弦によっても音がけっこう変わりますが、ここ数年はずっとダダリオを使っていました。
ダダリオは中域が前に出て、かつツヤのあるトーンが得られるのでけっこう抜けのいい弦です。

でも最近は使用するギターにもよるのですが、ギターのふくよかな中低域が出てかつ枯れたトーンがほしいのでアーニーボールを使うことが増えています。

太さはどちらもレギュラーの10~46です。
最近はもっと太くしてもいいかなと思いつつ、とりあえずレギュラーを使い続けています。
太くすると中~低域の太い感じが良く出てきて、細くするとハイのキレが増してくるのですが細すぎるとハイが出すぎてしまう感じがするので僕はあまり細いものは使いません。
ピッキングによってハイのアクセントを出しやすい太めのほうが好みです。


アーニーボールに変えてよかったなと思う点はいくつかあるのですが、アーニーボールの場合は張り替えてすぐに自分の狙っているぐらいのトーンが出てくれるのがうれしいです。
個人の好みになってしまうとは思いますが、僕の場合ダダリオは張り替えて1~2週間ぐらいしたときの感じが微妙にハイの硬さが抜けてきて好きだったりします。


もう何年もアーニーボールとダダリオでやってきているのですが、他にも僕が試した範囲だとブーマーやエリクサーあたりはよかったです。
ブーマーはハイのジャリジャリした感じが良く出るので、ハードに刻みたい時には重宝しますし、エリクサーはトーンバランスが自然で扱いやすい弦です。弦がよくすべって長持ちするのも見逃せません。


弦はピッキングの際に直接触れるものなので、色々とこだわってみると面白いと思います。

# by nkrocksound2 | 2008-12-21 01:08 | Trackback | Comments(1) 

ピッキング

音作りになるとどうしても機材にこだわってしまいますが、実はピッキングって非常に重要だったりします。
単純に強く弾く、弱く弾くとしても弾き方一つでギターの鳴りや倍音が変わってくるし、ピッキングで出す音の成分によってトーンバランスが大きく変わってきます。
極端に偏ったセッティングをしない限りピッキングの影響は非常に大きいので音作りをする上で弾き手のニュアンスは非常に大きなポイントになってきます。

ピックによって実に様々な音の出方がするのですが僕の場合はもう何年もこの2種類でやっています。
ダンロップの0、96ミリと1,14ミリの2枚を使い分けているのですが、コードストロークが多い時には0.96、ハードロック~ヘヴィーメタルなど刻みやリフものでは1.14を使うことが多いです。

1.14にすると音の粒がかなり硬くなるので単音でも芯のある音が出せ、0.96だとピックのしなりを生かしてキレのあるカッティングフレーズがやりやすくなります。
0.71だと僕の場合はちょっとアタックに物足りなさを感じるのですが、軽いタッチでキレがあるので0.71を使ってみることもたまにあります。

ただ最近はもう少し枯れた音を出したいと思っているので同じぐらいのしなりが得られるやわらかめの材質のピックを使ってみようかと考えています。

アコギはあまり突っ込んだ話はできないのですが、アコギを弾く際には材質が固めのものを使用していてアコギ独特のハイの鳴りが出るようにしています。



話は変わりますが久しぶりに18Vポンプアップユニットを使っています。
人によって好みはあると思いますが、僕の感覚だともともとレンジが広い音に使うと音が突き抜けすぎて使わなかったのですが、レンジの狭いTSモードなどで使うと絶妙なスパイスになってちょうどいいコシがでたりするので最近よく持ち歩いています。
歪ペダルをブースター的に使う際にも有効ですね。

マイルドな音が好みの人にはイマイチなこともあるかと思いますが、シチュエーションにあわせて使い分けると色々とメリットがあるのでお勧めです。
ちなみに18Vのポンプユニットがなくても9V電池を直列につなげれば簡易的に18V電源を作ることもできるので興味のある方は試しに作ってみると面白いかもしれません。


# by nkrocksound2 | 2008-12-20 00:34 | Trackback | Comments(2) 

WAGNUS

先日、WAGNUSというメーカーの電源ケーブルを導入してみました。



ハイクオリティーの電源ケーブルは以前、借りてみてかなりいい結果が得られていたのですがけっこう値がはるのでずっと手が出ずにいました。
その後しばらくは付属の電源ケーブルでやっていたのですが、先日WAGNUSのケーブルを知って導入してみました。

調べてみるとかなりのコストパフォーマンスで評価も高く、プロの現場でも実績をあげているとのこと。

この機会にと思い、一本ギターアンプ用にケーブルを注文。

僕はWAG-CAB1というやつを注文したのですがギターアンプには太いほうがお勧めということで太いタイプのものに変えてもらっています。
値段はその分をプラスして7000円ちょっと。

まずは僕の持っている中でもっともパワフルなアンプ、BognerのUbershallにこのケーブルを接続!
そして音を出してみましたが・・・。


いいです!

低域はぐっとコシが出てヘタに暴れることなく芯があり、中域~高域にかけては音がより鮮明になってかつ気持ちよくハイの倍音が抜けていきます。

非常にいい感じです!

Ubershallの低域、そしてハイの感じがよく出て確実に音質が良くなっています。

僕が以前試した2,3万のものと比べても全くひけをとりませんし、このケーブル独特のタイト、かつパワフルな音質を好む人にはたまらないケーブルだと思います。
ちなみにこのケーブルは話によると100時間ほどエージングを必要とするらしいのですが、最初からこれだけの音質なのでこれから先がかなり楽しみです♪(今はまだ10、20時間といったところかな?)

ちなみに、どのぐらい太いかというと・・・・

極太です(笑)
比較用にUbershallについていたケーブルを並べてみましたがすごい太いです(^^;)
めちゃくちゃ太いのでほとんど曲がりません。(あえてデメリットをあげるとしたらこの点ですかね・・・)

Wagnusは他にもケーブル関係のものを出しているのですが、評判もかなりいいようなのでまた試してみたいと思います♪

# by nkrocksound2 | 2008-12-19 01:01 | Trackback | Comments(0) 

ブルースのトーンを求めて

ども、NKです。

先日NKROCKSOUNDユーザーの一人、高橋圭一さんがツアーで近くまで来ていたのでお会いする機会がありました。
とても多忙な人なのでほとんどお話しすることはできなかったのですが、(本当にお忙しいところ、お会いしていただき感謝です!)いくつか高橋さんの音で気になっていたことについて聞くことができたので早速楽器持参で色々と試奏してきました。

以前からブルース系の音を作るときにはマーシャルのJCM2000 DSL50のみでやってきたのですが、どうしてもシンプルなチューブアンプでもっと雰囲気のあるトーンが出したいと思っていました。
今までフェンダーやVoxのスタンダードなものを使ってみたことはあったのですが、なかなか納得いく音が出せるものが見つかりませんでした。

それで今回、ギターとエフェクターを持ってコンボタイプのものをいろいろと弾きあさっていたのですが、一台ものすごくいい音のアンプを発見!
これです!このトーンです!!

VOXの50周年記念ということで復刻されたAC15H1TVL。
このトーンを探していました!!


そしてエフェクターを繋いで色々と反応をチェック・・・。

このドライブ感です!!

RichDrive、HotDriveとの相性はもう最高!

箱もいい感じで鳴ってくれるし、たまらないトーンです。

店員さんもメチャメチャいい音ですねー、何使ってるんですか?と一言。
(覚えてください。NKROCKSOUNDですよ(笑))

試奏してからしばらく検討して購入するつもりだったんですが、あまりにも絶妙なトーンだったので結局その場で購入してしまいました(店員さん、値引きサンキュ!)

ヴィンテージタイプのアンプはものすごく繊細なトーンで、今時のアンプと比べて本当にギターやエフェクターの雰囲気がはっきりと出て、空気感があります。

いい買い物ができましたm(_ _)m




それとちょっと話は変わるのですが現在、ストラトの導入を検討中。
今持っているGreco by Zemaitisのシングルピックアップのものは非常に音にツヤがあって、綺麗な音がするのですが、最近は枯れたストラトのトーンに魅力を感じています。
Fenderのカスタムショップやヴィンテージはほしいトーンの物になるとちょっと僕には手がでないのですがVanzandtのストラトがかなりいい感じでした。
一応、一本フェンダージャパンのテキサスを載せたストラトがあるんですが、あれは僕が求めているトーンとは近いものはあるんですがちょっと違う気がします・・・。

Vanzandt、気になります・・・

# by nkrocksound2 | 2008-12-17 23:18 | Trackback | Comments(1) 

NKROCKSOUNDとNKのこれから

ども、NKです。
活動終了に伴い御世話になった方々のところへ挨拶へ行ったり、残りのエフェクターを作ったりと忙しい日々が続いています。

今日は以前から御世話になっているお客さんのところへ挨拶に行ってきたのですが、色々と話をしている中でハンドメイドエフェクターの音を求めている人はまだまだ少ないんじゃないかという話になりました。

確かにハンドメイドエフェクターの音に対する需要はまだまだ少ないように感じます。
工場で作っているエフェクターと比べると製作の工程で手間隙もかかるのに、それでいてその音を求めているミュージシャンはごく一部だと思います。

ハンドメイドエフェクターの良さというのはどういうところかというと、僕はトーンバランスやレスポンスなど、音のキャラクターではなく音質にあると考えています。
市販のエフェクターが悪いかといえばそんなことは無いのですが、僕自身が求める音というのはもっと違う音なんです。
僕自身が入り込める音というのは自分自身の演奏と機材のキャラクターが調和しているものであって、機材を通すことで音の主導権を機材がもっていってしまうような機械的な音ではないため、そういう感覚でエフェクターを作ったり、機材をチョイスしたりしています。
そしてそんな感覚をもとに僕がチューニングしたエフェクターを気に入ってくれるユーザーも沢山いましたし、NKROCKSOUNDのエフェクターを通してハンドメイドエフェクターに深い興味を示してくれた方が多かったことを考えても、まだまだ世の中には良い音の流通が足らないような気がします。

高いエフェクター、ハンドメイドエフェクターだからいい音かといえば必ずしもそうではないのですが、やっぱりいい音に触れることでいい耳、感性が養われていくのでもっと沢山のいい音が世の中にあふれていってほしいというのが僕の思いです。



話は変わりますが今後、僕は何よりも出会いを大切にしたいと考えています。
今まで沢山のすばらしいミュージシャンと出会い影響を受けてきましたが今回、かつて感じたことのない研ぎ澄まされたプロの精神に触れる機会があり、まだまだ自分は色々なことを吸収したいという思いがこみ上げています。

今後、NKROCKSOUNDでは色々と事情もあってしばらくはエフェクターの製作は難しいと思うのですが、合間をみてまた僕自身が納得できる音を世の中に送りだしていくつもりです。

そして僕自身、まだまだ自分の知らない音の世界がある以上、今後も新たな挑戦を続けてより人の心に触れるサウンドを作り出していきます。


Have a Rock Time!

# by nkrocksound2 | 2008-12-16 17:01 | Trackback | Comments(0) 

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