記事の見出しへ

記事の検索へ

社会

“二日酔い運転”に注意! 飲酒事故、午前中に急増 

 飲酒運転が厳罰化された昨年九月以降、兵庫県内で夜間の飲酒運転が減少する一方、午前中に事故が多発していることが兵庫県警のまとめで分かった。飲酒しても睡眠をとれば酔いがさめるとする誤解から、二日酔い状態での危険な運転が横行しているとみられる。通勤・通学などで人通りの多い時間帯の事故も起きており、忘年会シーズンを迎え、県警は日中の飲酒運転の警戒も強化する。(斉藤絵美)

 県警交通企画課によると今年一-八月、飲酒運転者が原因の事故は百八十三件あり、改正道交法施行前の前年同期と比べると二十三件減ったという。

 時間別では、午前一時台で前年比十五件減の八件になるなど、飲酒運転が多くなる時間帯(午後七時-午前二時)で四十二件減少した。飲酒運転者への罰則が引き上げられ、同乗者らにも罰則適用が盛り込まれた改正道交法が影響しているとみられる。

 一方、午前中の事故は増加傾向にあり、午前八時から正午までの事故は今年計十六件と、前年の六件から大幅増となった。児童や生徒らが通学する午前七-十時だけみても十四件起きていた。

 同課は「厳罰化で飲酒運転は減ったが、二日酔いの状態で運転している人が多いのではないか」と分析する。

 社団法人「アルコール健康医学協会」(東京)によると、一般的に体重六〇キロの人では瓶ビール一本の飲酒でアルコール分を分解するのに約四時間かかる。ただ個人差があり、七時間程度かかった人もいるという。

 同課は「飲酒量や体調によっては、翌日でも飲酒運転になることを自覚してほしい」と呼び掛けている。

(12/21 08:55)

【おでかけQ&Aサイト】「おしえて 神戸」「ルミナリエ特集」NEW

神戸洋菓子職人Live! VISSEL兵庫の高校野球編集局から 読者から地才地創みんなの子育て スキップ21
47NEWS 参加社一覧
北海道新聞  |  室蘭民報  | 河北新報  | 東奥日報  | デーリー東北  | 秋田魁新報  | 山形新聞  | 岩手日報  | 福島民報  | 福島民友新聞  | 産業経済新聞  | 日本経済新聞  | ジャパンタイムズ  | 下野新聞  | 茨城新聞  | 上毛新聞  | 千葉日報  | 神奈川新聞  | 埼玉新聞  | 山梨日日新聞  | 信濃毎日新聞  | 新潟日報  | 中日新聞  | 中部経済新聞  | 伊勢新聞  | 静岡新聞  | 岐阜新聞  | 北日本新聞  | 北國新聞  | 福井新聞  | 京都新聞  | 神戸新聞  | 奈良新聞  | 紀伊民報  | 山陽新聞  | 中国新聞  | 日本海新聞  | 山口新聞  | 山陰中央新報  | 四国新聞  | 愛媛新聞  | 徳島新聞  | 高知新聞  | 西日本新聞  | 大分合同新聞  | 宮崎日日新聞  | 長崎新聞  | 佐賀新聞  | 熊本日日新聞  | 南日本新聞  | 沖縄タイムス  | 琉球新報  | 共同通信