右翼団体「菊守青年同盟薫風桜花塾新潟県総本部」(新潟市東区)が街宣活動でかかった経費を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、新潟区検は5日までに、新潟市東区一日市の同団体代表、佐藤和基(56)と、当時の会計責任者だった同区桃山町、建設作業員、小山敏明(40)の両容疑者を政治資金規正法違反(虚偽記載など)の罪で新潟簡裁に略式起訴した。簡裁は佐藤被告らに対し、それぞれ罰金30万円の略式命令を出した。
起訴状によると、佐藤被告らは06年、街宣活動の際の道路使用許可料として少なくとも約2万円の経費がかかっているのに、同年の政治資金収支報告書に支出を「0円」と記載して県選管に提出した。【岡田英】
毎日新聞 2008年12月6日 地方版