平成21年1月2日に皇居で予定されている新年一般参賀について、宮内庁は18日、天皇陛下と皇族方のお出まし回数を7回から5回に減らすと発表した。胃腸の炎症が確認された天皇陛下のご負担を軽減するための処置。23日の天皇誕生日の一般参賀は予定通り3回お出ましになる。
天皇陛下と皇族方は午前10時10分、同11時、同11時50分、午後1時、同1時50分の計5回、長和殿のベランダに立たれる。
希望者は午前9時半から午後3時10分までの間に皇居・正門(二重橋)から入り、参賀や記帳が終わった後、坂下、桔梗(ききょう)、乾の各門から出る。
21年の新年一般参賀に関して、宮内庁は8日付で、例年通り7回お出ましになると発表していた。しかし、天皇陛下のご体調への影響を考慮し、回数を減らすことにした。
平成に入り、新年一般参賀のお出まし回数は、皇太子ご夫妻のご成婚翌年の6年に1回増えたことはあったが、減ったのは初めて。
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