切断事故のあったゲーム機と同型の返却口=奈良県香芝市
男児が指を切断されたゲーム機。コントローラーの右下にコイン返却口がある(香芝署提供)
21日午後2時15分ごろ、奈良県香芝市畑3丁目の衣料品店「ファッションセンターしまむら香芝店」1階のゲーム機コーナーで、同県大和高田市内の男児(2)がゲーム機のコイン返却口に手を入れ、左人さし指を切断された。香芝署が同日、発表した。男児は病院で縫合手術をしたが、3カ月の重傷。
同署によると、男児はこの日、母(32)ら家族4人で店を訪れ、キャラクターが対戦するテレビゲーム機(高さ160センチ、幅60センチ、奥行き90センチ)で遊んでいた。男児がゲーム機の下方部にあるコイン返却口(縦、横各3センチ、奥行き7センチ)に左人さし指を入れたところ、第1関節付近から切断されたらしい。返却口には内側に入り込む金属製のふたがついていて、指は、このふた部分に挟まって切れたとみられる。
同店がゲーム機のレンタル業者に確認したところ、同様の事故は報告されていないという。同署がゲーム機を任意で回収して詳しい原因を調べている。