えずに、厨の胸ぐらを掴み返して叫んだ!
「ここが地元の!青崎 忍だよ!!」
次の瞬間、偉そう~にしていた兄貴分が!
大声を出して、俺に向かって指をさした!!
「あ~!!やっぱ!忍先輩じゃ~ないっすか~!!!」
舎弟の厨と胸ぐらを掴み合いながら、ド・真中の席にいる男に視線を走らせる。
「俺覚えてるっすか?!海斗っすよ!
オレ、中坊ん時に、忍先輩にフルボッコにされた!海斗っすよ!」
当時の記憶を呼び戻すのに、数秒掛かったが、海斗の名前を復唱され
即座にその時の光景が脳裏に浮かんだ・・・
「えっ?!海斗?!塚、オマエ、何やってんの?!今・・・?!」
まだ、舎弟の胸ぐらを掴みながら、首だけ横に向けた俺は、
サングラスを取って、ニコニコ笑っている、海斗の顔をマジマジと見つめた・・・
「見てわかんね~っすか?!本職っすよ!本職!俺、本家から、分家して、
今都内にいるんすよ!で・・・今日、3年振りに地元に帰ってきたんすよw」
胸ぐらを掴んでいた舎弟が、焦った表情をして、丁重に俺の手を解く・・・
舎弟が、席に座ろうとした、瞬間にそいつの兄貴分みて~な男に
腹に蹴りを入れられ、隣の席まで吹っ飛んでいた・・・
「とにかく、忍先輩座ってくださいっすよ!」
次から次へと運ばれてくる、シャンパンにブランデーにフルーツの山
ニッコニッコと上機嫌に、中学を卒業してから、今に至るまでの苦労話を
語ってくれた俺の後輩・・・
ブッチャケ、俺も、ガキンチョの頃、結構悪くて・・・
このまま、日本にいたら!多分?!
コイツと同じ道を歩く、世界の入り口に、足を踏み入れたかもしんね~ような、
状況の時、俺の親が、半強制的に、俺を海外にスッ飛ばすコトで、
義理人情の任侠世界!兄貴が言うコトはゼッテ~服従で、
訳もわからネ~理由で、いきなし、ぶん殴られるコトもね~!
我慢するコトもね~、絶えなきゃならね~コトもね~、
組織の中の人間じゃなく・・・
自由で、開放的で、もうチョイ、スタイリッシュでカッコ良く見えて、
ほんでもって、少々危険で、刺激的で、まるで自分が、
ハードボイルドのハリウッド映画に出演してる!みて~な気分になれちまう!
アメリカンのギャング。塚、似せギャングみて~な・・・
ブラザー達の世界で、毎日浮かれチ○ポで、遊び狂っていた俺・・・
そんな、二人の男が、久しぶりに再会しちまったもんだから・・・
その日の夜は、お互いの軌跡の話の情報交換で【@話盛り上がり杉@】
で、結局、その後、一晩で約5軒の店に連れ廻され・・・
翌日の出張に多大なる影響を及ぼした俺!!
で・・・
その後輩とは、今でも時々一緒に、飲む時もあってよ・・・
最近の893つ~のは、ホント、変わったな~・・・
塚、すっかり【IT化】しててよ!本家あたりの新入は、理系卒のエンジニアの
卵みて~な、新人を入れたりよ・・・
事務所にサーバー設置は当たり前で、webの技術も上級者ばっか!
あと、顔がイイのは、空いている時間を上手く使って、出張ホストやってたりよ・・・
しかも!ネットオーダーのな!
やっぱね、IT導入しね~と!昔気質の893のまんまじゃ~、
今の時代はマジで、やって行けネ~つってたな・・・
まあ、その辺の、現代の893社会つ~の?!
俺のその後輩から聞いた話みて~な、現代版の893の世界の話と
あと、【アメリカの似せギャング~】みて~な、当時、俺の連れだった、
ブラザーのチョイギャング的な、くだらね~裏話なんかも・・・
また、ボチボチ、ここで、アホみて~に、語らせて貰うっすねw
ほんじゃ、コイツラのオモロネタは、また次回w