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タミフル効かない!?今冬のインフルエンザ (3/3ページ)

2008.12.20 21:30
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 感染研インフルエンザウイルス室の小田切孝人室長は「治療薬はタミフル以外にもリレンザがあり、すぐに心配するような状況ではない」としているが、監視を強化する考えだ。

 一方、CDCは今冬、ウイルス50試料のうち、49(98%)で耐性を確認。米国内のインフルエンザの主流が19日、耐性ウイルスであるとして医師らに注意を促した。CDCは、このウイルス型の広がり具合は不透明としているが、他国に「飛び火」する可能性も否定できない。厚労省は「日本ですぐにどうこうなる状況ではないが、今冬の耐性ウイルスの発生状況をモニタリングしていく必要がある」としている。

タミフルとリレンザ

タミフルはA型、B型インフルエンザウイルスの増殖を抑える治療薬。日本では平成13年2月に販売開始。発症から48時間以内に服用すれば、高熱が下がり、回復が早まる効果がある。発生が懸念される新型インフルエンザ対策の一環として、国家備蓄が進んでいる。リレンザは、飲み薬のタミフルと違って、専用の器具を使って吸入する薬剤。ウイルスの主要な増殖部分の気道に到達し、ウイルスを阻止し、タミフルと同様にA、B型に効果がある。タミフル耐性のウイルスが出てきたときの2番手として、期待されている。



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