2008年12月21日 17時45分更新
北朝鮮による拉致問題について多くの人に関心を持ってもらおうと、21日、富山市で講演会が開かれました。
これは、国が設けた北朝鮮による人権侵害を考える強化週間にあわせて、県内の特定失踪者の支援団体などが開いたものです。
会場の富山市のサンシップ富山では拉致問題に詳しい専門家が基調講演を行いました。
このうち特定失踪者問題調査会の荒木和博代表は、拉致問題は私たち1人1人の安全に関わる現在進行形の問題としたうえで、「北朝鮮に対する日本政府の対応を注意深く見守る必要がある」と述べました。
また救う会全国協議会の島田洋一副会長は6か国協議など最近の北朝鮮をめぐる世界情勢について説明した上で、「日本政府は拉致問題だけでなく核開発問題についても北朝鮮に対して圧力をかけていくべきだ」と訴えました。
会場にはおよそ120人が集まり拉致問題に関する専門家の意見に耳を傾けていました。