28日(火) | 29日(水)  30日(木) 
 
8月28日(火)放送
急増!子どものネット被害
〜携帯サイトに潜むワナ〜


中高生の大多数が持つ携帯電話。パケット定額制の普及により頻繁にネットに接続する子どもたちが、今様々な犯罪に巻き込まれている。国民生活センターに寄せられる子どものネット被害は年間2万件。音楽の無料ダウンロードサイトからアダルトサイトにつながり、高額な料金を請求される手口、交流サイトを通し、性犯罪や恐喝に巻き込まれるケースなど、子どもを狙う手口が日々巧妙化している。被害を防ぐ為、携帯電話会社は、有害サイトにつながらないサービスの利用を呼びかけ始めた。またPTAが中心となり、子どもが利用する携帯サイトに不適切な書き込みがないか、パトロールする地域も出ている。増える子どもの被害をどう防ぐか。課題を検証する。
(NO.2455)

スタジオゲスト 下田 博次さん
    (群馬大学教授)
 
 
 

8月29日(水)放送

無実の“死刑囚”124人の衝撃
〜えん罪に揺れるアメリカ〜

先進国で死刑制度を持つ数少ない国、
           日本とアメリカ─── 。
今その一角アメリカで、死刑宣告を受け服役していた受刑者の無実が相次いで判明し、大きな衝撃が走っている。えん罪を見つけ出しているのは、進化を続けるDNA鑑定の技術。残された微量の証拠品から、事件の真相に迫り始めている。一方、えん罪のない司法制度への模索も進められている。自白の強要など捜査の誤りを無くすため、取調室の一部始終を録画する手法が全米各地の警察に広がり始めている。失墜した司法制度への信頼は取り戻せるか。死刑えん罪に揺れるアメリカの今を見つめる。
(NO.2456)

スタジオゲスト 伊藤 和子さん
    (弁護士)
 

 
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8月30日(木)放送

橋崩落事故の波紋
〜問われる安全〜


今月1日米ミネアポリスで13人の犠牲者が出た橋の崩落事故。頻繁に点検されていたにも関わらず、なぜ落ちたのか?専門家からは、構造だけでなくメンテナンスに不備があった可能性が指摘されている。日本でもこの事故が他人事ではない事態が起きている。6月に三重県の木曽川大橋で鋼材が破断。定期点検では見逃されていた「腐食」が原因だった。高度成長期に建設された橋が多く、全国14万の橋の半分近くが20年以内に補修の必要性が高まってくると見られる。ところが、全国9割の市町村では橋の定期点検さえ行われていない。アメリカでの崩落原因究明の最新状況を報告すると共に、日本の橋の現状と、全国に先駆け橋の管理に取り組み始めた青森県なども取材し、橋の安全を守っていくには何が必要かを考える。
(NO.2457)

スタジオゲスト 藤野 陽三さん
    (東京大学教授)
 

 
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