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[米国]
IT企業の地球温暖化対策ランキングでIBMがトップに

アップル、アマゾン、イーベイなどは最低ランクの評価

(2007年07月04日)

 気候問題に取り組む非営利団体のクライメートカウンツは、ハードウェア/ソフトウェアを提供するITサプライヤーなど、大手企業の地球温暖化対策を評価したランキングを発表した。IT関連企業では、IBMがトップとなる一方で、アップル、アマゾン、イーベイなどが最低ランクに評価されている。

クライメートカウンツが発表した地球温暖化対策企業ランキング報告(PDFファイル

 クライメートカウンツは、有機ヨーグルト・メーカーの米国ストーニーフィールド・ヨーグルトと、米国ニューイングランド地方を拠点に地球温暖化対策に取り組む非営利団体のクリーン・エア‐クール・プラネット(CA-CP)が共同で設立した団体。

 ストーニーフィールドとCA-CPは、ニューヨークのコンサルティング会社グリーンオーダーの協力を得てサプライヤーの評価方法を確立したとしている。フォーチュン誌によると、グリーンオーダーは、フォーチュン500の顧客を中心に、環境対策によって利益を上げる方法をアドバイスしているという。

 グリーンオーダーはクライメートカウンツのプログラムに戦略的な指針を提供し、採点方法の開発を支援したほか、採点結果の検証も行っている。

 採点は22個の基準に基づき、100点満点で行われた。企業が自社の温室効果ガス排出量を測定しているか、地球温暖化の要因を削減しているか、といった点に加えて、地球温暖化を阻止するための環境規制の支持/不支持、自社の地球温暖化対策に関する情報の開示などが評価され、得点が高いほど、その企業の取り組みは高く評価されている。

 IT関連企業では、IBMが70点でトップとなり、HPが59点、ソニーが51点、デルが41点でそれに続いている。ヤフーと日立は36点、マイクロソフトは31点だった。グーグルは17点と評価が低く、イーベイとアップルはわずか2点、アマゾンに至っては0点という最低ランクの評価が与えられている。

 だが、こうした評価が十分に妥当なものかについては議論の余地もありそうだ。例えば、中国レノボはIBMブランドとして分類され、単独の会社として扱われていない。また、炭酸ガス放出量の絶対量や炭素強度に基づく評価も行われていない。

 さらに、炭酸ガス放出量の削減に努めているグーグルが17点であったほか、精力的に環境対策を推進しているデルとアップルの得点に41点と2点というバラツキがあることを疑問とする見方もある。

 なお、ストーニーフィールドは自らの環境対策について、「当社は米国の製造業者として初めて、工場でのエネルギー使用による二酸化炭素放出の完全な相殺を果たした」と主張している。

(クリス・メラー/Techworld オンライン英国版)






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