アンモニアの脱臭能力が活性炭に比べて約４３０倍――。新潟県の旧・山古志村等を拠点にする越後夢工房（新潟県長岡市、０２５８・３７・３７２２）が開発した脱臭液「ＭＫ―１」の脱臭能力の高さが注目されている。家畜排泄物や排水汚泥などの有機資源を利用したバイオマス利活用に注目が集まる一方で、周辺地域等対策として臭気対策に苦慮するケースは少なくない。このほど同社が開発した「ＭＫ―１」は、土壌改良剤や食品添加物を合成したもの。アンモニアと硫化水素の脱臭効果が特に高く、活性炭との比較では、アンモニアで約４３０倍、硫化水素で約１３６倍の脱臭能力を持つ。食品分析センターや生活科学研究所において、経口投与毒性、皮膚刺激性、眼粘膜刺激性の試験を行い、いずれもクリア。安全性も評価されている。