来年5月に始まる裁判員制度で、候補者通知を受け取った男性ら3人が20日、東京・千代田区で記者会見を開き、制度への反対を表明した。 候補者通知を受け取った65歳の男性「私は裁判員になりたくありません」
候補者通知を受け取った63歳の男性「もし、冤罪(えんざい)を裁いて死刑にした時、苦悩とか後悔を当然負わされる」
会見した3人のうち1人は通知書を送り返し、2人は呼び出された場合、裁判所で拒否を伝えると話している。
裁判員法では、裁判員候補者が名前など個人を特定できる情報を公にすることを禁止している。しかし、男性らはあえて実名と顔を出して制度への反対を表明したかった、と主張している。
一方、最高裁によると、裁判員候補者のうち4割から辞退理由などを書いた調査票が返送されてきたという。