財布15.000円、ジーパン6.000円、シャツ3.000円、食事と食料5.000円、マンガ3冊1500円と、
今日一日で30.000円使っちまいましたシロガネーゼDjinnですこんばんは。
シロガネーゼの意味は分かりません。多分「からくりサーカス」に出てくるやつです。
さて、その今日買った漫画だけど、「G戦場ヘヴンズドア」と言う。全三巻である。
「プラスチック解体高校」「極東学園天国」の日本橋ヨヲコ先生の作品だ。
何度か読み込んだ漫画ではあるが、なぜか手元にないのでまた買ってきてしまった。
彼女は感動を伝える名人だが、
とりわけ僕は、日本橋ヨヲコ先生の漫画で人生が変わるタイプの人間である。
島本和彦遺伝子、松本大洋遺伝子の流れる自分こそが
最もコアな日本橋ヨヲコファンに成りうると断言したい。というかなりたい。 ←(○口○*)
ポーカン
それにしても見事な題名だろ?
「G戦場」は、「G線上のアリア」が元になってるけど、
そこには漫画を書くための道具「Gペン」の「戦場」=「マンガ家の戦場」が暗示されている。
「ヘヴンズドア」ってのは先生本人の弁では
「漫画を描いてるとイっちゃうときがある。それがヘブンズドア。(SEXのイくはガンダーラらしい)
つまり、『Gペンの戦場で戦った者だけが見える聖域』と言う意味です」とある。
いや、違うね!(笑) これは確信犯だよ。
「ヘヴンズドア」とは「JOJOの奇妙な冒険」に出てくるスタンドの
「ヘブンズドアー」の意味も狙ってるんだろう。
だって、一巻の表紙、まんま「ヘブンズドアー」だぜ!

「お前は岸部露伴に攻撃できない」
☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ スタンド発動。
荒木飛呂彦先生も好きな僕は、これだけで購入意欲をそそられてしまうんだけどね(笑)
内容に振れよう。
メタ漫画である。
「漫画(家)を描くマンガ」は古くは「サルでも描けるまんが教室」「まんが道」から、
最近のものなら「編集王」「吼えろペン」など数多くあるが、
本作は特に「成長を描く」事にベクトルが向いているマンガだ。
日本橋ヨヲコ先生の作品の魅力は、一話読むだけで伝わってくるだろう。
まず目に飛び込んでくるのはシンプルで力強く、生き生きした画風。
そして気付いたら心の中に住み付いている、個性豊かで魅力的なキャラクター。
それにセクシー、バイオレンスのエッセンスがふんだんにまぶされたストーリー展開。
根底に流れるのはシラケ世代の「なおざり・みせかけ・その場しのぎ」に対するアンチテーゼと、
「友情」や「努力」の本当の意味を熱く語る芯の通ったニホンバシイズム。
その肯定的な作風から、読後感は爽快で胸に残る。
そして今回の漫画のテーマは「戦友」である。
同じ舞台で、人生を掛けて戦う友達だぜ? 血液が沸騰してくるではないか!
主人公は人気マンガ家の息子で高校二年生の境田町蔵。
彼は父親とその職業である漫画を憎みながら、
父親の愛人である裕美子との関係に溺れるという荒んだ生活を続けていた。
ある日、教室でクラスメイトの鉄男の周りに人だかりができている。
当の鉄男と言えば、普段から口数が少なく、感情を表に出さない変わった男であった。
そんな彼は幼い頃から漫画を拠り所にして生きてきたのである。
「プロでもねえくせにこれ見よがしに描いてるやつ見ると寒気すんだよ。
本気でやるならこっそりやれや」
馬鹿にしきった態度で「お前が尊敬してるマンガ家って誰だよ」と町蔵は尋ねる。
トゲのある態度にも全く感心がないように、鉄男ははっきりと答えた。
「坂井 大蔵」
親父の名前であった。
聞いた瞬間に破いていた。
周りから嬌声が上がる。
しかしそれは非難の声ではなく、「ここから逃げろ」という生け贄に対する警告であった。
「な…に… 言ってんだお前ら…? …逃げろ?」
寒気がした。
鉄男に腕を引かれる。
間一髪で机が真っ二つに砕けた。
腰を抜かしながら見上げると、そこには金属バットを持った女生徒久美子が町蔵を見下していた。
「惜しい」
町蔵の頭を砕けなかったのが惜しいという意味である。
「久美子。やめて」
あわやという所で鉄男が言うと、久美子は顔を赤くしてすぐにおとなしくなった。
「じゃあ、あんたが一番大事にしてるモン出しな。あんたは鉄男の聖域を壊したんだ。
同じ目に遭うのが筋ってモンだろ」
久美子の言葉に戸惑うも、町蔵は鞄を探り、ばつの悪そうな顔をしてそれを差し出した。
原稿用紙に書かれた自作の小説であった。
赤い顔をして居る所を見ると、それは本当に町蔵の聖域のようだ。
「鉄男の好きにしな」
久美子に手渡されて鉄男はそれを受け取る。
周りから口々に「破いちゃえ」と声が上がる。
しかし、鉄男は黙々とそれを読み続ける。
長い沈黙であった。
「坂井 大蔵のにおいがする」
ふと、顔を上げた鉄男の言葉に、町蔵は強い衝撃を憶える。
「…でも、それよりずっと強くてやさしい。なんだろう、すごくいい」
座り込んだままの姿勢の町蔵に、鉄男は右手をさしのべて続けた。
「こんなものを破くことなんて、できないよ」
その右手を呆然と見上げて、町蔵は胃の底が熱くなる思いを感じていた。
鉄男は手を引かず、戸惑う町蔵を正面から見つめて言った。
「オレにはできない」
これが第一話のストーリーだ。
エロ格好いい(←今流行ってるんでしょ(。・д・。))久美子のパンチラアクションが
見せて上げられなくてとても残念だけど、それは読んでのお楽しみ。
島本和彦は言う。
「あしたのジョーと言う漫画は、(ジョーが立ち上がる姿を)読み終わった後に
『自分も立たなくては』と思う。そう言う漫画なんです」
「G戦場ヘヴンズドア」は、そう言う漫画である。
日本橋ヨヲコ先生は島本和彦遺伝子を受け継いだマンガ家だ。
単に熱血というだけでなく、彼らには「言霊を生み出す才能がある」という共通点がある。
言霊とは力の宿った言葉のことだ。
どんな力か? 人の生きる道を指し示す力である。
彼らの作品には、人の人生を変え得る魅力的な言葉がいくつも出てくる。
それはひとえに、たゆまぬ探求心と、先人の功績を分析・吸収できる
頭の回転の速さのお陰だろうと思う。
感情を言葉として知覚して、意味を内包した言葉を生み出すことができるのは、
言葉を司る左脳が発達していると言うことだ。
簡単に思えるかも知れないけど、右脳を駆使する漫画家にはとても難しい事なんだぜ。
最後に、青春時代を過ごしている君が、今「何か面白いことないかなー」なんて
虚無感に襲われているとしたら、作中のこの言葉に反応できるかも知れない。
残酷な位まっすぐなストレートの球は、もう大人になってしまった僕らが聞くと
鳥肌が立ってしまうほど伝わってくる。
野望を秘めたまま学園生活を送り、「仕事」という戦場に乗り込んでいく主人公に対する言葉。
「かわいそうになあ。気付いちゃったんだよなあ、誰も生き急げなんて言ってくれないことに。
なあ。見ろよこの青い空、白い雲。そして楽しい学校生活。
どれもこれも君の野望をゆっくりと爽やかに打ち砕いてくれることだろう」
「君にこれから必要なのは絶望と焦燥感。
何も知らずに生きていけたらこんなに楽なことはないのに」
「それでも来るか、君はこっちに」
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書店で見かけたら要チェックすることをオススメする。
くれぐれも漫画喫茶で見ないようにね!
号泣して他のお客さんにチラチラ見られて恥ずかしい思いをしても知らないぞ。
P.S.
G戦場ヘヴンズドアの批評でインテリ気取ったこじつけの理論を展開したり、
画風が少し変わったから見る気が失せただとか見当違いの批評してるやつ居るけど
はっきり言って程度が低すぎる。
そんなもん批評で言えば最低ランクの「印象批判」「模範批判」でしかないんだ。
批評や漫画理論がなぜ必要かと言えば作家を育てるためだろ。
自分の価値を上げるために作品に関係ない所で無理にバッシングをする批評の意味は何なんだ?
作品の上っ面しか読めない癖に批評気取ってんじゃねえ。
そんな批評じゃ読者も作家も育たない。「オナニーは布団の中だけにしとくんだな」。
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◇今日のわぁ━━ヽ(。´▽`。)ノ━━ぃ拍手:
匿名さん / |д゚)トテモヒサシブリ
そうか、DjinnちゃんもFFポーションを買ってしまったか
いや、あれマズイを通り越して「毒!?」って思ったから、私。
いや、そんな事よりあれを99個も持って歩くのか、FFのキャラは力が強いなあと、
全然関係ないところで感心してる訳で。
それと同じように、メイポのグッズって、でればいいのになあ。
レプリカでグリュンヒルなんか出たら、買っちゃうかも(いやまあ8Mとか25Mもしたら、
手も足も出ないけど^^;)〜。
Djinn:毒<(゜ロ゜;)>ノォオオオオオ!! でも、グリュンのレプリカ欲しい(*´・Д・)(・Д・`*)ネー
索冥さん / 一人に紹介してみました
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その後10分位友人が暴走しましたとさ
おしまいk(殴
で、では
Djinn:Σ(゚Д゚)暴走 それはおしまいケルですね(笑)
茨の剣さん / 僕はかえで鯖でやってるんですが、
何故に、あなたの変態ぶりを他の鯖に届けてあげないのですか?
茨の剣さん / できたら、他鯖で活動する時は名前を出しておいてください。(HPに)
よろしくおねがいします。活動しない時は…クックックッ…
Djinn: (((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク
ルビーちゃん / 急に会えなくなったので・・・
気持ちの整理がつかないけど・・・
さようなら。
また帰ってきますね
Djinn:(ノД`)うぇん 凄く寂しいよ。また絶対遊ぼうね。僕のこと忘れないでね。