教育・受験に携わる社員として〜「和顔愛語 先意承問」

Z会Web戦略統括の寺西隆行です。タイトルは最も大事にしている言葉です(意味は左下「プロフィール」を参照)。
普段の仕事のことや教育に関すること、子ども達のこと、ネットのことなど、いろいろ思うままに書いていこうと思います。

     
首相いじめを目的化し過ぎるな!
[2008年12月20日(土) ]

<時事ネタ>
Q.サッカーの天皇杯、サンフィレッチェ広島と共にベスト8に名前を連ねたものの、残念ながら敗退したJ2のチームは?

〜答は最後、その前にブログの人気upにご協力を!ここをポチッと。

※風邪は大分回復しました。ご心配をおかけしました(えっ、してない?)。


麻生首相がハローワークで失業者の相談にのっている姿がTVで放映されました。
今日と数日前、2回目にさせていただきました。

結論から申し上げますと

「なんでそこまで麻生首相が非難されなきゃいけないのか」

率直にそう感じました。
※ちなみに麻生首相の政治能力そのものについては、疑問視している一人ではあります。


TVで放映された姿は…

==========
1人の青年がハローワークに相談に行きました。

「やることが決まっていなければ、相談にもなかなかのりにくいよね…
何をやりたいか、はっきりしたらどうか」

という麻生首相のコメントがありました。
==========


この映像に対し、今日放映された市民の声(失業者の方)は次のようなものでした。

==========
首相は何もわかっちゃいない。「やりたいこと」なんて選べない。何でもいいから雇って欲しい、という気持ちだってあるのよ。
==========


失業者の方の声はごもっともですし、麻生首相の回答における「話し方」も決して上手とは思えませんでした。

でも待ってください。
首相の話している内容そのものは、そこまで声高に批判されるようなことなのでしょうか?



この放送局ではない別の放送局では、上記の麻生首相の映像の他、麻生首相に相談する若者の声も含めて放映されていました。

「六本木で、できればかっこよい仕事で…」

この声の下、ハローワークに相談に来た若者に対し、あなたが職員ならどんな感情を抱くでしょうか。


この若者の声まで放映していた放送局では、下記のような市民の声(主婦の方ですかね)も放映されていました。

==========
「やりたいこと、っていってもね、やりたいことを叶えてくれる会社がなくなったら何もできなくなるのよ!」
==========

この声に対し皆さんはどう感じるでしょうか。


同調する人もいるでしょう。
「給料をもらってから働く」のではなく「働いてから給料をもらう」という思考の人は「甘えている」と思うでしょう。
感じ方は人それぞれですので、個人の思考まで踏み入って良し悪しを論じるつもりはありません。


しかし意図的に、麻生首相が人でなしのような構成にするのは止めていただきたいのです。
続きを読む...

風邪ひいて…
[2008年12月19日(金) ]

薬のんでぶっ倒れています…

「教員辞めたいと思った」61%に「おすすめ記事」票が42件!
[2008年12月18日(木) ]

<時事ネタ>
Q.将棋の竜王戦、羽生善治名人を下して5連覇、永世竜王の名を勝ち取った棋士は?

〜答は最後、その前にブログの人気upにご協力を!ここをポチッと。

「教員辞めたいと思った」61%、という記事が、Z会が提供する『みんなでつくる「教育・子ども」ニュース』に投稿されていました。
http://edu-topics.com//entry?url=www.yomiuri.co.jp%2Fkyoiku%2Fnews%2F20081205-OYT8T00188.htm
おすすめ42人に対し、がっかり、が0人。
記事として共有したい方が多いのでしょうね。

ある意味「ほっ」としました。
教員の頑張り、忙しさ、記事を読んだ方はみんなわかってくださっているようですから。


一部の不祥事を起こす教員のために、行政から、あるいは保護者からの締め付けがどうもいままでよりもずっと厳しくなっているようです。
しかし教員には、ほんとうは

1分1秒でも子ども達に相対しておいてほしいものですよね。

教員の友人も沢山いる僕ですが…

以前より書類がグンと増えた…
保護者対応の時間が2倍以上になった…

そんな声を良く聞きます。
そして、子ども達と向かっている時間以外に時間をとられることで、子ども達への目が行き届かなくなり、子ども達へ適切な指導ができず、悪循環を引き起こす場合があります。

続きを読む...

問題は自分自身にあり。
[2008年12月17日(水) ]

<時事ネタ>
Q.第41回日本有線大賞、大賞を受賞したグループは?

〜答は最後、その前にブログの人気upにご協力を!ここをポチッと。

『人と企業の真の価値を高めるヒント』(大久保寛司/中央公論新社)を読んでいます。
「はじめに」はこんな出だしで始まります。少々長くなりますが引用いたします。

=========

「失われた十年」ですか?

バブル崩壊以降の日本経済の凋落は、このような表現で語られています。では、なぜこんなことになってしまったのでしょう。必要な改革は、どうしてできなかったのでしょうか。

理由は、簡単明瞭です。「変えたくない」「いまのままがいい」。このように考える人が多数を占めていたからです。

決して政治家だけでは、ありません。企業経営者の大多数も、口では変革の可能性をときながら、実際は「現状を維持せよ」という脳の指令に、素直に従って行動してきたのです。

 「責任を他者に求めるのは、やめましょう。そして、あなたの脳がなぜそんな信号を送り続けたのか、考えてみましょう」

私がまず申し上げたいのは、このことです。

=========

責任は他者にある…
自分には責任がない…

こんな思考回路が生み出した言葉が「失われた十年」という言葉なのかもしれません。

自分が今辛いのは、自分のせいじゃない、周りが悪かったんだ、と。


そう思いたいのはわかりますが、口にしすぎるのは、言い訳にすぎないばかりか、周りへの負の光線を撒き散らし、本人自身が「辛い環境」をさらに辛くしているわけです。
そしてまた「辛い環境」は本人だけではなく、周りにも影響するわけですから、勘弁してもらいたい。


「うちの企業にはお金がなくてできない。○○はいいなあ」

なんて言葉ばかりはいている人も、その人自身が「お金のない企業」を作っている元凶であること、気づくべきですね。
加えて、周りに負の光線を撒き散らし「迷惑」の因子となっていますので、「お金のない企業」の解決策として、あなた自身の給料を下げたらいかが?と提案したいくらいです。
続きを読む...

犯罪者に自分を投影する勇気。
[2008年12月16日(火) ]

<時事ネタ>
Q.好きな男性アナウンサーランキングで4連覇を果たしたアナウンサーは、どの局の誰?

〜答は最後、その前にブログの人気upにご協力を!ここをポチッと。

16日は1日出張で出歩いているため、15日のブログに続き連続で書いてしまいます!


『ドキュメント死刑囚』という書籍を取り寄せ、本日手元に届きました。
冒頭の方にこんな文章があります。

===
我々市民のほとんどは、凶悪事件の報道に接した時、「一歩間違えれば自分の子どもも被害にあっていたかもしれない」と、被害者の側に自分を投影する。しかし、逆に「自分も一歩間違えば宅間守になっていたかもしれない」と、犯罪を犯した側に自分を投影する人もこの社会には存在する。
===


幸いなことに、日本社会に生きるほとんどの人は、幸せな家庭で生まれ、育っています。

しかし、子どもは親を選べません。
生まれた地域も選べません。
生まれた家庭の経済状況もまた、子どもは選べません。


自分が罪を犯した人と同じ環境で育ったら…
ひょっとしたら罪を犯していたかもしれない…


犯罪者に同情するわけではありません。
ましてや、犯罪そのものを許すわけではありません。

ただ、犯罪者に自分を投影させることは、社会の膿に目をむけることで、膿のない社会をなんとか構築したい、という意志につながると、少なくとも僕は思っています。

だから僕は、犯罪心理について書かれた本は、目に付いたらものがあれば、読んでいます。
続きを読む...

ロフトワークさん、よろしく!
[2008年12月15日(月) ]

<時事ネタ>
Q.オフィシャルブログ「MICHAEL」で、ホノルルマラソンを完走したことを発表した女性タレントは?

〜答は最後、その前にブログの人気upにご協力を!ここをポチッと。


昨日のブログでも予告しましたが、今日大きな会議がありました。


そして、本日の会議で正式に、Z会のWebサイトにCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を導入し、その発注業者さんを

株式会社ロフトワーク

にすることが決まりました。
※Webの専門的な用語でごめんなさい。
ロフトワークさんの許可を得て本日のブログで企業名も出させていただいています(…というか、広告や宣伝展開と違い、今隠しておかなければいけないことでもないですしね)。

コンペに参加していただいた7つの業者さん…ほんとうにどこも、良い業者さんでした。
担当者の皆さん全員に、ありがとうといいたいです。
そして、どの業者さんとも「一緒に仕事したい!」という思いがあったのですが、様々な項目で比較検討した結果、ロフトワークさんが今のZ会の状態を踏まえ、やりたいことを一番効率的に達成できると感じました。

他の業者さんが悪かったわけではありません。
単に「今のZ会」と一番ご縁があったのがロフトワークさんだっただけ。
Webの担当をしていて思いますけど、ほんとにWeb業界の人、気持ちの良い人が多く、みんな熱心に、一生懸命に提案してくれました。
ほんとうにありがたかったです。


1ヵ月半ほど検討し、12月に入り、割と初旬に、Web担当者の間ではロフトワークさんに固めていましたが、それからいろいろな人に説明しなければいけないんですよ。
今回に関しては、Web担当者の間でとーーっても真剣に議論したんで、

「皆さんよく頑張って決めたね、後は任せたよ」

という返事が誰からも来る確信はありました。


逆に確信があったからこそ、最後の最後、今日の決定会議で、担当者のリーダーである自分の説明が下手になって、周りの納得を得られないのが最もまずくて…。
逆のプレッシャーがありました。無事終わってほっとしています。


実は他のプレッシャーもありまして。
続きを読む...

明日(15日)大事な会議を控えていまして…
[2008年12月14日(日) ]

タイトルの通りなため、今日はそちらに集中させてください。

結果はこのブログで報告できる…かも。


来年はネット啓発・教育活動をやるぞ!
[2008年12月13日(土) ]

<時事ネタ>
Q.GPファイナルでの活躍が続く日本のスケート勢。Jr.からも期待の星が。Jr.GP女子ファイナルで2位になった選手の名は?

〜答は最後、その前にブログの人気upにご協力を!ここをポチッと。

2009年1月号の『月刊 高校教育』に、「ケータイ利用における青少年保護と健全育成」と題し、モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)の投稿が掲載されています。
Z会はEMAの法人会員として、私自身が会社代表となって参加させていただいています。

ちょっとだけ裏話。
この記事は僕が、学事出版さんの編集者(←仲良し)さんとEMAを取り持ってできた記事なんです。


閑話休題。

ようやく「ネットリテラシー教育が必要だ」の波が、世の中に押し寄せてきたような感があります。
「子どもにネットを見せない」とするのではなく、「見せるときにどうするか」を考えるー
これが一番大事なんですよね。

「見せない」としても、止まりません。
ましてや、子どもであればあるほど、「悪ふざけ」をしてみたいものですから。
だから「悪ふざけ」をやると大変なことになる、人だけではなく自分もひどい目にあう…
ということを、伝えていかなければいけないんです。


「安心ネットづくり」促進協議会というのもできました。
こちらも参加させていただく予定になっています。
続きを読む...

他社の事例に学ぶ。
[2008年12月12日(金) ]

<時事ネタ>
Q.本日発表になった追加経済対策、減税だけ見ると1兆円規模ですが、雇用対策など含めた緊急予算など、総額では何兆円規模?

〜答は最後、その前にブログの人気upにご協力を!ここをポチッと。

ベネッセさんの記事を拝見しました。

中高生と“交換日記”で悩みをつかむ、顧客視点を強化し、「進研ゼミ高校講座」の受講者が6%増
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20081208/320957/

純粋に「いやーいいニュースですねー」と思いました。


大事なんですよ、お客さんを知るって。
そして、そのために、単なるアンケート調査を郵送してオシマイ、ってのではなく、常に交流を持ち、肌感覚で「わかっておく」ということは。

ベネッセさんはZ会のライバル会社ではありますが、こういうニュースは喜び、かつ、自社のサービスをもっとよくしたい!という気持ちにさせてくれますね。
続きを読む...

部下に雑用をやらせるな。
[2008年12月11日(木) ]

<時事ネタ>
Q.ベラルーシ選手のメダル剥奪により、北京オリンピックもメダリストとなったハンマー投げの室伏選手。メダルの色は金銀銅のどれ?

〜答は最後、その前にブログの人気upにご協力を!ここをポチッと。

といっても僕が「部下」の立場で思っていることじゃないですよ。
一応役職者ですので(苦笑)、その立場から見た考え方だと思っていただければ。


自分が欲しい資料、欲しいデータ…その収集を部下に命ずることが(一般的に)ありますよね。
もちろん、そういった命令自体が必要なときもあります。

しかし、その命令が単なる「雑用」に過ぎない場合もあります。

上司としては、次の2点を踏まえておくことが大事ではないでしょうか。


1.そこで収集してもらったデータは、単なる自分の興味・関心のレベルではなく、次のビジネスの目標や目的に明確につながる戦略なり戦術なりを、自分なりに想定して「必要」と感じたものであること。

よく「思いつき」で「これ調べておいて〜」なんていう上司、いませんか?
そこでいろいろ調べさせ、「その中に自分に必要なデータがあるかもしれない」程度に思っている上司。

言うまでもなくこれは最悪ですね。
こういう上司は、自分自身が勉強しない、だから自分自身が伸びていかない(得られたものだけを利用しているにすぎないので)、という結果を生むのは間違いありません。


2.データ収集の仕方を自らが把握していること

部下が収集したデータの数字をそっくりそのまま採用する上司も好ましくないと思っています。
※もちろん様々なやり取りの中で「信頼できる部下」と見抜いた上で「信じる」場合は別です。

このタイプの上司は、数字の根拠を説明できないので、突っ込まれると窮する。
もっと最悪な場合、数字が間違っていたら「なんでしっかり調べないんだ!」と怒る。
自分自身が調べることができない、にも関わらず。


この2点を抑えていれば、雑用を命じることそのものは「しょうがない」とは思います。
けれど、こういう雑用はできるだけ部下から取り除くようにするのが、本当の上司のやるべき姿。

だって雑用している時間は、本人の成長につながっていませんから。
続きを読む...

| 次へ