2007.07.26 Thursday
報告(ネットストーカーの件)※追記あり
今回の日記には不愉快な気分になってしまう内容も含まれているので、嫌な気分になりたくない方は読まないでください。
ずっと水面下で闘ってきた、例のネットストーカー瀧戸訓文(たきとさとふみ)被告の件です。(※かなり長文です)
彼から一方的に受けた被害はたくさんありすぎるのでここでは簡単に書きます。
■2006年10月13日
面識の無い男(瀧戸被告)からの突然攻撃が始まり、BBS荒らし、ブログ上での誹謗中傷、連日の嫌がらせメール、脅迫、なりすまし、ライブハウスへの妨害メール、僕(入倉もん吉)及びベスパ☆くまメロを中傷する内容のメールなどを不特定多数の人に送信…などなど、他にも色んな嫌がらせ、妨害を受けました。
届いた嫌がらせメールはトータルで900通。
「ビビってないでなんとか言ってみろよ」のような挑発的な内容も多くてムカついたけど、そこで一度でも返信したら相手の思う壷なので、一切返信しないで地道に証拠を集めながら反撃の準備を進めていました。
ただ、2月に決定していたUKツアーの準備の為にすぐに行動を起こせませんでした。
そして、UKツアーから無事帰国、3月から反撃の準備を再開…。
■2007年3月15日
ベスパ☆くまメロ結成記念日である3月15日付で代理人(弁護士)から瀧戸被告に対し内容証明を送付。
瀧戸被告はしばらく受け取らなかったのですが、3月22日付で受け取り、4月3日付で通知書が送られてきました。
「削除を要求されているブログについては既に削除されているため、削除要求に応じる事はできない」という内容。
ちなみ瀧戸被告が内容証明を受け取った3月22日は自身のブログでYouTube動画の貼付け→削除を繰り返すという異常行動を繰り返していましたが、これが内容証明を見た事による動揺の為なのかは不明。
■4月12日「反撃開始」
東京地裁に訴状を提出。
原告:入倉○○(←本名非公開なのでここでは伏せます)
被告:瀧戸訓文
請求額は金550万円。
突然の攻撃開始から半年、ついに本格的に反撃開始です。
これに対し瀧戸被告は4月30日付で東京地裁に答弁書を提出。
「『原告の請求を棄却する』『訴訟費用は原告の負担とする』との判決を求める」といった内容。
■5月18日「第1回弁論期日」
平成19年(ワ)第9282号 損害賠償請求事件
第1回期日は被告の都合を聞かず一方的に決定・通知されているので、第1回期日に限り答弁書を提出した場合は被告の欠席が認められているそうです。
そこで裁判官は被告の答弁書が陳述されたものとみなしました。
■6月12日「瀧戸被告の勝手な行動」
瀧戸被告は作曲家の安西先生が起こした裁判で敗訴し、300万円の賠償金支払いを命じられていたにもかかわらずこれを無視。
結果、資産差し押さえの為に自宅マンションを強制競売にかけられていたワケですが、マンションを取られる事だけはなんとしてでも避けたいので、彼も弁護士をつけて、安西先生に競売を取り消してくれるようにお願いしていたそうです。
「相当額を支払うから取り下げてほしい。」「謝罪をする為に新しくブログも開設した。」など。
そして瀧戸被告は弁護士がいるにもかかわらず、またアポ無しで直接安西先生の自宅を訪れました。
どうやら現金で300万円+延滞金86712円 を用意してきたそうです。瀧戸被告の弁護士の面目丸潰れです。
もちろん安西先生は現金を受け取らずに追い返しました。
■6月27日「ショック」
2つ前のブログに内容を伏せて書いた件です。
この日、安西先生から連絡が入りました。
「強制競売が停止になりました」と…。
瀧戸被告が賠償金を法務局に供託してしまったらしく、その為に自動的に競売が取り下げられたそうです。
本当にショックでした。そして瀧戸被告に対して怒りがこみ上げてきました。
僕の方の裁判は金額的に期待ができないので、少しの金額なら「ポン」と払って「金払ったからこれでいいんだろ」で済まされてしまうと思ったからです。反省なんかしてないだろうし。
安西先生の300万円を回収する為の強制競売なので、お金が回収できた時点で競売の必要がなくなるのは仕方ないのですが…。
そして、もう一つ個人的に腹立たしいのが、瀧戸被告は頭から僕の裁判をナメてかかってる事です。
目先の競売を取り下げてもらう為だけに弁護士に相談したけど、その弁護士にも僕の方の裁判については話していないようでした。
300万円払った事で彼の狙い通り競売は停止され、ホッと一安心してると思うと本当に悔しくて腹立たしかったです。
■6月29日「運命の日」
この日は第2回弁論期日でした。実はこの日に判決が出る事になっていました。
マンションを手放す心配が無くなった瀧戸被告は安心しきっているようで、第2回弁論期日だというのに何の動きも見せません。ナメきってます。
名誉毀損での賠償金は数万円から数十万円くらいが相場で、50万円や100万円取れたらかなり凄い方だと聞いた事があります。そういった意味でも安西先生の300万円という判決はかなり異例だそうです。
僕の賠償金請求額は550万円ですが、そのうちの数万円とか、十数万円しかもらえなかったら裁判費用にもならない為、複雑な気分のまま弁護士さんからの報告を待ちました。
午後2時頃、弁護士さんから電話が入りました。
「判決が出ました!当方全面勝訴で550万円満額です!」
・・・・・。
えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?
天と地がひっくり返りました。こんな結果を誰が想像できたでしょうか。

しかし、予想外の結果に浮かれてばかりもいられません。改めて強制競売の手続きを進めなくてはならないからです。
その為には裁判所が送達した判決の書類を瀧戸被告が受け取らないと手続きを進められないので、まずは受け取る事を願いながらじっと我慢してました。
もしもその間に何かを察知して名義を変更するなどの手口を使われたら面倒なので。
その為にこの期間はかなり慎重に行動しました。
瀧戸被告はナメきっているのでまさかこんな判決が出るとは夢にも思っていなかったと思います。
そして、ついに瀧戸被告は裁判所からの書類を受け取りました。
判決を知ってかなり驚いたことでしょう。まとめサイトに異常なアクセスを繰り返したのもその為だと思われます。
瀧戸被告は僕に「訴えられるもんなら訴えてみろよ!受けて立ってやんよ!ま、できねーだろうけどな!」などと嫌がらせメールを送ってきた事があります。
…が、実際に訴えてみたら受けて立ってもらえませんでした。逃げっぱなしでした。
■7月23日「強制競売開始決定」
東京地裁にて強制競売開始決定が出たので再び強制競売スタート。
平成19年(ヌ)第148号
安西先生の方の競売を取り消された時はガッカリでしたが、今度は僕の方で強制競売をスタートしました。
瀧戸被告はまた現金を用意するつもりでしょうか。。。
もちろんまた現金を用意したらそこで強制競売は無くなってしまうのでしょうが、550万円+延滞金(現時点で約11万円)は簡単に用意できる金額ではないと思うのでどう出るかはわかりません。
今までは相手の出方がわからなかった為に慎重に行動してきたので、心配してくれた方々にも細かい報告が出来ずご心配をおかけしましたが、やっと報告する事ができました。
また何か動きがあったら報告します。
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【追記(2008.7.24)】
↑上の報告をしてから1年…。
長い間なんの報告もできなかったのには理由がありました。
実は裁判で全面勝訴して強制競売開始決定の報告をした直後、判決を不服として瀧戸氏から控訴されました。
控訴できるのは判決から14日以内で、その期限を過ぎて、更に強制競売の開始決定が出てから日記を書いたので「えっ??」と思いましたが、裁判所からの連絡が遅れただけで、瀧戸氏は期限内に控訴をしていたそうです。
期限内に控訴されたなら仕方ありません…。こちらは嘘はついていないし、面識の無い人物から一方的に被害を受けた事は事実なので正々堂々と争うのみです。
というワケでまた長い戦いが始まりました。
前回も全てが終わるまで発表を控えたので、今回も決着がつくまで言えなかったんですが、まさかこんなに長引くとは思っていませんでした。
まず瀧戸氏の代理人から届いた控訴理由書に目を通し、一気に力が抜けました。
このような明白な状況下で、何に対してどのように反論してくるのかと思ったら、ほとんど全ての内容を否定…。
もちろん特に差し障りの無い部分に関しては認めた部分もあったので、完全に100%否定したわけではありませんが、例えば僕宛てに届いた900通の嫌がらせメールのうち、初期に自分の名前を名乗って比較的丁寧な文章で説明を求めた数個のメール送信は認めたものの、その他は一切送っていないと…。
嫌がらせメールのほとんどがmixiメッセージで送られて来たのですが、瀧戸氏は既にmixiを退会しているので、僕に届いたmixiメッセージを開いても差出人の欄に瀧戸氏の名前は表示されず「 _ 」←このようなアンダーバーが一つ表示されるだけです。
mixiメッセージを送っていないと主張したのは、mixiを退会した事で証拠が消えたからでしょうか…。
しかし、確かに送信者の名前は表示されなくなったものの、「 _ 」の部分にポインタを乗せると今でも送信者の登録IDが下に表示される事に気付きました。
嫌がらせメッセージ送信者の登録IDはわかったので、これが瀧戸氏のIDである事を証明する方法を考えました。
これまでの全体の流れを振り返ってみた時、瀧戸氏は安西先生にmixiメッセージを送った事を認めて賠償金を払っているので、安西先生にお願いして、瀧戸氏が送信した事を認めたmixiメッセージのIDを調べてもらいました。
結果は、僕宛に届いた嫌がらせメッセージの送信者のIDと一致。
思った通りの結果だったのでこの事をまとめて裁判所に提出しました。
僕は面識のない人物から一方的に攻撃され、「もんちゃんは精神障害者である」「犯罪者である」など、事実無根の情報を不特定多数の人物にむけてばらまかれた事による二次被害も被った事から、当初ブログで反論したりしていました。
そのブログの表現についても、僕の「言葉のあや」的な表現にも逐一揚げ足をとるように相手の弁護士から細かく指摘され反論されました。
しかも、最初の裁判の結果を詳しく報告しているのに、控訴されたことをブログで報告しないのは「姑息である」等と言われました。
僕の中では全てが終わってから報告するべきだと思っていたので、最初の裁判を起こしたことも判決が出てから一気に報告しました。
だから今回控訴された事も、全てが終わってから報告するつもりだったんです。それを「自分に不利なこと(控訴された事)を発表しないのは姑息である」等と非難された事は正直悔しかったです。
ちなみに1月に東京高等裁判所で初めて相手の弁護士と会ったのですが、正面にいるにもかかわらずただの一度も僕の顔を見てくれませんでした。
この時は瀧戸氏はいなかったのですが、2月の期日からは毎回出席していたようです。
僕はアメリカツアーなどの関係でこの後は一度も出席できなかったので未だに瀧戸氏と会った事はありません。
インターネット上には、僕やベスパ☆くまメロを中傷する匿名の書き込みなども存在します。
僕はインターネット上に書き込まれた僕及びベスパ☆くまメロを中傷する内容の匿名の書き込みについて、書き込んだ人物の情報開示請求をしました。
しかし、今は個人情報についてとても厳しく管理されてるので拒否されました。
そこで、裁判所から情報開示請求してもらいました。
開示された情報を見ると、すごく細かく記録されていてびっくり。
情報開示請求の結果を見て、改めて「本当の匿名って不可能なんだな」と実感。。。
個人的にとても衝撃を受けました。。。
そしてしばらくすると、裁判所から強制競売停止の通知が届きました。
残念だったけど、これは控訴審の最中なので仕方ありません。
その後も裁判では毎回「こういう事をされた」「そのような事実はない」等という争いが続き、イタチごっこを繰り返していたのですが、裁判官から「お互いにとって和解が一番良いのではないか」と提案されました。
こちらの弁護士と相談した結果、裁判官が勧める提案を無下に断る訳にもいかないし、本来550万円の判決というのはあまりにも多すぎる金額。瀧戸氏が控訴して争っている以上、このまま判決を待ったらかなり減額される事は確実で、場合によっては裁判費用も払えなくなってしまうので、現実的にも和解するのが一番いいだろうという事になりました。
何よりも、もうこれ以上こんな事の為に大切な時間を使いたくないというのが一番の本音です。
裁判中にもベスパ☆くまメロのファーストアルバムのレコーディング、リリース、自主企画イベントの開催、アメリカツアーなどがあり、忙しい中で裁判の資料を作ったりするのが本当に酷でした。早く解放されたかった。。。
裁判官は最初の判決(550万円)の約半分の270万円を瀧戸氏が支払うという和解案を提示。
そして和解が成立し、瀧戸氏から和解金も振り込まれて2006年10月からの長かった戦いは終わりました。
本当はもう少し早く報告したかったのですが、メキシコツアーなどで忙しくなってしまい報告が遅れました。心配してくれてた皆さん、申し訳ありませんでした。
これで全てが終わりましたが、また同じような攻撃を受ける可能性は決してゼロではありません。
嫌な思いや辛い思いもたくさんあったけど、その分色んな人の優しさを実感したりして、全ては人生勉強の為の貴重な経験だとポジティブに考える事にしました。
今まで自分には縁の無いものだと思っていた裁判の事、優秀な弁護士さんは本当に頼りになるという事、ネット上での匿名はありえない事など、色んな事を知る事もできました。
今回の和解は決して望んでいた結末ではありませんでしたが、今はこれでよかったと思ってます。
瀧戸氏にはもう二度と同じ事を繰り返さないようにしてもらいたいです。
(長文失礼しました。この件についてはもう触れないつもりですが、何か重要な書き忘れなどに気付いた時はまたここに追記します。)
ずっと水面下で闘ってきた、例のネットストーカー瀧戸訓文(たきとさとふみ)被告の件です。(※かなり長文です)
彼から一方的に受けた被害はたくさんありすぎるのでここでは簡単に書きます。
■2006年10月13日
面識の無い男(瀧戸被告)からの突然攻撃が始まり、BBS荒らし、ブログ上での誹謗中傷、連日の嫌がらせメール、脅迫、なりすまし、ライブハウスへの妨害メール、僕(入倉もん吉)及びベスパ☆くまメロを中傷する内容のメールなどを不特定多数の人に送信…などなど、他にも色んな嫌がらせ、妨害を受けました。
届いた嫌がらせメールはトータルで900通。
「ビビってないでなんとか言ってみろよ」のような挑発的な内容も多くてムカついたけど、そこで一度でも返信したら相手の思う壷なので、一切返信しないで地道に証拠を集めながら反撃の準備を進めていました。
ただ、2月に決定していたUKツアーの準備の為にすぐに行動を起こせませんでした。
そして、UKツアーから無事帰国、3月から反撃の準備を再開…。
■2007年3月15日
ベスパ☆くまメロ結成記念日である3月15日付で代理人(弁護士)から瀧戸被告に対し内容証明を送付。
瀧戸被告はしばらく受け取らなかったのですが、3月22日付で受け取り、4月3日付で通知書が送られてきました。
「削除を要求されているブログについては既に削除されているため、削除要求に応じる事はできない」という内容。
ちなみ瀧戸被告が内容証明を受け取った3月22日は自身のブログでYouTube動画の貼付け→削除を繰り返すという異常行動を繰り返していましたが、これが内容証明を見た事による動揺の為なのかは不明。
■4月12日「反撃開始」
東京地裁に訴状を提出。
原告:入倉○○(←本名非公開なのでここでは伏せます)
被告:瀧戸訓文
請求額は金550万円。
突然の攻撃開始から半年、ついに本格的に反撃開始です。
これに対し瀧戸被告は4月30日付で東京地裁に答弁書を提出。
「『原告の請求を棄却する』『訴訟費用は原告の負担とする』との判決を求める」といった内容。
■5月18日「第1回弁論期日」
平成19年(ワ)第9282号 損害賠償請求事件
第1回期日は被告の都合を聞かず一方的に決定・通知されているので、第1回期日に限り答弁書を提出した場合は被告の欠席が認められているそうです。
そこで裁判官は被告の答弁書が陳述されたものとみなしました。
■6月12日「瀧戸被告の勝手な行動」
瀧戸被告は作曲家の安西先生が起こした裁判で敗訴し、300万円の賠償金支払いを命じられていたにもかかわらずこれを無視。
結果、資産差し押さえの為に自宅マンションを強制競売にかけられていたワケですが、マンションを取られる事だけはなんとしてでも避けたいので、彼も弁護士をつけて、安西先生に競売を取り消してくれるようにお願いしていたそうです。
「相当額を支払うから取り下げてほしい。」「謝罪をする為に新しくブログも開設した。」など。
そして瀧戸被告は弁護士がいるにもかかわらず、またアポ無しで直接安西先生の自宅を訪れました。
どうやら現金で300万円+延滞金86712円 を用意してきたそうです。瀧戸被告の弁護士の面目丸潰れです。
もちろん安西先生は現金を受け取らずに追い返しました。
■6月27日「ショック」
2つ前のブログに内容を伏せて書いた件です。
この日、安西先生から連絡が入りました。
「強制競売が停止になりました」と…。
瀧戸被告が賠償金を法務局に供託してしまったらしく、その為に自動的に競売が取り下げられたそうです。
本当にショックでした。そして瀧戸被告に対して怒りがこみ上げてきました。
僕の方の裁判は金額的に期待ができないので、少しの金額なら「ポン」と払って「金払ったからこれでいいんだろ」で済まされてしまうと思ったからです。反省なんかしてないだろうし。
安西先生の300万円を回収する為の強制競売なので、お金が回収できた時点で競売の必要がなくなるのは仕方ないのですが…。
そして、もう一つ個人的に腹立たしいのが、瀧戸被告は頭から僕の裁判をナメてかかってる事です。
目先の競売を取り下げてもらう為だけに弁護士に相談したけど、その弁護士にも僕の方の裁判については話していないようでした。
300万円払った事で彼の狙い通り競売は停止され、ホッと一安心してると思うと本当に悔しくて腹立たしかったです。
■6月29日「運命の日」
この日は第2回弁論期日でした。実はこの日に判決が出る事になっていました。
マンションを手放す心配が無くなった瀧戸被告は安心しきっているようで、第2回弁論期日だというのに何の動きも見せません。ナメきってます。
名誉毀損での賠償金は数万円から数十万円くらいが相場で、50万円や100万円取れたらかなり凄い方だと聞いた事があります。そういった意味でも安西先生の300万円という判決はかなり異例だそうです。
僕の賠償金請求額は550万円ですが、そのうちの数万円とか、十数万円しかもらえなかったら裁判費用にもならない為、複雑な気分のまま弁護士さんからの報告を待ちました。
午後2時頃、弁護士さんから電話が入りました。
「判決が出ました!当方全面勝訴で550万円満額です!」
・・・・・。
えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?
天と地がひっくり返りました。こんな結果を誰が想像できたでしょうか。
しかし、予想外の結果に浮かれてばかりもいられません。改めて強制競売の手続きを進めなくてはならないからです。
その為には裁判所が送達した判決の書類を瀧戸被告が受け取らないと手続きを進められないので、まずは受け取る事を願いながらじっと我慢してました。
もしもその間に何かを察知して名義を変更するなどの手口を使われたら面倒なので。
その為にこの期間はかなり慎重に行動しました。
瀧戸被告はナメきっているのでまさかこんな判決が出るとは夢にも思っていなかったと思います。
そして、ついに瀧戸被告は裁判所からの書類を受け取りました。
判決を知ってかなり驚いたことでしょう。まとめサイトに異常なアクセスを繰り返したのもその為だと思われます。
瀧戸被告は僕に「訴えられるもんなら訴えてみろよ!受けて立ってやんよ!ま、できねーだろうけどな!」などと嫌がらせメールを送ってきた事があります。
…が、実際に訴えてみたら受けて立ってもらえませんでした。逃げっぱなしでした。
■7月23日「強制競売開始決定」
東京地裁にて強制競売開始決定が出たので再び強制競売スタート。
平成19年(ヌ)第148号
安西先生の方の競売を取り消された時はガッカリでしたが、今度は僕の方で強制競売をスタートしました。
瀧戸被告はまた現金を用意するつもりでしょうか。。。
もちろんまた現金を用意したらそこで強制競売は無くなってしまうのでしょうが、550万円+延滞金(現時点で約11万円)は簡単に用意できる金額ではないと思うのでどう出るかはわかりません。
今までは相手の出方がわからなかった為に慎重に行動してきたので、心配してくれた方々にも細かい報告が出来ずご心配をおかけしましたが、やっと報告する事ができました。
また何か動きがあったら報告します。
------------------------------------------------------------------
【追記(2008.7.24)】
↑上の報告をしてから1年…。
長い間なんの報告もできなかったのには理由がありました。
実は裁判で全面勝訴して強制競売開始決定の報告をした直後、判決を不服として瀧戸氏から控訴されました。
控訴できるのは判決から14日以内で、その期限を過ぎて、更に強制競売の開始決定が出てから日記を書いたので「えっ??」と思いましたが、裁判所からの連絡が遅れただけで、瀧戸氏は期限内に控訴をしていたそうです。
期限内に控訴されたなら仕方ありません…。こちらは嘘はついていないし、面識の無い人物から一方的に被害を受けた事は事実なので正々堂々と争うのみです。
というワケでまた長い戦いが始まりました。
前回も全てが終わるまで発表を控えたので、今回も決着がつくまで言えなかったんですが、まさかこんなに長引くとは思っていませんでした。
まず瀧戸氏の代理人から届いた控訴理由書に目を通し、一気に力が抜けました。
このような明白な状況下で、何に対してどのように反論してくるのかと思ったら、ほとんど全ての内容を否定…。
もちろん特に差し障りの無い部分に関しては認めた部分もあったので、完全に100%否定したわけではありませんが、例えば僕宛てに届いた900通の嫌がらせメールのうち、初期に自分の名前を名乗って比較的丁寧な文章で説明を求めた数個のメール送信は認めたものの、その他は一切送っていないと…。
嫌がらせメールのほとんどがmixiメッセージで送られて来たのですが、瀧戸氏は既にmixiを退会しているので、僕に届いたmixiメッセージを開いても差出人の欄に瀧戸氏の名前は表示されず「 _ 」←このようなアンダーバーが一つ表示されるだけです。
mixiメッセージを送っていないと主張したのは、mixiを退会した事で証拠が消えたからでしょうか…。
しかし、確かに送信者の名前は表示されなくなったものの、「 _ 」の部分にポインタを乗せると今でも送信者の登録IDが下に表示される事に気付きました。
嫌がらせメッセージ送信者の登録IDはわかったので、これが瀧戸氏のIDである事を証明する方法を考えました。
これまでの全体の流れを振り返ってみた時、瀧戸氏は安西先生にmixiメッセージを送った事を認めて賠償金を払っているので、安西先生にお願いして、瀧戸氏が送信した事を認めたmixiメッセージのIDを調べてもらいました。
結果は、僕宛に届いた嫌がらせメッセージの送信者のIDと一致。
思った通りの結果だったのでこの事をまとめて裁判所に提出しました。
僕は面識のない人物から一方的に攻撃され、「もんちゃんは精神障害者である」「犯罪者である」など、事実無根の情報を不特定多数の人物にむけてばらまかれた事による二次被害も被った事から、当初ブログで反論したりしていました。
そのブログの表現についても、僕の「言葉のあや」的な表現にも逐一揚げ足をとるように相手の弁護士から細かく指摘され反論されました。
しかも、最初の裁判の結果を詳しく報告しているのに、控訴されたことをブログで報告しないのは「姑息である」等と言われました。
僕の中では全てが終わってから報告するべきだと思っていたので、最初の裁判を起こしたことも判決が出てから一気に報告しました。
だから今回控訴された事も、全てが終わってから報告するつもりだったんです。それを「自分に不利なこと(控訴された事)を発表しないのは姑息である」等と非難された事は正直悔しかったです。
ちなみに1月に東京高等裁判所で初めて相手の弁護士と会ったのですが、正面にいるにもかかわらずただの一度も僕の顔を見てくれませんでした。
この時は瀧戸氏はいなかったのですが、2月の期日からは毎回出席していたようです。
僕はアメリカツアーなどの関係でこの後は一度も出席できなかったので未だに瀧戸氏と会った事はありません。
インターネット上には、僕やベスパ☆くまメロを中傷する匿名の書き込みなども存在します。
僕はインターネット上に書き込まれた僕及びベスパ☆くまメロを中傷する内容の匿名の書き込みについて、書き込んだ人物の情報開示請求をしました。
しかし、今は個人情報についてとても厳しく管理されてるので拒否されました。
そこで、裁判所から情報開示請求してもらいました。
開示された情報を見ると、すごく細かく記録されていてびっくり。
情報開示請求の結果を見て、改めて「本当の匿名って不可能なんだな」と実感。。。
個人的にとても衝撃を受けました。。。
そしてしばらくすると、裁判所から強制競売停止の通知が届きました。
残念だったけど、これは控訴審の最中なので仕方ありません。
その後も裁判では毎回「こういう事をされた」「そのような事実はない」等という争いが続き、イタチごっこを繰り返していたのですが、裁判官から「お互いにとって和解が一番良いのではないか」と提案されました。
こちらの弁護士と相談した結果、裁判官が勧める提案を無下に断る訳にもいかないし、本来550万円の判決というのはあまりにも多すぎる金額。瀧戸氏が控訴して争っている以上、このまま判決を待ったらかなり減額される事は確実で、場合によっては裁判費用も払えなくなってしまうので、現実的にも和解するのが一番いいだろうという事になりました。
何よりも、もうこれ以上こんな事の為に大切な時間を使いたくないというのが一番の本音です。
裁判中にもベスパ☆くまメロのファーストアルバムのレコーディング、リリース、自主企画イベントの開催、アメリカツアーなどがあり、忙しい中で裁判の資料を作ったりするのが本当に酷でした。早く解放されたかった。。。
裁判官は最初の判決(550万円)の約半分の270万円を瀧戸氏が支払うという和解案を提示。
そして和解が成立し、瀧戸氏から和解金も振り込まれて2006年10月からの長かった戦いは終わりました。
本当はもう少し早く報告したかったのですが、メキシコツアーなどで忙しくなってしまい報告が遅れました。心配してくれてた皆さん、申し訳ありませんでした。
これで全てが終わりましたが、また同じような攻撃を受ける可能性は決してゼロではありません。
嫌な思いや辛い思いもたくさんあったけど、その分色んな人の優しさを実感したりして、全ては人生勉強の為の貴重な経験だとポジティブに考える事にしました。
今まで自分には縁の無いものだと思っていた裁判の事、優秀な弁護士さんは本当に頼りになるという事、ネット上での匿名はありえない事など、色んな事を知る事もできました。
今回の和解は決して望んでいた結末ではありませんでしたが、今はこれでよかったと思ってます。
瀧戸氏にはもう二度と同じ事を繰り返さないようにしてもらいたいです。
(長文失礼しました。この件についてはもう触れないつもりですが、何か重要な書き忘れなどに気付いた時はまたここに追記します。)