理系男子の書斎には、どうしても小説が少ない。っていうか無い。

■ あたしオートマトン 02:09

プロローグ、第1章

プロローグa	プロローグb	近似最短第1章サンプルa	みたいなループサンプルa	みたいなループサンプルb	みたいなループサンプルc
アタシ	アタシ	なんか	なんか	なんか	なんか
アキ	アキ	アタシ彼氏いたんだけど	アタシ彼氏いたんだけど	アタシ彼氏いたんだけど	アタシ彼氏いたんだけど
歳？	歳？	飽きた	飽きた	飽きた	飽きた
23	３１歳	みたいな	みたいな	みたいな	みたいな
まぁ今年で２４	多分	アタシ	俺頑張らなきゃ	まぁ	勝手に
彼氏？	顔？	別に	って思わなきゃ	アタシにしたら	受精してんじゃね～よ
まぁ	まぁ普通	誰にも	逃げられる	当たり前の男	みたいな
当たり前に	人より目はデカイかな？	迷惑	みたいな	みたいな	勝手に
いる	性格？	かけてないしみたいな	俺頑張らなきゃ	まぁ	受精してんじゃね～よ
てか	まぁ普通		って思わなきゃ	アタシにしたら	みたいな
いない訳ないじゃん	人より目はデカイかな？		逃げられる	当たり前の男	勝手に
みたいな	性格？		みたいな	みたいな	受精してんじゃね～よ
彼氏は	まぁ普通		俺頑張らなきゃ	まぁ	みたいな
普通	人より目はデカイかな？		って思わなきゃ	アタシにしたら	勝手に
てか	性格？		逃げられる	当たり前の男	受精してんじゃね～よ
アタシが付き合って	まぁ普通		みたいな	みたいな	みたいな
あげてる	人より目はデカイかな？		俺頑張らなきゃ	まぁ	勝手に
みたいな	性格？		って思わなきゃ	アタシにしたら	受精してんじゃね～よ
付き合って５ヶ月	まぁ普通		逃げられる	当たり前の男	みたいな
彼氏の名前	人より目はデカイかな？		みたいな	みたいな	勝手に
トモ	性格？		俺頑張らなきゃ	まぁ	受精してんじゃね～よ
歳？	まぁ普通		って思わなきゃ	アタシにしたら	みたいな
３１歳	人より目はデカイかな？		逃げられる	当たり前の男	勝手に
多分	性格？		みたいな	みたいな	受精してんじゃね～よ
顔？	まぁ普通		俺頑張らなきゃ	まぁ	みたいな
まぁ普通	人より目はデカイかな？		って思わなきゃ	アタシにしたら	勝手に
人より目はデカイかな？	性格？		逃げられる	当たり前の男	受精してんじゃね～よ
性格？	まぁ普通		みたいな	みたいな	みたいな
まぁ普通	人より目はデカイかな？		俺頑張らなきゃ	まぁ	勝手に
アタシが	性格？		って思わなきゃ	アタシにしたら	受精してんじゃね～よ
変な男と	まぁ普通		逃げられる	当たり前の男	みたいな
付き合う訳ないし	人より目はデカイかな？		みたいな	みたいな	勝手に
みたいな	性格？		俺頑張らなきゃ	まぁ	受精してんじゃね～よ

第4章

近似最短第4章サンプルa	ループサンプルa	ループサンプルb	ループサンプルc	ループサンプルd
家に	……	……	……	……
帰る間	会いたい	みんな	そうだった	涙が出る
鳴らない	会いたい	みんな	昨日まで	トモを
携帯	会いたい	みんな	そうだった	想って
閉じて	会いたい	みんな	昨日まで	涙が出る
また	会いたい	みんな	そうだった	トモを
アタシ専用の	会いたい	みんな	昨日まで	想って
コップ	会いたい	みんな	そうだった	涙が出る
買おうかな	会いたい	みんな	昨日まで	トモを

近似最短第9章サンプルa

季節は

春になった

冷たい

雪が

溶けて

桜の蕾が

実のってきた

アタシの街は

春が

遅い

それでも

やっと

春の匂いを

感じた

今

アタシは

もぉ

いい加減にしなよ

アタシ

トモの彼女

だからさ

ねぇ

『キスしてよ』

『いいよ』

寸評

「あたし彼女」は、オートマトンを用いて記述された文字系列としては異例の反響を呼び、莫大な商業価値を産み、文学界に大きな衝撃を走らせるに至った。これを、猿がシェークスピアを打ち出した奇跡に立ち会ったと捉えるか、機械に精神が内在した瞬間に立ち会ったと捉えるかはその人次第である。もしくは、読む人、人々が、人でなくなった瞬間に立ち会っているのかもしれない。状態遷移表に記録する際に用いる意味を構成する単位となる句、節を区切る記号を、そのまま改行として出力することが、文章自動生成の業界にパラダイムシフトを引き起こしたことは疑いの余地がなく、機械が認識をし、生成することが難しいといわれている「間」「余韻」「行間」を出力するこの手法は今後さまざまな分野で応用が期待される。この稿で掲載した出力は、近似的に最短経路を進むオートマトンと、優先的に袋小路にはまり込むオートマトンを走らせたものであり、一般に、高度に一機能にチューニングされたオートマトンは性能が低いということを示すことを目的としている。しかし、その判断を実際に行うのは、読者、あるいは読書器械に任せることとして、今稿は筆を置くこととする。

■ 「あたし状態遷移図」、あるいは「あたし約5.2MB」 02:09

プロローグ

第1章

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第4章

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最終章

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