裁判員名簿記載者が実名で会見 制度廃止訴え来年5月に始まる裁判員制度で、候補者名簿に記載された東京都と千葉県の男性3人が20日、制度に反対する団体の呼び掛けに応じ、実名を出して都内で記者会見し「人を裁きたくない」などと制度廃止を訴えた。 裁判員法は、名簿記載者を特定できる住所や氏名などの個人情報を公にすることを禁止。ただ罰則はなく、都内の会社員男性(65)は「違反と知っていたが、反対の声を大きくしなければと考え参加した」と語った。 団体は、弁護士や文化人らが呼び掛け人となっている「裁判員制度はいらない!大運動」。事務局長の佐藤和利弁護士は「制度自体が憲法違反。廃止の声を結集させるため、あえて会見した」と説明した。 会見には、ほかに千葉県の無職男性(65)とコンサルタント男性(63)が参加。北海道と埼玉、神奈川県の3人の反対メッセージも実名で読み上げられた。
【共同通信】
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