「プロサッカーチームから契約金が入る」などのうそを信じ込ませて現金をだまし取ったとして、栃木県警小山署は19日、同県下野市、中学3年の男子生徒(15)を詐欺容疑で逮捕した。
発表によると、男子生徒は6月24日、小山市のゲームセンター駐車場で、下野市、無職男性(60)から現金50万円をだまし取った疑い。
男子生徒は、「僕はサッカーの選手で、プロチームに入る。契約金は6000万円くらいになる。父は米国で会社を経営している。今、50万円貸してくれれば、父が1000万円のお礼をする」とでたらめな話をしていた。
調べに対し、男子生徒は「金はゲームに使った」と供述している。
男子生徒はサッカー選手ではなく、父親も米国で会社経営はしていない。男性とは昨年秋、ゲームセンターで顔を合わせるようになった。金を渡した後に男子生徒と連絡が取れなくなったため、男性が被害届を出していた。男性は「ほかに数回、現金を渡した」と話しているという。
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