落書帳

最新の落書帳はこちらからどうぞ
1999 年 8 月 31 日

Nature に自分の顔写真が載ってしまった。 それも、自分の研究ではなく被験者として晒しもの状態である^^;;; まあ一生のうち2度とこんなことは起きないだろうから永久保存しておくのもいいかもしない。


1999 年 8 月 27 日

1泊2日の日程で修善寺にきている。 スケジュールがタイトで温泉に入る暇もないほど忙しい。 学際的な会議なのだが、学問というのもいろいろ宗教みたいなことが いろいろある。 特に近親憎悪みたいなのは激しい。 出ている結論は類似していて、出発点の仮定が異なる場合には その出発点の攻撃のしあいになる(無意味な争い)。 それを客観的に観察している分には結構おもしろいのだが、自分にそういう攻撃が及ぶと 嫌になってくる。 泥沼に陥っている人たちは不幸だなと思う。 でも逆に本人たちは喜んで泥沼にはまっているのかもしれない。


1999 年 8 月 24 日

とある人の葬式に行ったのだが, 某キリスト教系宗教団体の形式で葬儀が行なわれた. といってもそれほど特別なものではなく牧師さんの話が30分程度あるだけの 極簡単なものだ. それによると人間はすべて復活するらしい. 「DNA さえあれば全く同じ人間を作ることができると科学者の研究でも わかってきています」などとちょっと笑ってしまうような説明はともかく, 実際に復活したら気味が悪いだろうなと思った. 歴史上の人達が全部一度に復活しちゃったらとか, 地球滅亡したあと復活しちゃったらとか考えないんだろうか.

宗教って理屈じゃないと思うんだけど, 変な理屈をこねちゃうところが不思議だ. やっぱり何か理屈がないと信じにくいのかな. 葬儀に出席していたうちの信者の人達はほとんどの人が迷いのない澄みきった 目をしていてちょっと恐ろしかった.


1999 年 8 月 11 日

固い話が続いたので今日は柔らかい話. 最近, ネット上の某掲示版で腐女子(たぶん[ふじょし]と読む)の見習いをしている. 腐れた女子という意味で, まあ女子になることはできないが, この 腐れという言葉が面白い. まだまだうまく説明できる程理解できていないが, イメージとしては
・話題はちょっとお下劣だけど 18 禁ではない
・もので例えると苔みたいな感じ?
・不真面目というわけでもないが堅苦しくもない
・オタクみたいだけど暗くはない
これだけじゃ何のことかわからないけど, ちょっと身につけてみたい 生き方ではある. とにもかくにも腐女子の真打ち目指して修行中である.


1999 年 8 月 10 日

小さい頃から束縛されるのは嫌いだった. 幼稚園には家から逃げるようにして通い, 大学も地元から飛び出したい という気持ちが強くて東京に出てきた. できれば日本も飛び出したいんだが いかんせん才能がそれについてこなかった.^^;

そんな私でもなぜか郷土愛のようなものを感じることがある. 今まさにやっている高校野球でも地元チームの結果は気になるし, プロ野球でも中日が好調と聞けば悪い気はしない. それでも熱狂的なファンというわけではなく, 小さい頃からの 慣れ親しんだものへの愛着のようなものだ. これは生物の本能みたいなものかもしれない.

本能のまま動くことは自然なことではあるかもしれないが, 危険でもある. 束縛され執着することは, それ以外のもの(他者)に対する排他的な 気持ちにも通じる可能性がある.

その極端な例が戦争である. 宗教(あるいはイデオロギーのようなもの)は心の安静をもたらすが, それが異教と触れ合った時に爆発してしまうと悲惨なことになる. 最近のユーゴ侵攻, 北朝鮮問題, 国旗国歌問題を見てそんなことを考えた (ちょっと飛躍のしすぎか?).

愛○心, ○○ファンというようなものはふつふつと個人の中で 自然と湧き起こって来るものだ. 不必要に鼓舞したり, そうでなくても個人が本能に従いつっぱしてしまうことは とても危険な気がする. 自然主義は僕も好きだけど, 自然には危険もいっぱいあるってことを 自覚していないと痛い目に会う. 自然って何? っていう問題もあるしね.

私は研究という仕事をしているが, 組織や国のために研究しているわけではなく, すべての人の知的な財産を増やすことを生きがいにやっているつもりである. おまえは研究に対して本能的につっぱしっているんじゃないかとつっこまれると ちょっと困るのだけど, まあそんなにつっぱしってるわけでもないんで 許してください^^;;; (おいおい)

わけのわからないことになってきたのでこのへんで.


1999 年 8 月 4 日

「あなたの値段を鑑定します」 というホームページの情報があったので やってみた. 結果はこちら. まあお遊びの範疇だろうが, 結構当たっている気もする所が恐ろしい(なお, 製作者のページは閉鎖しているよう なので, そのうちなくなってしまうかもしれません).

最近マシンの引越しで古いファイルを整理していたら, 日記のファイルが出て来た. 私にしては珍しく 2ヵ月くらい続いていたようだが, その存在すら忘れてしまっていた. 3日坊主なら他の誰にもひけをとらない自信がある?私としては, やっぱり 読者がいる方が張り合いがあるので, web 日記の方が向いているようだ. とっても私的なこととか, わけのわからない文章とかを書くのが気がひけるという デメリットはあるが(といいつつ結構そういうことも書いている).

さて子供の話. 子供ができると人生観が変わるとよくいわれるが私の場合は 結婚しても子供ができてもそれほど大きく変わった気はしない. ただ, 子育ての負担というのは半端ではない. そのうち楽になるだろうなるだろうと 思っていても全然楽にならない. 単に大変さの質が子供の成長とともに 変わってくるだけだ.

子供が何でも反抗して来るようになった. これも成長の証なのだろうが, こっちも疲れているとキレてしまう. 怒鳴ったり, ひっぱたいたり. 自分はそんなに激しい感情の起伏はないと思っていたが, 子供に対する態度を みると, 自分の感情を普段は理性で抑圧していて, 子供という弱い者にたいして 爆発しているということがわかる.


過去の落書き


-> 赤穂のホームページへ

お問い合わせ・ご質問は下記までどうぞ
s.akaho アトマーク aist.go.jp